FRB実験ログ #52 — FRB的 低周波マインドフルネス瞑想 — 接触条件という新しい実験テーマが生まれた日
概要
今回、新しい実験テーマが生まれた。
きっかけは、在宅勤務中に強い疲労感を感じ、
フローリングの上に仰向けになったことだった。
そのまま、
を組み合わせて、
FRB的 低周波マインドフルネス瞑想
のような状態を試してみた。
(*1)今年のゴールデンウィーク頃より「指先」を机とか壁に接触させて意識を集中させると環境振動らしき振動を感じるようになっていた。
結果として、低周波なのか、環境振動なのか、身体側の共振なのかはまだ分からない。
しかし、
振動に集中することで、疲労感が軽くなったように感じた。
もちろん、これは医学的な効果を示すものではない。
ただ、FRBの観点では非常に重要な体験だった。
なぜなら今回、
接触条件によって、感じる振動が変わる
という現象を、身体側で強く感じたからである。
今回の体験
没入型骨伝導共振棒マウスピースを歯でくわえた状態で、
噛む力を変えてみた。
すると、体感としては次のような変化があった。
-
強く噛む
- 音量感が上がる
- 周波数が高くなるように感じる
-
弱く噛む
- 音量感が下がる
- 周波数が低くなるように感じる
さらに、指先をフローリングに当てた状態でも、
押し付ける力を変えることで、感じる振動が変わるように感じた。
つまり、
噛む力
指先の押し付け圧
といった接触条件が、
知覚される振動構造に影響している可能性がある。
FRB的に見えたこと
今回の体験は、単なるリラックス体験ではない。
FRB的には、
接触条件は、測定結果そのものを変える可能性がある
という問題提起である。
ロッド計測に置き換えると、これは非常に重要になる。
例えば、センサーをロッドに接触させるとき、
- 強く押し付ける
- 弱く当てる
- 緩衝材を挟む
- 遊びを作る
- 点接触にする
- 面接触にする
これらの違いによって、
計測できる周波数帯や振動量が変わる可能性がある。
つまり、
ロッドの違いを測っているつもりが、接触条件の違いを測っている可能性がある。
これはFRB規格化において、かなり重要な課題である。
次の実験テーマ
今回生まれた次の実験テーマはこれである。
接触条件を変えたとき、計測される振動構造はどの程度変化するのか。
具体的には、以下を確認したい。
- センサーの押し付け圧を変える
- 緩衝材の有無を変える
- 緩衝材の硬さを変える
- 接触面積を変える
- 固定強度を変える
- 遊びの有無を変える
そして、それぞれの条件で、
- 低域
- 中域
- 高域
- PeakHz
- Flux
- Band Timeline
- Sweep Trace
がどのように変化するかを確認する。
規格化への課題
FRBを規格として成立させるためには、
入力条件だけでなく、
接触条件
も定義する必要がある。
たとえば、
- センサーをどこに置くのか
- どの程度の力で接触させるのか
- 固定するのか、軽く当てるのか
- 緩衝材を使うのか
- 使うなら素材と厚みは何か
これらを整理しないと、
測定結果の比較可能性が崩れてしまう。
逆に言えば、
接触条件を制御できれば、
FRBは一段階進む。
今回の結論
今回の体験から見えてきたことはシンプルである。
振動は、入力だけで決まらない。
振動は、
- 入力
- 伝達構造
- 接触条件
- 観測者側の知覚状態
によって変わる。
FRBではこれまで、ロッド側の振動構造を見ようとしてきた。
しかし今回、
測定する側の接触条件も、振動構造の一部である
という視点が生まれた。
これは、今後のFRB規格化において重要な検証テーマになる。
今後
次にやるべきことは、
接触条件を変えた比較実験
である。
まずは単純に、
同じロッド、同じ入力で、
センサーの接触状態だけを変える。
そのとき、どの帯域が増えるのか。
どの帯域が消えるのか。
PeakHzは動くのか。
Fluxは変わるのか。
これを確認する。
今回の体験は、ただの思いつきではない。
FRBにとって、
接触条件という新しい実験テーマが生まれた日
だった。
感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。
感度は分かち合って初めて本物になる
FRBは、ロッドの「優劣」を決めるためではなく、
ロッドごとの「違い」を比較し、選択するための共通言語を目指している。
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