はじめに
2024/12/3(火)に「AWS GameDay: LoL Esports edition」に参加してきました。
日本人でチームを組んだのではなく、たまたま居合わせた前後2人の海外の方とチームを組んできました。
なかなか経験できない出来事なので、技術的な点やどう感じたかなどブログにつづってみます。
メンバー構成と言語について
ノルウェーの方1名とアメリカの方1名とチームを組みました。
ノルウェーの方はとても英語が流暢でした。調べてみると、ノルウェーの母国語はノルウェー語ですが、子供のころからの英語教育が盛んで、大人も英語を流暢にしゃべる方が多いとのことです。
私は道を尋ねる程度の英語しかできないため、実際にAWSマネコンを見て「これを直したほうがいいね」「次はこれをしよう」などと英語で話せるレベルではありません。
基本的にはノルウェーの方とアメリカの方が喋りながら問題を解いていき、私は相槌したりたまにググって調べる といった動きをしてました(これも経験です)
技術的理解よりも当然ですがやはり言語の壁が厚かったです。
使用アーキテクチャ
中身を詳細に記載することはできないので概要を説明します。
使用したアーキテクチャ(技術要素)は以下の通りでした。
- Sagemaker
- Lambda
- ChatGPT
- Python
- Pandas(Pythonのデータ分析ライブラリ)
- VSCode
流れ
始めは一問一答形式の問題が続きました。
Sagemakerであらかじめ用意されたPythonスクリプトを流していけば答えが探し出せるものであり、はじめは順調でした。
瞬間1位になったタイミングもあり、何故かそのタイミングで可愛いぬいぐるみももらいました。
次第に、自分たちでPythonコードを書いていかないと答えが導き出せないフェーズになり、私たちのチームも詰まってきました。
ノルウェーの方がVSCodeで「# connect to Sagemaker」とコメント打ち、分からんという仕草をしたので、横で私は「Python Sagemaker 接続方法」でググったりしていました。
泥沼にはまったところ
LambdaでSagemakerのエンドポイントURLを指定して、Webページを作成しそのURLを回答欄に書くという問題がありました。
回答を記載しましたが「incorrect」という結果となり、以下切り分け調査を行いました。
【切り分け調査内容】
・Lambda上のテストは通る。
・GameDayの回答にLambdaのFunction URLを記載し「Submit」ボタンを押下しても正解とならない。
・別途HTTPクライアントツールを使用しFunction URLに対してPUTを投げてみたが「Internal server error」の結果となる。
・CloudWatchのログを見ると「Invalid Sagemaker URL」の旨のエラーが出ている。
・SagemakerのエンドポイントURLがスペルミス、コピペミスしているか確認したが、ちゃんと合ってる。
テーブルを回っていたAWSの方にも聞きましたが、結局解決策もわからず時間切れとなりました。
得たもの
・日本で使っているサービスやトラブルシューティング方法が海外でも同等であることを知れた
コードが分からなければChatGPTに聞くところや、Pythonのコードで行き詰まったらPandasの公式リファレンスで確認してみる、AWSインフラ上でエラーが出てないか見たければまずCloudWatchのログを見る、、など。
日本で当たり前のようにやっていることが、海外でも同じであるということを知れる機会はなかなか無いですし、ITエンジニアのデファクトスタンダードを確認できた気がしました。
GameDayは、もちろん全問すんなりいくことは少ないです。難問も用意されていて、チームコミュニケーションを通じて解決させることを目的にしていると思います。
意図せずトラブルシューティングできる機会にもなりますし、とてもいいre:Inventのコンテンツの一つだと思いました。
・英語でのコミュニケーション
「私はこう思う」→「I guess」「Maybe」
「スペルミス」→「misspell」
など、自然な英語がチーム競技を通して耳に入れることができたのも収穫です。