はじめに
統合ファイルシステム(以下、IFS)上のディレクトリやファイルを保管する際に使用するコマンドSAV
そのパラメーターの一つとして当然ですが、オブジェクトの保管先を指定します。
私は日常的にSAVFを保管先に指定しています。
もしライブラリーを保管するコマンドSAVLIB
であれば(画像1)のように、ライブラリーと保管ファイル(SAVF)を指定します。
一方、SAV
では(画像2)のように、フルパスが求められます。
そのため、SAVLIB
コマンド等で保管を行ったことがある方も、初めてSAV
コマンドを使用する際はどのように指定してよいか戸惑うようにも思います。
この記事では、IFS上のオブジェクトをSAVFへ保管する際の保管先(DEV)の指定方法についてご紹介します。
DEVパラメーターの値
パラメーターは以下のように指定します。
/qsys.lib/ライブラリー名.lib/SAVF名.file
IFSでは「/(ルート)」の配下の一つとして、「/QSYS.LIB」が統合されています。
その「/QSYS.LIB」内にライブラリー/オブジェクトが配置されているため、/qsys.lib/ライブラリー名.lib/SAVF名.file
のようにパラメーターを指定する必要があります。
おわりに
IFSについてはIBMi駆け出し日記:iのファイルシステム(IFS)を理解するで分かり易くご紹介されています。
ご参考になれば幸いです。最後までお読み頂きありがとうございます。