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データサイエンティスト検定リテラシーレベルを受ける

Last updated at Posted at 2023-06-29

はじめに

ITパスポートの次はデータサイエンティスト検定リテラシーレベル(以下 DS検定)に挑戦です。Di-Liteという全てのビジネスパーソンが身に着けるべきリテラシーとしてITパスポート、G検定とDS検定が3つセットで定義されています。

「Di-Lite 」とは、「デジタルを使う人材」であるために、全てのビジネスパーソンが、共通して身につけるべきデジタルリテラシー範囲です。

DS検定とは

アシスタント・データサイエンティスト(見習いレベル:★)と数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが公開している数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合し、実務能力と知識を有することを証明する試験です。

仕事で多少なりともデータを扱ったりするので、基礎知識として知っておいたほうが良さそうなことを体系的に勉強したいと考えてセレクトしました。今回は試験の申込期日が迫っていたので、とりあえず申し込んでから勉強を始めるスタイルです。見習いレベルと高を括って取り組み始めましたが、後々泣きを見る羽目になります。

試験勉強

いつも頼りにしているUdemyでコースを探しても見つけられなかったので、今回は本を買って勉強しました。

最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック

定番の本を電子版を買ってキンドルで読みましたが、スマホですき間時間に少しずつ読むことができたり、iPad等で数式や図を拡大してじっくり眺めることが出来るので良かったです。

ただ、模擬問題をやりながら、解説を読んだりするのには電子版はやや不便だったので、紙の本でもよかったかなと思いました。

勉強のやり方

DS検定で問われる範囲は広大ですがデータサイエンス、データエンジニアリングおよびビジネスの3カテゴリで大きく分類されます。それぞれのカテゴリの中で細かく具体的に「〇〇ができること」が定義されているので、一つずつしらみつぶしに理解し(たつもりになっ)ていく正攻法で攻めることにしました。1か月くらいかけて全体を読み終わりました。良かったこととしてはITパスポートを終えたばかりだったのでデータエンジニアリングやビジネスのところは内容が重複する部分も多く、かなりスピードアップできた気がします。

試験前のラスト3日間くらいで模擬問題をやり始めましたが、結構なハードスケジュールになりました。次に何か受けるなら模擬試験は早めに、と心に刻みます。

内容の難しさ(学習のし難さ)

本の前半のデータサイエンスから読み始めたのですが、学生時代に数学で習ったような微分や行列、確率の話が出てきて心折れそうになりました。まさかリテラシーレベルで方程式の微分を求められるとは!です。高校時代の授業風景がフラッシュバックして、エモーショナルをエネルギーに換えてなんとか乗り切ることが出来ました。

もう一つ悩まされたのは知らない言葉がたくさん出てくるところでした。ROC曲線やMAPE、ホールドアウト法などIT業界の末席で過ごしても普段は聞くことのない単語が大量に出てくるので、この点でも心折れそうになりました。こちらは本当に試験の直前、2日前くらいから脳に詰め込む作業を行いました。ちゃんと理解していったほうが良いとは思いますが、結果的に忘却曲線が下がり始める前に試験を乗り切る作戦です。

ITパスポートに比べると、求められる知識を理解するのに時間がかかることが多くて、試験の日程が迫ってくるのに参考書が進まないという事態になりました。最後の1週間はかなりハードに詰め込みましたが、理解しきれない部分や覚えきれないところも多々残りました。

試験の流れ

申し込み

Webから普通に日程と場所を選んで申し込みができ、クレジットで支払いもできます。本当に便利な世の中になったと思います。困ったのはITパスポートやAWSよりも受験できる場所や日程が少ないことです。CBT業界の覇権争いでもあるのでしょうか。とにかく、申し込みはお早めに。

試験当日

DSC_0699.JPG

身分証明書だけ持って試験会場に行けば受験できます。渋谷の会場はGoogleのオフィスが近所にあります。20分ほど早めに着いたところ「もうダウンロードされているから」といわれすぐに受験させてもらえました。身分証明書以外をロッカーにしまうと計算用のA4用紙とボールペンを渡され、端末の前に座り、試験を受けます。計算問題は少ないですが、電卓ボタンを押すとパソコン上で電卓が利用できるので、頑張ってひっ算をしたりする必要が無いのが良かったです。90分で80問の試験ですが考え込むような問題はないので、時間が短すぎるというようなことはありませんでした。

全部終わったらすぐに正解率が集計されて表示され、自分でプリントボタンを押して受付に戻りました。正解率の集計表を紙でもらって試験終了です。

合格証書

試験が終わるとその場で正解率がでるのです、合否判定が出るのは約1か月後です。翌月にウェブサイトから合格証書とオープンバッジがダウンロードできるようです。

2023年7月30日追記 オープンバッジ授与のお知らせ

あれから1か月「オープンバッジ授与のお知らせ」のメールを受信して、14日以内の受領を促されたので忘れないうちに登録しました。

データサイエンティスト協会のウェブサイトでも合格証書をPDFでダウンロードすることが出来るようになっていました。

おわりに

「リテラシー」という言葉はもともと「読み書きする能力」ということだそうで、前提となる知識のような意味合いで使われる言葉です。しかし勉強を始めてみると内容が思ったよりも難しくて泣きを見ました。データサイエンティストという専門家が身に着けておくべきリテラシーはこんなにレベルが高いのかと、感じた次第。範囲が広いので100点を取る必要はないのかもしれませんが、見習いとはいえ8割くらいはとらないと入門させてもらえない狭き門なのでしょう。

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