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FRB実験ログ #60 — ハイエンドロッドBヒーロー化計画 ~ ダメ男返上物語 ~ 第1話

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Last updated at Posted at 2026-05-17

FRB実験ログ #60 — ハイエンドロッドBヒーロー化計画 ~ ダメ男返上物語 ~ 第1話

※本記事は、筆者所有個体・筆者室内環境・筆者構成による比較メモです。
また、本比較は改造状態を含む個体比較であり、メーカー公式性能評価を目的としたものではありません。


■ はじまり

最近、少し気になっていた。


ハイエンドロッドBくん。


どうも最近、

👉 「ダメ男くん」

みたいな扱いを受け始めている気がする。


FRBの高域系テストでは、

  • ルアーニスト改
     → ジンジン感
     → 情報量
     → エッジ感

が非常に分かりやすく出る。

一方、

ハイエンドロッドBは、

  • 綺麗
  • 整っている
  • でも刺さらない

という、
少し不利な立場になり始めていた。


しかし。


私は知っている。


ハイエンドロッドBには、
優れた何かある。


そこで始まった。


■ ハイエンドロッドBヒーロー化計画


■ 今回の狙い

今回やりたかったのは、

👉 「改造の影響をできるだけ除いた比較」

である。


ルアーニスト改は、
現在かなり広範囲に改造が入っている。

  • 銅テープ
  • リング
  • グリップ構造
  • 各種振動エフェクター

など、

もはや「改」どころではない。


そのため今回は、

👉 なるべく改造されていない区間同士

を比較したかった。


■ 実験条件

■計測概要図
image.png

入力

  • スピーカーN4P2接触入力
  • ステンレス擦り風味の基準振動音

接触位置

  • トップガイドのグリップ側 約5cm付近裏側をN4P2へ接触

計測位置

  • グリップからトップ側へ約5cm付近裏側

■ 比較対象

  • ルアーニスト改
  • ハイエンドロッドB

■ 予想

正直に言う。


今回は、

👉 ハイエンドロッドBの
 有名メーカー系カーボン素材の優秀さ

を露出させてやろうと思っていた。


つまり、

👉 「素材としての強さ」

を見たかった。


■ 結果

image.png

しかし。


思ったほど差が出なかった。


しかも体感としては、

ルアーニスト改

  • 振動量は大きい
  • 派手
  • 分かりやすい
  • しかし少し雑味を感じる

ハイエンドロッドB

  • 振動量は少し控えめ
  • しかしリアリティがある
  • 綺麗
  • 自然な感じがある

という結果になった。


■ 「あれ?」が始まる

ここで少し違和感が生まれる。


本来の狙いは、

👉 「未改造区間だけの比較」

だった。


しかし、冷静に考える。


ルアーニスト改には、

👉 計測範囲外に大量の銅テープが存在している。


すると可能性として、

  • 振動反射
  • 減衰
  • 戻り波
  • 振動整流

などが、

計測区間へ戻ってきている可能性がある。


■ 仮説

つまり今回見ていたものは、


  • 局所区間の素材特性

だけではなく、


👉 ロッド全体の振動構造


だった可能性がある。


■ 重要な気づき

今回かなり大きかったのはここ。


👉 ロッド感度は、
 局所だけでは完結しない可能性


振動は、

  • 伝わる
  • 反射する
  • 減衰する
  • 混ざる
  • 戻ってくる

つまり、

👉 ロッド全体が一つの振動システム

として動いている可能性がある。


■ FRB的に見ると

今回の結果は、

単なる

👉 「どっちが上か」

ではない。


むしろ、

👉 「なぜハイエンドロッドBの良さが露出しにくいのか?」

を考え始めたことで、

  • 反射波
  • 減衰
  • 全体系
  • 構造的リアリティ
  • 自然な残響

など、

新しい視点が見え始めた。


■ 面白い構図

ルアーニスト改は、

👉 分かりやすいヒーロー

である。


  • 派手
  • 強い
  • 差が見えやすい
  • 反応が大きい

一方、
ハイエンドロッドBは、

👉 理解が進まないと良さが見えにくいヒーロー

なのかもしれない。


■ オーディオっぽい世界

これは少し、
オーディオの世界にも似ている気がした。


最初は、

👉 派手で刺激的な音

が「すごい」と感じる。


しかし理解が進むと、

  • 自然さ
  • 音場
  • 残響
  • 空気感
  • 分離感

のような方向へ、
感覚が変わっていく。


今回のハイエンドロッドBは、
少しそんな存在に見え始めている。


■ 今後やりたいこと

今回の結果を受けて、
今後は以下を試してみたい。


・反射波影響を減らした比較

  • 計測位置変更
  • 接触位置変更
  • 減衰条件変更

・局所比較

  • より短い範囲比較
  • トップ側限定比較
  • グリップ側限定比較

・残響構造の可視化

  • 第2波
  • ぷるぷる残響
  • 自然減衰
  • 帯域ごとの収束速度

■ 今日の結論

今回、
ハイエンドロッドBの
「素材の優秀さ」を露出させようとした。


しかし結果として起きたのは、

👉 ロッド全体の振動構造という、
 さらに面倒な世界の入口だった。


でも、

それが面白い。


ハイエンドロッドBの良さを理解しようとすることで、

👉 自分自身の振動理解が深まっていく

そんな感覚がある。


■ 最後に

ハイエンドロッドBは、
まだダメ男ではない。


たぶん今は、

👉 まだ理解されていないだけ

である。


そしてFRBは今、

👉 「どれだけ感じるか」

から、

👉 「どう感じるか」

の世界へ、
少しずつ踏み込み始めている。


感度は分かち合って初めて本物になる

感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。

FRBは、ロッドの「優劣」を決めるためではない。
「基準振動」を用いて、ロッドごとの振動構造差分を比較・可視化し、選択と体験共有のための共通言語を目指している。

ロッド感度ベンチマーク(Fishing Rod Benchmark[FRB]) Home


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