こんにちは。
今日は、Claude4 + MCPを使った擬似コーディングエージェント体験についてまとめます。
なぜ、やろうと思ったか?
世の中にはGithub CopilotやCursorやDevinなどコーディングをサポートしてくれるアプリケーションが多々あります。
私自身、Devinは使ったことがないですが、CopilotやCursorを使う中で一つどうにかならんかなあと思うことがありました。
それは、ライブラリやフレームワークの最新状態についていけてないという点です。
いうほどヘビーユーザーではないので、もしかしたら使い方が悪いってだけな話かもですが、新しいライブラリを試している時や、新しい仕様になったAPIを使う時、昔の情報に書き換えられたらすごく嫌なのです。(動けばok説もある)
しかし、ChatGPTをはじめ、ClaudeにもSearchの機能がついており、最新状態を反映しようと思えばいつでもできます。
そして、Claudeのデスクトップアプリであれば、MCPを使って簡単にローカルのディレクトリをリソースとして渡せます。だからこそ、今回の用途にぴったりだと思いました。
⚙️ 実現方法
Claudeデスクトップアプリでアクセスさせたいディレクトリの情報を与えます。
1. 設定ファイルの編集
Claude Desktopを起動し、メニューから「Settings(設定)」を選択します。左側の「Developer(開発者)」タブをクリックし、「Edit Config(設定を編集)」を選択すると、設定ファイル claude_desktop_config.json
が開きます。
2. 設定内容の追加
開いた設定ファイルに以下の内容を追加します(username はご自身のユーザー名に置き換えてください):
macOSの場合
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/username/Desktop",
"/Users/username/Downloads"
]
}
}
}
Windowsの場合
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"C:\\Users\\username\\Desktop",
"C:\\Users\\username\\Downloads"
]
}
}
}
必要に応じて、他のディレクトリパスを追加することも可能です。
3. Claude Desktopの再起動
設定を反映させるために、Claude Desktopを完全に終了し、再起動してください。
感想
Cursorは0 -> 1を作る段階やライブラリ等のバージョンがハマっている時には非常に便利だし、積極的に使っていきたいのですが、
変えたくない部分を弄らなきゃいけない時なんかにすごくフラストレーションを感じました。
そこで、ClaudeのようにSearch機能を備えたアプリケーション上でコーディングエージェントらしく振る舞わせることにより、上記の課題を解決することを試みました。
メリットとしては上記に挙げた、情報への追随があります。
デメリットとしては、コーディングエージェントとして設計されていないが故のUXの悪さです。
たとえば、ターミナルが使えなかったり、ファイルの変更に対して簡単に巻き戻せなかったりします。
この辺りも実はやる方法があるかもしれません。
ターミナルなんかはcomputer useとか?MCPでもなんとかなるやも?
個人的に一番あったら嬉しいのはCursorとかコーディングエージェント側にそういった機能を提供してもらうことですね。
それが一番楽で嬉しいです。
何かご意見ご指摘等あれば遠慮なくいただければと思います。
ありがとうございました。
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