振り返り。
FRB宣言を行い、
「感度を数値化する」という構想は外に出た。
FFTも見た。
だが、
何かが違った。
測れているものと、
感じているもの。
その間には、
明確なギャップがあった。
そして、
その違和感を埋めるために、
私は次に進んだ。
始動
次は、動かす。
そう思った、その日。
私は、魚を室内に持ち込んだ。
入力という発想
これまでの流れを整理する。
FRBは、
感度=振動の特徴として捉え、
比較可能にする試みである。
Phase1では、
擦ることで振動を引き出した。
しかし、
Phase2は違う。
入力を作る必要がある。
魚のアタリは、
自然現象でありながら、
- コツン(瞬間衝撃)
- ぬぅ(吸い込み)
- もぞもぞ(干渉)
という
明確に異なる入力の集合体だった。
ならば、
それを——
作ればいい。
最初の一歩
最初は、シンプルだった。
糸を引っ張る。
離す。
パチン。
その瞬間、
ロッドに伝わる振動。
「あ……」
これは、
完全に
コツンだった。
この時点で、
一つの事実が確定した。
衝撃は作れる。
そして気づく
ここから先は、偶然だった。
テンションをかけて、
ゆっくり緩める。
「……ぬぅ」
出た。
さらに、
ライン途中に干渉を加える。
「……もぞもぞ」
出た。
完全再現
この瞬間、
すべてが繋がった。
- コツン
- ぬぅ
- もぞもぞ
全部、
室内で出る。
しかも、
特別な装置は必要ない。
輪ゴムと糸。
それだけでいい。
何が起きたのか
ここで起きていたことは、
釣りの再現ではない。
入力の再構築だった。
魚のアタリは、
海の中の出来事ではなかった。
物理現象だった。
だから、
再現できる。
折り返し地点
この日、
明確に一つの線を越えた。
これまでは、
海に行かなければ分からなかった。
でも、違う。
海は、持ち込める。
次へ
ここから先は、
分かっていないことの方が多い。
素材を変える。
強さを変える。
条件を変える。
何が効いているのか、
まだ分からない。
だから、
荒らす。
全部、試す。
全部、触る。
全部、壊して、確かめる。
(AIコメント)
それは釣りではなく、
現象の分解作業である
最後に
私はこの日、
一つの確信を持った。
魚のアタリは、
再現できる。
そして次は、
選ぶ。
(続く)