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JavaAdvent Calendar 2020

Day 24

VSCodeで作るJava開発環境&Spring Bootアプリケーション入門

Last updated at Posted at 2020-12-23

皆さんこんにちは。
Java Advent Calendar 2020(Qiita)24日目の記事を書かせていただきます。

はじめに

Javaでの開発が長いのですが、案件で使うエディタと言えば、eclipse(またはSTS)かIntelliJ IDEAが多かった私。InteliJに慣れてしまうと、ライセンス払ってでもInteliJ一択!だったんですが、ふと触ってみたVisual Studio Codeがいい感じ!だったんです。本記事では、Visual Studio CodeでJavaの開発環境を構築していきたいと思います。

また、今回はJavaの開発で使われることが多い「Spring MVC, Spring Boot」(フレームワーク)で作る簡易アプリケーションも合わせて作ってみたいと思います。

想定開発環境

OS: Windows10
Visual Studio Code: 1.51.1(2020年12月)
※ VSCode, JDKのインストールは既に済んでいる前提
JDKのインストールについては、以前記事を書いているので、そちらをご参照ください!
Amazon Corretto11 インストール

手順(3ステップ)

  1. Java Extension Packインストール
  2. Javaを動かしてみよう!
  3. Spring Bootアプリケーションを作ってみよう!

手順1: Java Extension Packインストール

その他、よく使いそうな他の拡張機能もインストールしておきましょう。

手順2: Javaを動かしてみよう!

  • Visual Studio Codeで「コマンドパレット」(Ctrl + Shift + p)を表示、[Java: Create Java Project] コマンドを実行してJavaプロジェクトを作成する。
>Java: Create Java Project
No build tools

※ 作成するJavaプロジェクトの名前を入力→プロジェクトの作成完了

  • 作成されるJavaプロジェクトのファイルとディレクトリ構成
helloworld
├── lib
└── src
    └── App.java

デフォルトで作成される「App.java」をコンパイルし、生成されたクラスファイルを実行 → 
"Hello, World!"が表示される。

$ javac App.java
$ java App
Hello, World!

手順3: Spring Bootアプリケーションを作ってみよう!

手順2で「Spring Boot Extension Pack」を入れたので、Spring Bootアプリケーションを作ってみます。

プロジェクトの作成

  • Visual Studio Codeで「コマンドパレット」(Ctrl + Shift + p)を表示、Spring bootのプロジェクトを作成します。

コマンドパレットでの操作

1.「Spring Initializr: Generate a Maven Project」を選択
2. 「Specify Spring Boot version」 Spring Bootのバージョンを選択します。今回は特に指定がないので、2020/12時点の最新(2.4.0)を選択
3. 「Specify project language」使用する言語を選択。今回はJavaを選択
4. 「Input Group Id」パッケージ名を入力。
例:com.example
5. 「Input Artifact Id」プロジェクト名を入力。
例:demo
6. 「Specify packaging type」パッケージタイプ:今回はwarにします。(jarでもOK)
7. 「Specify Java type」使用するJavaのバージョンが求められるので、使用するJavaのバージョンを選択。今回はJava14を使用。
8. 「Search for dependencies」Mavenプロジェクトなので、依存関係を選択があります。今回は、「Webアプリを作る」「画面を表示させる」という目的があるので、以下2つを選択します。

ここまでやると、プロジェクトの保存先を聞かれます。プロジェクトの保存場所を選択してください。

  • 作成されるディレクトリは以下のような構成です。
    • DemoApplication.java, ServletInitializer.javaがデフォルトで実装されています。
|― src
 |   |― main
 |   |    |― java
 |   |    |    |― com
 |   |    |        |― example
 |   |    |             |― demo(プロジェクト名)
 |   |    |                      |― DemoApplication.java(デフォルトで作成される)
 |   |    |                      |― ServletInitializer.java(デフォルトで作成される)
 |   |    |― resources
 |   |           |― static/ (静的ファイル)
 |   |           |― templates/ (テンプレートファイル)
 |   |           |― application.properties (環境独自の設定ファイル)
 |   |― test
 |       |― java
 |            |― com
 |                |― example
 |                      |― demo(プロジェクト名)
 |                               |― DemoApplicationTests.java
 |― .gitignore
 |― HELP.md
 |― mvnw
 |― mvnw.cmd
 |― pom.xml (Mavenの設定ファイル)

アプリケーションの作成

  • \demo\src\main\java\com\example\demo\controller ディレクトリ配下にControllerクラスを作成します。(SampleController.java)
package com.example.demo.controller;

import org.springframework.stereotype.Controller;
import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping;

@Controller
public class SampleController {
   @RequestMapping("/sample")
   public String sample() {
       return "sample";
   }
}

\demo\src\main\templates内にsample.htmlを作成します。(sample.html)

<!DOCTYPE html>
<html>

<head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>Sample</title>
</head>

<body>
    <h1>Hello World!</h1>
</body>

</html>
  • Spring bootアプリケーションの実行
    VSCode左下の「SPRING-BOOT DASHBOARD」を選択し、[start] or [debug] を選択
    ※ Spring Bootに内包されたTomcatが起動し、実装したアプリがコンパイルされる。

表示確認

終わりに

拡張機能が充実していて、想像以上に使いやすかったです!InteliJのライセンス更新をせずにVSCodeを使い続けようか悩んでいる所です・・・。今後はより実践的なJavaの記事を上げていけるように努力していきます。

最終日は@tkxlabさんです!

参考

Spring BootをVSCodeで「Hello World」を表示させてみた
https://tech-lab.sios.jp/archives/19941

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