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IBMi駆け出し日記:iのファイルシステム(IFS)を理解する

Last updated at Posted at 2023-05-19

統合ファイルシステム(IFS)って何?

統合ファイルシステム(Integrated File System)とはiのファイルシステムのことです、「IBM iって独特だから難しいんだよね〜」となる要因の一つだと思っています。
ACSにも目立つところにありますよね。
スクリーンショット 2023-05-18 12.43.40.png

IBMi初心者向けにざっくり理解で書いていきます。

もっと詳細なIFSについての参考記事
i Magazine-IBM iとファイル・システム-

IFSの構造

Open系(Linuxとか)のファイルシステムにIBMi固有のファイルシステムがくっついているイメージで持っています。
image.png

QSYS.LIBとかhomeとかはサブディレクトリです。

5250画面ではWRKLNK /でoption5で辿るとサブディレクトリがみられます。
スクリーンショット 2023-05-18 15.06.00.png

homeやQIBMはOpen系と同様に多くの階層があるツリー構造です、
実際にWRKLNK ('/QOPensys/bin/admin')のような感じで下の階層に潜ることができます。

ライブラリーシステムとコマンド操作

一方でQSYSLIBに該当するライブラリー・オブジェクトはこのような多重階層構造を持たず、2階建です。
ライブラリーの下にオブジェクト、DBテーブル(物理ファイル)とソースファイル(SRCPF)限定ですが、その下にメンバーがぶら下がっています。

AS400時代からのシステムオブジェクト(RPGIIIとか)が格納され、EBCDICで記述されているために使い勝手が違うらしい。

WRKLNK /で辿ることもできますが、ライブラリとオブジェクトとメンバーが一気に表示されて非常に見にくいです、のでDSPLIBで見てみることをお勧めします。
ライブラリが表示され、option5で潜るとオブジェクトの詳細を見ることができます。
スクリーンショット 2023-05-18 15.59.36.png

ライブラリに入っているオブジェクトが表示されている
スクリーンショット 2023-05-18 16.18.14.png

5で詳細を見ることができる
スクリーンショット 2023-05-18 16.18.33.png

オブジェクトとメンバーの編集を行う場合はSTRPDMで行います。
スクリーンショット 2023-05-18 15.48.05.png

例えば、2.work with objectsでQSYSライブラリーを表示すると、各オブジェクトに対して操作ができます。
スクリーンショット 2023-05-18 16.24.24.png

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