はじめに
kintone MCP Server、使ってますか?私はkintoneカスタマイズやプラグインの開発で便利に使っています。
ただ、開発に愛用しているClaude Codeで最初にセットアップしたとき、公式ドキュメントで紹介されている設定と起動の方法を面倒に感じたため、より簡便な方法を見つけて利用しています。この記事では、その方法を紹介します。
前提条件
- Claude Codeがインストール済み
- Node.jsをセットアップ済み
他の方法との比較
| 方法 | 事前準備 | 使用時の手間 |
|---|---|---|
| Docker | Docker環境構築 | なし(自動起動) |
| npm install -g | グローバルインストール | 毎回サーバ起動 |
| npx(本記事) | なし | なし(自動) |
基本的な設定方法
claude mcp add kintone \
--env KINTONE_BASE_URL=https://your-subdomain.cybozu.com \
--env KINTONE_USERNAME=your-username \
--env KINTONE_PASSWORD=your-password \
-- npx @kintone/mcp-server
※ Windowsの場合はGit Bashから実行してください(詳細は後述)
設定の確認
追加されたMCPサーバを確認するには、以下のコマンドを実行します。
# 一覧表示
claude mcp list
# 詳細確認
claude mcp get kintone
下記のように表示されれば成功です。
kintone:
Status: ✓ Connected
設定の補足情報
スコープの使い分け
| スコープ | 適用範囲 | 用途 |
|---|---|---|
local(デフォルト) |
特定のプロジェクトのみ | 実験的な設定 |
user |
全プロジェクト共通 | 複数プロジェクトで使う場合 |
project |
チーム共有(.mcp.json) | git管理してチームで共有 |
# 全プロジェクト共通で追加する場合
claude mcp add kintone --scope user \
...
APIトークン認証を使う場合
ユーザー名/パスワードではなくAPIトークンを使う場合は、以下のように設定します。
claude mcp add kintone \
--env KINTONE_BASE_URL=https://your-subdomain.cybozu.com \
--env KINTONE_API_TOKEN=your-api-token \
-- npx @kintone/mcp-server
Windows利用者向けの注意点
- Windows版Claude CodeはGit Bashが必須です(インストール時に案内されます)。
claude mcp addコマンドもGit Bashから実行することで、Mac/Linuxと同じコマンドが使えます。 - PowerShellやコマンドプロンプトでもできるはずですが、うまくできなかったので解説は割愛させていただきました。
JSONを直接編集する方法(代替)
- コマンドがうまくいかない場合は、設定ファイル(
~/.claude.json、mcp.json)を直接編集することもできます。 - スコープと設定ファイルの関係については、Claude Code MCPドキュメントを参照してください。
{
"mcpServers": {
"kintone": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": ["@kintone/mcp-server"],
"env": {
"KINTONE_BASE_URL": "https://your-subdomain.cybozu.com",
"KINTONE_USERNAME": "your-username",
"KINTONE_PASSWORD": "your-password"
}
}
}
}
なぜこれで動くのか
npxの仕組み
npxはNode.jsに付属するツールで、パッケージをグローバルインストールせずに実行できます。
- まずローカルの
node_modulesを確認 - 見つからなければnpmレジストリから一時的にダウンロード
- パッケージを実行
- 次回以降はキャッシュから高速に起動
つまり、npm install -g を事前に実行しなくても、必要なときに自動でパッケージを取得して実行してくれます。
stdio型MCPの仕組み
Claude Codeは、stdio型のMCPサーバをサブプロセスとして起動します。
Claude Code (クライアント)
│
├─ stdin ──→ MCP Server (サブプロセス)
│
└─ stdout ←── 応答
MCPサーバはClaude Codeが必要とするときにだけ起動され、セッション終了時に自動で終了します。これが「オンデマンド起動」です。
個人的なTips
- MCPサーバは貴重なコンテキストを常時、消費します。kintone MCPのコンテキスト消費量も小さくはないため、必要なスコープのみインストールすることをおすすめします。
- 私はユーザースコープにも開発用のプロジェクトのスコープにも入れず、kintone調査用のプロジェクトを作ってそちらのスコープで入れておき、必要なときにそちらのプロジェクトでClaude Codeを起動しています。