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FRB実験ログ #40 — 紙やすり#60が低周波問題を解決した日

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Last updated at Posted at 2026-05-03

FRB実験ログ #40 — 紙やすり#60が低周波問題を解決した日

■ はじめに

正直に言う。

低周波は、難しいと思っていた。

感じにくい。
再現しにくい。
評価もしにくい。

これまで、

  • ジェルボール
  • 接触構造の工夫
  • 入力の調整

いろいろ試してきた。

しかし——

👉 あっさり解決した。


■ 結論

👉 紙やすり#60

これだけだった。


■ 起きたこと

割りばしカーボングリップ(WCG)に対して、

👉 #60番手での粗加工

を実施した。

さらに、

👉 ミニリング3点すべてにも同様の加工

を施した。

image.png


その結果——

👉 10Hz以下の振動でも余裕で感じられるようになった。

■FRB 人間知覚帯域マップ の 開始周波数 訂正 (20Hz⇒1Hz)

image.png

しかも、

👉 ジェルボールなしで成立


■ フローリング擦りでの変化

特に顕著だったのがフローリング擦り。

👉 “ピリピリ”としたエッジの効いた振動

が明確に出るようになった。


■ 何が起きているのか

これは振動が増えたわけではない。

👉 低周波が感じられる形に変換された

と考えるのが自然である。


低周波は本来、

  • ゆっくりしている
  • 変化が少ない
  • なめらか

という性質を持つため、

👉 そのままでは知覚しにくい


しかし今回、

粗い表面(#60)によって

👉 微細な“引っかかり”が発生


さらに、

👉 ミニリング3点による多段構造

によって

👉 変化が細かく刻まれる


その結果、

👉 低周波が“イベント”として認識できるようになった


■ 構造として整理すると

低周波入力
 ↓
ミニリング①(エッジ)
 ↓
ミニリング②(エッジ)
 ↓
ミニリング③(エッジ)
 ↓
指

👉
ゆっくりした変化が、分解されて届く


■ WCG V2完成

これにより、

割りばしカーボングリップは

👉 “知覚ブースト構造”として成立した


  • 低域:感じられる
  • 中域:読みやすい
  • 高域:エッジで認識

👉
全帯域がつながった


■ 重要な気づき

👉
低周波は弱いのではない。

👉
人間が認識できていなかっただけである。


■ FRB的まとめ

今回の結果は、

👉 感度=振動量ではない

という前提を、さらに強く裏付けるものとなった。


👉
感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。


■ おわりに

実は、紙やすりの話は以前にも出ていた。

しかし、その時は重要性に気づかなかった。

そして今日、

👉 ようやく意味がつながった。


👉 低周波問題は、構造で解決できる。

👉 情報量が多すぎると感じれば、紙やすりの番手を上げて再加工すればすむ!


(続く)


感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造であり、
その成立は伝達条件と選択構造の最適化によって決まる。

感度は分かち合って初めて本物になる

ロッド感度ベンチマーク(Fishing Rod Benchmark[FRB]) Home


■設計メモ(2026/5/3追加)

紙やすり#60によるエッジ効果は、
現行のFFTベースの計測では明確に捉えることができない。

これは振動が存在しないのではなく、
検出対象が異なるためである。

今回の現象は、周波数ではなく、
接触によって生じる微細な変化(トランジェント)であり、
今後は時間軸を含めた評価が必要になる可能性がある。

■ 結論

👉
「#60エッジは測れない」のではなく

👉
“今の指標では見えてないだけ”


■ 何が起きてるか(整理)

今のエッジ👇

  • 短い
  • 細かい
  • 非周期
  • 瞬間的

今のFFTベースは👇
👉
“音程(周波数)を見る”ツール


でも#60エッジは👇

👉
“アタック(瞬間変化)”


■ つまり別物

要素 見てるもの
今のFFT 周波数構造
#60エッジ 時間変化(トランジェント)

👉
Phase1だけでは不十分
👉
“時間軸”が必要

👉 Flux
👉 Attack
👉 ピークの揺れ

👉
今の装置は“振動計”
👉
#60は“摩擦イベント”
👉
測る対象が違う

■ 将来のFRB

Phase1:周波数(和音)
Phase1.5:トランジェント(エッジ)
Phase2:入力応答

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