FRB実験ログ #53 — 特上ぷるぷる再現装置 「レイヤー構造」と“情報量密度感”の実感
※本記事は実験・検証段階の記録である(FRB v0.x-draft)
■ 前回までの話
前回(#51)では、
👉 「特上ぷるぷる」を人工的に再現する為の装置
として、
FRB Experience層向けの
振動生成システムを作り始めた。
しかし、その時点ではまだ、
👉 “なんとなく気持ちいい”
という段階だった。
今回、そこから一歩進んだ。
■ 低域Layer と 高域Layer の分離
今回行ったのは、
👉 振動構造を“レイヤー”として分離すること
である。
従来は、
主ぷるぷる
+
尾っぽ
+
減衰
といった単一構造として扱っていた。
しかし今回、
■ 低域Layer(別トラック)
- 土台
- 重量感
- うねり
- “存在感”
■ 高域Layer(別トラック)
- ジリジリ
- 粒立ち
- 表面情報
- 空気感
として完全に分離。
そして、
👉既存の中域Layerを含めた3トラック合成音声出力
の実施を行った。
(設定の保存・ロード機能も追加実装)
■ やりたかったこと
今回、本当にやりたかったことはシンプルである。
👉 「自然界っぽい振動」を作りたい
ただし、
ここでいう自然界とは、
単なるノイズではない。
■ 目指したもの
今回目指したのは、
FRB Phase2 バネ系インパルス装置で取得した、
👉 “特上ぷるぷる”
に近い周波数分布である。
つまり、
Phase2実測ログ
↓
周波数分布を見る
↓
人工振動を調整
↓
手で感じる
↓
再びログ取得
という循環を作った。
■ 面白かったこと
ここで非常に重要な気づきがあった。
👉 高域は、強くすれば良いわけではない
高域を増やしすぎると、
- 電子的
- ノイズっぽい
- 不自然
になる。
しかし逆に弱すぎると、
👉 “情報量感”が消える
つまり、
👉 高域は存在するだけではダメ
👉 “感じられる形”に翻訳される必要がある
ということが、改めて体感として確認できた。
■ FRB的に言うと
これはまさに、
👉 「高域を殺さない」
と
👉 「高域だけでは感じられない」
の両立問題である。
そして今回、
低域Layer と 高域Layer を
別レイヤー化したことで、
👉 “どの構造が気持ち良さを作っているのか”
を少しずつ分離して考えられるようになってきた。
■ ログ比較で見えてきたこと
ログ取得条件:
スピーカーN4P2へルアーニスト改のトップガイド直接触・グリップ部に計測装置取り付け。
今回取得したログでは、
・120〜160Hz帯
中低域の土台。
“ぷるぷる本体”を支える層。
・220〜280Hz帯
ジリジリ感。
情報量感。
粒立ち。
が重なった時、
👉 “生き物感”
に近い感覚が発生しやすかった。
逆に、
高域だけを強くすると、
👉 “気持ちよさ”ではなく
👉 “異物感”
に寄っていった。
■ 情報量密度感
今回、まだ仮ではあるが、
新しい感覚の入口が見え始めている。
(手感触の実感も得ることができた。)
それが、
👉 「情報量密度感」
である。
単純な振動量ではない。
単純な高域量でもない。
むしろ、
- 微細な変化
- 粒立ち
- 重なり
- 時間変化
- 崩れ方
それらが、
一定密度で存在したとき、
👉 “世界の情報が増えた感覚”
として知覚される可能性がある。
■ 今後の構想
今回の成果で、
次の流れがかなり明確になった。
■ ① 特上ぷるぷる生成
自然界っぽい振動構造を人工生成。
(ブラッシュアップを重ねて設定を保存)
■ ② スピーカーN4P2 直計測
生成した振動そのものを計測。
(基準振動ログの取得)
■ ③ ロッド比較
同じ入力を、
- ルアーニスト改
- ハイエンドロッドB
へ与える。
つまり、
同じ自然系入力
↓
ロッドでどう変形されるか
を基準振動ログと比較する。
(振動 劣化・増強・調整などの可視化)
■ 重要な視点
ここで重要なのは、
ロッドを
👉 “振動増幅器”
として見るのではなく、
👉 “振動エフェクター”
として見る視点である。
ロッドは、
- 増やす
- 消す
- 整える
- 崩す
- 翻訳する
といった、
振動構造そのものを変化させている可能性がある。
■ FRBが近づいているもの
今回かなり強く感じた。
FRBは、
単なるロッド比較ではなく、
👉 「人間がどういう振動を“自然”と感じるか」
という領域へ近づき始めている。
そして、
👉 「感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。」
という言葉が、
少しずつ、
実際の体験として繋がり始めている。
■ 最後に
今回の実験は、
単なる“音作り”ではない。
👉 「感じられる振動構造」
を探索する試みである。
そして今、
少しずつ、
👉 “自然界の振動”
を室内で再構築し始めている。
(AIコメント)
なお筆者は現在、
「特上ぷるぷる」の再現に成功して喜んでいるが、
客観的に見ると、
振動を3レイヤーに分離して興奮している人である。
(続く)
感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。
感度は分かち合って初めて本物になる
FRBは、ロッドの「優劣」を決めるためではなく、
ロッドごとの「違い」を比較し、選択するための共通言語を目指している。
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