#はじめに
現在、SAA試験の合格に向けて勉強していますが、インスタンスファミリーの選択を問う問題が出題されます。
aws公式で約30種類
確認したが、全部の用途・機能について覚えるのはしんどい。試験によく出るところだけ覚えたい。
今回は、試験合格を意識してニーズや用途に合ったインスタンスファミリーを厳選して、一覧にまとめてみました。
#5つのカテゴリー
インスタンスファミリーは大きく5つのカテゴリーに分類できる。
- 汎用
- コンピューティング最適化
- メモリ最適化
- 高速コンピューティング
- ストレージ最適化
##汎用
この分類には「Ax」「Tx」「Mx」シリーズが該当する(頭文字はATMって覚えるとよいかも)。
汎用インスタンスは、CPU、メモリ、ネットワークのリソースバランスが取れた基本的なタイプ。
インスタンスのリソースを同じ割合で使用するアプリケーションに最適。
インスタンスファミリー | 特徴 |
---|---|
Axシリーズ(A1しかない) | AWS Graviton プロセッサで動作する初の EC2 インスタンス |
Txシリーズ | バースト可能 |
Mxシリーズ | コンピューティング、メモリ、ネットワークの各リソースがバランスよく提供される |
Txシリーズは一時的に負荷集中の傾向が見えるシステムに最適。
Mxシリーズは万能タイプなので、迷ったらこれを選ぶ感じ。
##コンピューティング最適化
この分類には「Cx」シリーズが該当する(コンピューティングのCと覚えるとよいかも)。
コンピューティング最適化インスタンスは、コンピューティング負荷の高い集約型ワークロードに最適。
具体的にはバッチ処理、メディアトランスコードなど。
インスタンスファミリー | 特徴 |
---|---|
Cxシリーズ | コンピューティング負荷の高いワークロードに最適化 |
高い性能を要求するシステムの場合、コストパフォーマンスの観点からCxシリーズが最適。
##メモリ最適化
この分類には「Rx」「Xx」「Ux」「Zx」シリーズが該当する。
メモリ負荷の高いアプリケーション向けに最適。
インスタンスファミリー | 特徴 |
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Rxシリーズ | RAMを大容量搭載 |
Xxシリーズ | RAM 単価が最安 |
Uxシリーズ | EC2の中でも 6~24 TB の最大級のインスタンスメモリ |
Zxシリーズ | 高速な最大 4.0 GHz の持続的な全コア周波数を提供 |
##高速コンピューティング
この分類には「Px」「Gx」「Fx」シリーズが該当する。
GPU搭載のため、汎用GPUコンピューティングアプリケーションに最適。
ユースケースは、機械学習のようなデータ分析に使用されることが多い。
インスタンスファミリー | 特徴 |
---|---|
Pxシリーズ | ハイパフォーマンスで単純計算に長けている |
Gxシリーズ | グラフィック集約型アプリケーション用に最適化 |
Fxシリーズ | FPGAを搭載、ASICが抱える設定変更できないデメリットを緩和 |
##ストレージ最適化
この分類には「Hx」「Ix」「Dx」シリーズが該当する。
ストレージ容量が大きく、高いシーケンシャル読み取り及び書き込みアクセスを提供。
インスタンスファミリー | 特徴 |
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Hxシリーズ | HDDを大容量搭載 |
Ixシリーズ | SDDを使用 |
Dxシリーズ | HDDを大容量搭載、ディスクスループットパフォーマンスあたりの価格は Amazon EC2 では最小 |
#参考
・Amazon EC2 インスタンスタイプ
・【AWS】EC2のインスタンスとは?インスタンスタイプの特徴と比較,覚え方/選び方