はじめに
最近Azureに触れる機会があって、Virtual Trainning Dayというものを紹介頂きました。こちらは無料のバーチャルトレーニングが受けられる仕組みで「Microsoft Azure Virtual Training Day: Azureの基礎」というコースでは無料でAzureの基礎を広く浅く学ぶことができます。
しかもこのコースを受講すると、通常12,500円かかる AZ-900の受験料が無料になる というのです。これは有難い。そのような経緯でこの機会にAZ-900を受験しようと決めました。
準備について
一応前年にAWSのSAAを取得していたので、クラウドの概念とか基本的な考え方は同じであろうと高をくくっておりました。
実際のところは大体その通りだったのですが、心配性な私はUdemyで下記のコースを購入しました。セールであったこともあり、かなりお安く購入できたのでお勧めです。
受験に向けた準備は冒頭のVirtual Trainning Dayの内容を流し聞きした後に、Udemyで内容を定着させるという方式で行いました。トータルで20時間ほどになるでしょうか。
最後の最後に試験当日こちらのコンテンツを視聴してから家を出発しましたが、全く同じ問題が何問か出ました。少し長いですが見ておいてよかったです。録画なので早送りやスキップも可能です。
試験について
試験の申込
何日か前にPearson Vueで予約して受験しました。Training Dayによる無料の恩恵を受けるには、受講から5営業日後以降に試験の申込を行い、受講時のメールアドレスで認証を行う必要があります。
試験の流れ
試験の流れはこんな感じでした。
- 会場に入ると受付の方に声をかけられて、紙を渡されて署名する。
- 本人確認で免許証と顔を見比べられる。
- 写真撮影(この写真は後で成績表に使われます)
- ロッカーに荷物を預ける。ポケットの中は空にして、腕時計などもしまいます。
- メモ用の紙をペンをもらい、メガネの内側をチェックされます。カンニング対策だと思います。
- 試験端末の部屋に案内されてにログインしてもらって試験スタート
- 完了したら受付に戻ります。
- 成績表をもらってサインします。
- ロッカーから荷物を出して帰ります。
試験の回答が終わって次へボタンを何回か押していたら突然、「合格です!」と出てきたので少しビックリしましたがうれしかったです。
試験内容について
あまり詳しくは書けませんが、何点か想定外だったことを何点か抽象的に
- Defenderも試験範囲だった!
- Azure Portalの操作問題は意外と多かった!
- 日本語が分かりにくい!(AWSよりさらに)
おわりに
合格できて良かった!当日は雨でしたが帰り道の心は晴れ渡っていました。
おまけ AzureとAWSの違い
AzureとAWSは似た部分が多くて、先にAWSのことを勉強していると、Azureの話でも「AWSでいうアレ」が思い浮かんでそれなりに飲み込み易いと思いました。しかし逆にAzureのクセには少し引っかかったのでいくつか挙げておきます。
- アカウントとサブスクリプションの関係:AWSではアカウントが一つの契約単位なのですが、Azureではアカウントに対して複数の契約(サブスクリプション)を紐づけることができます。一つのアカウントでもサブスクリプションごとに支払がきっちり分かれるので、便利。
- リソースグループ:リソースをグループ化して名前を付けて管理できる箱。関連するリソース全体を、一括で削除したりすることができる。例えば複数VMを一時的に作って、あとできれいに消したい場合などに便利。
- ストレージアカウント:オブジェクトストレージやファイルサーバなどストレージ系のサービスをまとめるための箱。AWSで言うなら同一リージョンのS3とFSxを同じ箱に入れて管理するような感じ。BLOBがS3だと理解していますが、EBSも含まれるようなので、今一つ釈然としていません。
- 無料枠のオーバー時の動作:AWSは無料枠を超えると課金されるが、Azureは無料枠を使い切った時点で止まる。