アドエビスのViewThurサービスで実現している第三者配信という技術についてご紹介します。
※注意 本記事においてはアドエビスにおける第三者配信について説明しています。第三者配信(3pas)については色々な意味があるので、厳密な意味などはこちらのページなどを参照して下さい。
そもそも、この第三者って何の事だか皆さんお判りでしょうか。
それには、まずWEB広告の仕組みについて理解する必要があります。
WEBページにバナー広告を表示させるためには、広告主(広告を出したい人)がその枠を所有しているWEB媒体にお金を払って、広告を表示してもらいます。
これは、新聞や看板など、現実の広告でも同じですね。
現在、実際にWEBページを所有している人(Yahoo! Japan、Cookpad等)や、広告枠を買い取って代理販売しているアドネットワーク(Google AdSense、マイクロアド等)など、広告を記載できるWEB媒体は多種多様にあります。
例1) Yahoo!トップページ
例2) Google AdSense
実際に訪問者に何回バナー広告を見せたかというのは、その広告枠を所有しているWEB媒体にしかわかりません。
なので、媒体は自身の広告管理画面上で、何回広告が表示されたかや、何回広告がクリックされたかなどの情報と広告主に提供します。
これがWEB広告の仕組みです。
さて、第三者配信とは何かに戻ります。
ここでいう第三者とは、広告主でも、WEB媒体でもない、第三者の広告計測システム、つまりアドエビスのことになります。
通常のWEB広告の仕組みでは、バナー広告をWEB媒体に登録して、WEB媒体からバナー広告が配信されます。
アドエビスの第三者配信では、バナー広告をアドエビスに登録して、WEB媒体にはアドエビスへのリダイレクト設定を登録します。
これにより、訪問者がWEB媒体にアクセスしたときに、訪問者のブラウザは広告の画像をリダイレクト設定に従ってアドエビスに取りに行くようになります。
よって、訪問者が見えるバナー広告はすべてアドエビスが配信するようになります。
では、これでいったい何が便利になるかというと、バナー広告はすべてアドエビスで配信しているため、アドエビスはどのユーザにバナー広告を配信したかデータを取得できます。
つまり、媒体跨ぎユニークユーザの数や、バナー広告を見たユーザがどのくらい成果にひもづいたかを見ることができます。
それでは、この第三者配信をどのようなシステム構成で実現しているのか。
また、次の記事でご紹介したいと思います。