FRB実験ログ #60 — ハイエンドロッドBヒーロー化計画 ~ ダメ男返上物語 ~ 第1話
※本記事は、筆者所有個体・筆者室内環境・筆者構成による比較メモです。
また、本比較は改造状態を含む個体比較であり、メーカー公式性能評価を目的としたものではありません。
■ はじまり
最近、少し気になっていた。
ハイエンドロッドBくん。
どうも最近、
👉 「ダメ男くん」
みたいな扱いを受け始めている気がする。
FRBの高域系テストでは、
- ルアーニスト改
→ ジンジン感
→ 情報量
→ エッジ感
が非常に分かりやすく出る。
一方、
ハイエンドロッドBは、
- 綺麗
- 整っている
- でも刺さらない
という、
少し不利な立場になり始めていた。
しかし。
私は知っている。
ハイエンドロッドBには、
優れた何かある。
そこで始まった。
■ ハイエンドロッドBヒーロー化計画
■ 今回の狙い
今回やりたかったのは、
👉 「改造の影響をできるだけ除いた比較」
である。
ルアーニスト改は、
現在かなり広範囲に改造が入っている。
- 銅テープ
- リング
- グリップ構造
- 各種振動エフェクター
など、
もはや「改」どころではない。
そのため今回は、
👉 なるべく改造されていない区間同士
を比較したかった。
■ 実験条件
入力
- スピーカーN4P2接触入力
- ステンレス擦り風味の基準振動音
接触位置
- トップガイドのグリップ側 約5cm付近裏側をN4P2へ接触
計測位置
- グリップからトップ側へ約5cm付近裏側
■ 比較対象
- ルアーニスト改
- ハイエンドロッドB
■ 予想
正直に言う。
今回は、
👉 ハイエンドロッドBの
有名メーカー系カーボン素材の優秀さ
を露出させてやろうと思っていた。
つまり、
👉 「素材としての強さ」
を見たかった。
■ 結果
しかし。
思ったほど差が出なかった。
しかも体感としては、
ルアーニスト改
- 振動量は大きい
- 派手
- 分かりやすい
- しかし少し雑味を感じる
ハイエンドロッドB
- 振動量は少し控えめ
- しかしリアリティがある
- 綺麗
- 自然な感じがある
という結果になった。
■ 「あれ?」が始まる
ここで少し違和感が生まれる。
本来の狙いは、
👉 「未改造区間だけの比較」
だった。
しかし、冷静に考える。
ルアーニスト改には、
👉 計測範囲外に大量の銅テープが存在している。
すると可能性として、
- 振動反射
- 減衰
- 戻り波
- 振動整流
などが、
計測区間へ戻ってきている可能性がある。
■ 仮説
つまり今回見ていたものは、
- 局所区間の素材特性
だけではなく、
👉 ロッド全体の振動構造
だった可能性がある。
■ 重要な気づき
今回かなり大きかったのはここ。
👉 ロッド感度は、
局所だけでは完結しない可能性
振動は、
- 伝わる
- 反射する
- 減衰する
- 混ざる
- 戻ってくる
つまり、
👉 ロッド全体が一つの振動システム
として動いている可能性がある。
■ FRB的に見ると
今回の結果は、
単なる
👉 「どっちが上か」
ではない。
むしろ、
👉 「なぜハイエンドロッドBの良さが露出しにくいのか?」
を考え始めたことで、
- 反射波
- 減衰
- 全体系
- 構造的リアリティ
- 自然な残響
など、
新しい視点が見え始めた。
■ 面白い構図
ルアーニスト改は、
👉 分かりやすいヒーロー
である。
- 派手
- 強い
- 差が見えやすい
- 反応が大きい
一方、
ハイエンドロッドBは、
👉 理解が進まないと良さが見えにくいヒーロー
なのかもしれない。
■ オーディオっぽい世界
これは少し、
オーディオの世界にも似ている気がした。
最初は、
👉 派手で刺激的な音
が「すごい」と感じる。
しかし理解が進むと、
- 自然さ
- 音場
- 残響
- 空気感
- 分離感
のような方向へ、
感覚が変わっていく。
今回のハイエンドロッドBは、
少しそんな存在に見え始めている。
■ 今後やりたいこと
今回の結果を受けて、
今後は以下を試してみたい。
・反射波影響を減らした比較
- 計測位置変更
- 接触位置変更
- 減衰条件変更
・局所比較
- より短い範囲比較
- トップ側限定比較
- グリップ側限定比較
・残響構造の可視化
- 第2波
- ぷるぷる残響
- 自然減衰
- 帯域ごとの収束速度
■ 今日の結論
今回、
ハイエンドロッドBの
「素材の優秀さ」を露出させようとした。
しかし結果として起きたのは、
👉 ロッド全体の振動構造という、
さらに面倒な世界の入口だった。
でも、
それが面白い。
ハイエンドロッドBの良さを理解しようとすることで、
👉 自分自身の振動理解が深まっていく
そんな感覚がある。
■ 最後に
ハイエンドロッドBは、
まだダメ男ではない。
たぶん今は、
👉 まだ理解されていないだけ
である。
そしてFRBは今、
👉 「どれだけ感じるか」
から、
👉 「どう感じるか」
の世界へ、
少しずつ踏み込み始めている。
感度は分かち合って初めて本物になる
感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。
FRBは、ロッドの「優劣」を決めるためではない。
「基準振動」を用いて、ロッドごとの振動構造差分を比較・可視化し、選択と体験共有のための共通言語を目指している。
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