はじめに
その昔、初級シスアドという資格を取得した者です。諸事情によりITパスポート試験を受けることにしました。
ITパスポートとは
日本のIT業界ではもはや説明不要の入門資格で、非IT業界でもDX界隈の多くの人が取得していいます。特に近年は金融業界の大量受験により2022年度(令和四年度)は受験者数が25万人を超えたそうです。
試験勉強
はじめはNO勉強で真の実力を測ることも考えましたが、受験手数料もお安くないので、万全の構えをとるために下記のコースを受講することにしました。
ITパスポート最速合格コース ~効率的な学習で0から合格まで~
ITパスポート試験は問われる範囲が広く、必要となる知識が多岐にわたります。書籍などで学習をしようとしてもそれぞれの単語の関連がわからず、ただの暗記になってしまうこともあります。しかし、このコースでは仕組みや実際の例、図を使って体系的に必要な知識を学習することができます。このコースでテストに合格するだけではなく、実生活の中でITを理解できるような知識を身につけましょう!
と、コースの説明に書いてありましたが、本当にその通りだと思います。二進数の計算方法などの基本的な話から、話題のSDGsの話までとにかく範囲が広いので「昔聞いた気がする・・・」という内容を一通り思い出しておくだけでも、安心感を得ることができます。
思い出すだけでなく、目新しいトピックとして「ストラテジ」の内容、例えば知的財産や法律の話はとても新鮮でしたし、年々アップデートされると思うのでここだけ毎年復習したいほどでした。GDPRくらいは何となく知っていてもCOPPAなんて聞いたことありますか?
試験の流れ
申し込み
その昔(初級シスアド)は書店などで申込書を取り寄せたり、今では考えられないくらい面倒だった申し込みですが、今は全部Webから完結できるようになっており、便利になりました。独特のUIに戸惑うところはありましたが、手数料の振り込みもクレジットで決済できました。
試験当日
Webからダウンロードできる確認票(PDF)なるものと身分証明書をもって試験会場に行って受験します。計算用のA4用紙と鉛筆をもらって、端末の前に座り、試験を受けます。2時間にわたってひたすら4択の選択肢から選択し続けるのは精神的に疲れます。試験が完了するとすぐに採点されて合否が分かります。
試験の結果
試験が終わるとなんと経済産業大臣から翌々月中旬に合格証書が書留で送られてくるようです。何となく全体的に利権の香りのようなものを感じますが、楽しみに待ちたいと思います。
合格発表
試験の翌月に合格発表ということで合格者の受験番号がWebから確認できました。官報公示もあるようです。さすがは国家資格。
合格証書
あれから2か月弱。とうとう経済産業大臣から合格証書が送られてきました。こんな仰々しい証書をもらったのはいつ以来か。
ロゴの使用許可もいただけました。せっかくなので使ってみます。
おわりに
今まで機会がなくて受けていなかったITパスポートですが、問われる範囲が広範囲にわたるので勉強は意外と大変でした。それでも職場などで費用負担してもらえるならぜひトライすべきだと思いました。ITに関わる方であれば一般教養チェックとして持っておいて損は無いのではないでしょうか。そう「ITパスポート」ですから。