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SlackAdvent Calendar 2019

Day 1

えぇ!?何も入ってないMacでSlack Bot作成を!?

Last updated at Posted at 2019-11-30

この記事は Slack AdvendCalendar 1日目の記事です


スクリーンショット 2019-11-30 12.23.45.png

AdvendCalendarのネタどうしようかな〜と悩んでいたタイミングで、知り合いの方からMacbook Airを譲っていただきました。

上の画像を見てわかるとおり、ほぼ何も入っていない状態です(ChromeとGoogle 日本語入力だけ入れた)

せっかくなので、この新しい相棒を使ってSlack Botを作ってみたいと思います :sparkles:

えぇ!?何も入ってないMacでSlack Bot作成を!?

できらぁ! そう、Glitch ならね。

Glitch とは

node.jsで作ったアプリケーションを作成・公開できるWebサービスです。
ブラウザのみで作成から公開まですることができ、しかも(いろいろと制限はありますが、)無料です。

こちらのブログ で詳しく説明されていました。

というわけで、このGlitchを使ってSlackbotを作成していきたいと思います。

どんなSlackbotを作るか

弊社Slackではよく emoji reaction を使ってアンケートの投票などを行ったりしています。
polly?知らない子ですね

IMG_45FBC2CA7E83-1.jpeg

上は忘年会での宿泊するかタクシー使って帰るかのアンケートですね!(忘年会めっちゃ楽しみです :beers: )

このときに :hotel: を押したのが誰で、 :taxi: を押したのが誰かを調べるのが地味に面倒です。

なので、これをSlack Botを使って集計/表示させたいと思います :sparkles:

まずは Remix :cd: だ!!!

Slackのフレームワーク、 Boltを使ったHello WorldのコードがGlitch上に用意されているので、そちらをRemix(githubでいうところのforkらしい)します :cd:

ちなみに以下のリンクからRemixできます
https://glitch.com/edit/#!/remix/slack-bolt-hello-world

上記リンクを開くと、以下のような画面が表示されました

スクリーンショット 2019-11-30 16.02.42.png

こちらをベースに作っていきます :sparkles:

Hello World!!!

コーディングを始める前にまずはSlackとGlitchアプリケーションをつなげてみたいと思います。
まずはSlackにアプリを追加します。

アプリの新規作成

Slackアプリ新規作成ページを開き、アプリ名とワークスペースを適当に入力していきます。

入力したら、少し下にある、 Signing Secret をコピーし、Glitchの .env ファイルの SLACK_SIGNING_SECRET に貼り付けます。

アプリをSlackにインストール

左メニューの Bot Users を選択し、 Add Bot User でBotユーザーを追加します。
追加したら 左メニューの Install App を選び、アプリをワークスペースにインストールします。

追加できたら Bot User OAuth Access Token が表示されるので、それを Glitchの .env ファイルの SLACK_BOT_TOKEN にコピペします。

イベントの有効化

SlackからEventを受け取るための設定を行います。

Event Subscriptions を選択し、 Enable Events を有効にします。

Requeset URL のところに、GlitchのWeb App のURLを入力します
URLは https://[your-project-name].glitch.me/slack/events となります。
(Glitchの画面で Share -> Live AppでURL確認できます)

イベントを追加しますが、ここでは動作確認用に app_home_opened と あとで使う emoji_reaction を追加します。

さっそく動作確認

ここまでで、もうGlitchとつながったはずですので、確認してみます。

Slackに開き、追加したアプリケーションのDM画面を開きます

スクリーンショット 2019-11-30 16.49.49.png

よさそうですね!:beers:

いざ、じっそう!

app.event('reaction_added', async ({ event, context, say }) => { 
  const trigger = 'zap';
  // only react to ⚡ (:zap:) emoji
  if(event.reaction === trigger) {
    const channelId = event.item.channel;
    const ts = event.item.ts;
    
    // コメントのemoji reaction を取得する
    const getReactionsResult = await app.client.reactions.get({
      token: context.botToken,
      channel: channelId,
      timestamp: ts
    });
    const reactions = getReactionsResult.message.reactions.filter(v => v.name !== trigger);

    // メッセージを作成
    const message = reactions
            .map(r => `:${r.name}: x ${r.count} \n ${createUserNames(r.users)}`)
            .join('\n');
    
    // post this message to the configured channel
     await app.client.chat.postMessage({
       token: context.botToken,
       channel: channelId,
       text: message,
       thread_ts: ts // これを指定するとスレッドにコメントできる
     })
  }
});

function createUserNames(userIds) {
  // https://api.slack.com/messaging/composing/formatting#mentioning-users
  return userIds.map(uid => `<@${uid}>`).join(', ')
}

サンプルコード見ながら、書いてみました。
コメントについたemoji reactionについた情報を整形して、スレッドにコメントするようにしています

Glitchでは公開ボタンとかは無いようで、コードを書くとすぐにその内容が公開されます。
console.log を入れることで、ログが見れるので、それを頼りに開発をしていました。

スクリーンショット 2019-11-30 20.55.29.png

実際の動作はこんな感じで :zap: をつけると、emoji つけたユーザーをスレッドに投稿するようになっています zap!zap!zap!

まとめ

というわけで、何も入っていないMacでもGlitch使えば、Slack Botをサクッと作れるよっていう紹介でした!!

制限はあるもののサーバーなどを用意しなくていいので、すごい楽ですね :sparkles:

コードは以下になります。
もしよかったらRemix :cd: して使ってみてください :musical_note:

view source remix this

参考: https://qiita.com/girlie_mac/items/93538f9a69eb4015f951
(Glitchを使ったSlack Bot 作成の手順がすごく丁寧に解説されています!)

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