0. やりたいこと
- PHP学習用にxamppをローカル環境に入れているが、デフォルトの設定だと複数のWebサイトの制作ができない。 そこで、複数サイト制作を可能にするために、「バーチャルホスト」の設定をして、複数のドメインを使う設定を行った。 本記事はその作業の際の忘備録として残しておく。
1. 環境
- Windows10
- xampp環境構築済み
2. そもそも「バーチャルホスト」って何?
バーチャルホストって何?
Apache バーチャルホスト説明書 https://httpd.apache.org/docs/2.4/ja/vhosts/
バーチャルホストという用語は、1 台のマシン上で (www.company1.com and www.company2.com のような) 二つ以上のウェブサイトを扱う運用方法のことを指します。
test1.comやtest2.com等、複数のドメインを運用していた場合、それぞれドメインごとにサーバを建てるのではなく、1台のWebサーバで複数のドメインのサービスを構築しよう!ということが出来る。
図はこちら
【Apache】virtual hostでの複数URL運営
https://www.toyo104-memo.com/entry/apache-virtual-host
↓↓図の画像リンク
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/toyo--104/20180610/20180610001649.png
早速、やってみよう。
3. 手順
-
「localhost」とは別の"2つ目のドメイン"用のルートフォルダを作成する。
- xamppのインストールフォルダが「C:\xampp」なので、「C:\xampp\htdocs」以下に新しいフォルダを作成する。
- 今回作成するドメイン名は「example.com」とします。
-
バーチャルホスト設定ファイル編集の有効化:「C:¥xampp¥apache¥conf¥httpd.conf」の編集
- バーチャルホストの編集ファイルが有効になっているか確認
- 「Include conf/extra/httpd-vhosts.conf」部分の先頭のコメントアウト「#」があったら削除しておく
- バーチャルホストの編集ファイルが有効になっているか確認
# Virtual hosts
Include conf/extra/httpd-vhosts.conf
-
バーチャルホストを有効化:「C:\xampp\apache\conf\extra」配下の「httpd-vhosts.conf」を編集
- 20行目付近:
##NameVirtualHost *:80
の##をコメントアウト - ファイルの一番最後に有効にしたいドメインの情報を記述
- 20行目付近:
<VirtualHost *:80>
DocumentRoot "C:\xampp\htdocs\example.com"
ServerName example.com
</VirtualHost>
・DocumentRoot:ドメインの一番上のルートフォルダのパス
・ServerName:ルートフォルダに紐づけられるドメイン名
-
hostsファイル<host>にドメインを追加
- 「C:\WINDOWS\system32\drivers\etc」下の「hosts」ファイルを編集し、新しく追加したドメインを記述
127.0.0.1 example.com
XAMPPを再起動すると、ドメインが有効になる。
4. まとめ
複数のサービスを同時に開発することもあるので、この手順はよく使う。
自分用メモです。