はじめに
在宅勤務が増えて数年、少しずつ家の仕事環境を整えてきました。その中でHHKBというキーボードを購入したので、操作方法などについて記載したいと思います。本記事の目的はHHKBの操作性に適応することです。
今まで使っていたキーボード
会社ではノートパソコンのキーボード、自宅では有線のコンパクトキーボード「TK-FCM103BK」を利用していました。家電量販店で2,000円ほどで購入したものです。概ね満足していたものの、毎回USBの抜き差しをするのが少しだけ手間だと感じており、無線のキーボードで良いものがないかを探し始めたのがこの記事のきっかけになります。
購入したHHKB
Youtubeで「キーボード沼」という言葉を知り、たくさんの動画で紹介されているHHKBを使ってみたいという衝動に駆られ始めました。しかしながら現在保有するキーボードの15倍以上の価格に悩み、しばらく踏み切ることができませんでした。数か月間悩んだ末、無事ににHHKB Professional HYBRID Type-S/日本語配列/白(PD-KB820WS)を注文することができました。
日記
- 2022年6月10日 PFU DirectよりHHKBが届く。開梱し、付属していた単三電池をセット。仕事用パソコンとのペアリングを実施して利用を開始。多くの方々が絶賛する打鍵感の第一印象は悪くないと感じるが、使い勝手の違いに戸惑うことが多発。第一にIMEの切り替えのつもりでESCキーを押してしまう問題が頻発。第二にPageUp/DownやHome/Endのキーを押すのが困難。適応できるか不安。
- 2022年6月11日 自宅のPC及びAndroidスマホとペアリング実施。複数デバイスの切り替え方法をマニュアルにて習得。AndroidのIME切替、物理キーボードとして日本語配列で認識させることに成功。日本語配列には109A以外にS-Shoinというものがあることを発見。AQUOSに書院の名残を見るとは。
- 2022年6月13日 一つ困ったのは会社パソコンの起動時にWindows10のbitlockerというHDDの暗号化ツールが起動してパスワードを求められるが、その時点ではOSが起動していないためHHKBでの入力ができないことが判明。その後マウスの右クリック相当のキー操作を把握。
- 2022年6月14日 Web会議など、キーボード操作が30分無いとBluetoothの接続断が発生。DIPスイッチ#6をOFF→ONにすることにより、回避できるとのこと。
- 2022年6月17日 上記の方法でBluetoothの接続断が無くなり快適化を実感。極端な電池の減りも現状無し。Windows上でのIME切替キーが非常に押しづらい位置に配置されている問題で、PowerToys等での解決も検討したが、通常のIME設定画面で[変換]キー等を割り当て可能なことを発見。
- 2022年6月25日 キー操作に慣れ始めたところで、ノートパソコンのキーボードを利用する際にControlを押し間違える事象が発生。PowerToysでCapsLockキーをControlに割り当てることを試みるも、失敗。
- 2022年7月18日 使い続けて1か月。突然きた電池0%の知らせ。そのごもしばらくは利用できる模様。
覚えたこと
便利と感じたコマンドなどを書き留めます。
Windowsの操作
- IMEの切替方式について
- MicrosoftのIMEは通常の設定画面から[キーとタッチのカスタマイズ]により、変換のON/OFFを[変換]キーなどに割り当てることができます。
特殊なキー操作
- マウスの右クリック相当
- [Fn]+[Shift]+0
Bluetooth関連の操作
- 複数の機器とのペアリング(4台まで可能)
- [Fn]+Q
- [Fn]+[Control]+[1-4]
- 接続機器の切り替え
- [Fn]+[Control]+[1-4]
Androidでの操作
- IMEの切替は
- [Shift]+[Space]
- 日本語配列のキーボードを認識させるには。
- [システム]-[言語と入力]-[物理キーボード]でHHKBを選択
- [キーボード配列]-[日本語109A配列]を選択
参考文献