FRB実験ログ #17 — ただの擦りには戻れなくなった
※本記事は実験・検証段階の記録である(FRB v0.x-draft)
■ 概要
今回、FRB Phase1 の入力素材として
ぐちゃぐちゃにしたアルミ箔を試した。
構造としては、
- 床の上にアルミ箔を敷く
- モンキーに巻いたアルミ箔のはみ出し部分を擦る
- ステンレス板は主入力ではなく、擦るラインをずらさないための補助として使う
という形で行った。
その結果、
不規則でありながら比較可能な入力が成立した。
しかも、ただのザラザラではない。
海の中にいるような感覚が出た。
■ 背景
もともと、FRB Phase2 のベーステストとして、
アルミ箔を糸に接触させる
という方向性には可能性を感じていた。
しかし、この方法には問題があった。
それは、
入力が一定にならず、ロッド比較が難しい
という点である。
アルミ箔は面白い。
だが、自由度が高すぎる。
そのため、比較条件としては不安定だった。
■ 今回の発見
そこで今回、
アルミ箔を床に敷いて擦る
という形に変えた。
すると、
- 床によって擦る軌道が安定する
- アルミ箔の不規則性は残る
- ロッド間比較がしやすくなる
という状態になった。
つまりこれは、
ランダムな入力を、比較可能な形に固定した
ということになる。
■ 体感
今回の入力は、
ぷるぷる系ではなく、ザラザラ系だった。
ただし、
単なるノイズ感ではない。
クリアファイルメガホン
を通して聞くと、
リアルに海の中にいる感じ
がでた。
■ ロッド差
この入力では、
ルアーニスト改とハイエンドロッドBの違いが非常に鮮明に出た。
特に印象的だったのは、
- 音色に近い違いがあること
- ルアーニスト改の方が振動が鋭く感じられること
である。
単純な振動量の差というより、
入力の中から何を立たせるかの違い
が見えている感覚があった。
このため、
この“鋭さ”を可視化したい
という思考に至った。
■ 意味づけ
今回の発見は、
単に「アルミ箔が面白かった」という話ではない。
重要なのは、
これまで比較が難しかった不規則入力を、Phase1の中で比較可能にした
ことである。
さらに、この結果から見えてきたのは、
Phase1素材は単に
- 低域
- 中域
- 高域
を分けるだけではなく、
どんな“ゆらぎ”を作るか
という観点でも見られる可能性がある、ということだ。
■ 仮説
今回のアルミ箔入力は、
海っぽいゆらぎを持つ入力素材
として機能している可能性がある。
もしそうであれば、
今後はアルミ箔だけでなく、
- 絨毯
- フローリング
- その他の素材
についても、
どんな環境感・ゆらぎを作るか
という視点で再評価できるかもしれない。
■ 現時点の整理
今回の時点で言えることは、以下の通りである。
- アルミ箔を糸に直接当てる方式は比較が難しかった
- アルミ箔を床に敷くことで、比較可能な入力に変わった
- その結果、ロッド差が鮮明に見えた
- 体感として「海の中にいる感じ」が出た
- Phase1は、周波数帯を見るだけでなく、ゆらぎを作り込む方向へ広がる可能性がある
■ 結論
今回の発見により、
ただの擦りには戻れなくなった。
Phase1は、単に振動を出すための試験ではなく、
体験を作り込む入力設計の場
になり始めている。
今後は、
Phase1で“ゆらぎ”を探す
という視点が重要になるかもしれない。
■ メモ
- 今回は深掘りしすぎず、発見の固定を優先
- 他素材への展開は今後ゆっくり検討
- まずは「ぐちゃぐちゃ」が一つのヒントになっている
感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。
感度は分かち合って初めて本物になる
ロッド感度ベンチマーク(Fishing Rod Benchmark[FRB]) Home