統合ファイルシステム(IFS)って何?
統合ファイルシステム(Integrated File System)とはiのファイルシステムのことです、「IBM iって独特だから難しいんだよね〜」となる要因の一つだと思っています。
ACSにも目立つところにありますよね。
IBMi初心者向けにざっくり理解で書いていきます。
もっと詳細なIFSについての参考記事
i Magazine-IBM iとファイル・システム-
IFSの構造
Open系(Linuxとか)のファイルシステムにIBMi固有のファイルシステムがくっついているイメージで持っています。
QSYS.LIBとかhomeとかはサブディレクトリです。
5250画面ではWRKLNK /
でoption5で辿るとサブディレクトリがみられます。
homeやQIBMはOpen系と同様に多くの階層があるツリー構造です、
実際にWRKLNK ('/QOPensys/bin/admin')
のような感じで下の階層に潜ることができます。
ライブラリーシステムとコマンド操作
一方でQSYSLIBに該当するライブラリー・オブジェクトはこのような多重階層構造を持たず、2階建です。
ライブラリーの下にオブジェクト、DBテーブル(物理ファイル)とソースファイル(SRCPF)限定ですが、その下にメンバーがぶら下がっています。
AS400時代からのシステムオブジェクト(RPGIIIとか)が格納され、EBCDICで記述されているために使い勝手が違うらしい。
WRKLNK /
で辿ることもできますが、ライブラリとオブジェクトとメンバーが一気に表示されて非常に見にくいです、のでDSPLIB
で見てみることをお勧めします。
ライブラリが表示され、option5で潜るとオブジェクトの詳細を見ることができます。
オブジェクトとメンバーの編集を行う場合はSTRPDM
で行います。
例えば、2.work with objectsでQSYSライブラリーを表示すると、各オブジェクトに対して操作ができます。