はじめに
Windows Serverに標準搭載されている「Windows Serverバックアップ」を利用する機会があったのでメモします。
Windows Server バックアップとは
Windows Serverにの標準バックアップ機能です。有効化するだけで利用できるようになります。基本的には下記の通りです。
クラウド環境ではバックアップの機能があるため活躍するシーンが無いと思います。オンプレを利用する場合もバックアップはNetbackupなど別の製品ですることが多いように思います。
そうなると、この機能が活躍するのは例えばこういう場面でしょうか。
- オンプレで稼働していたWindowsサーバーをクラウドに移行した。オンプレをシャットダウンする前に念のためバックアップだけは取っておきたい。あとで必要になったらクラウド上で中身を確認したい。
- マルチクラウド間でバックアップリカバリしたい。例えばAWSで運用するサーバのDドライブを丸ごとバックアップしてAzureのサーバーに復元したい。
できること
- Windowsサーバーを丸ごとバックアップできる(差分バックアップも)
- Dドライブだけ、のようにドライブを選んでバックアップできる
- バックアップ先としてネットワーク内のファイルサーバーを選択できる
- 別のWindowsサーバーでリカバリができる
- ファイル単位のリカバリができる
- 生成されたバックアップファイルをS3等に丸ごと保存できる
できないこと
- 環境全体のバックアップ管理のようなこと
手順など
参考文献の記事がとても分かり易かったので、これを見ながらやりました。
ながれ
今回は下記の流れで実施しました。
- バックアップの機能をサーバー(2012)上で有効化
- ファイルサーバにバックアップを取得(空き容量に注意)
- 別のサーバー(2019)上でリカバリができるか確認
おわりに
今回は急きょバックアップが必要になったので利用しました。またいずれ同じようなことがあるかもしれないのでメモしておきます。
参考文献