こんにちは。miyoshiです。
AWSクラウドプラクティショナー試験の学習メモです。
今回は、データベース関連でよく出てくるOLTPとOLAPの違いについてまとめます。
✅ OLTPとOLAPとは?
● OLTP(Online Transaction Processing)
- 「トランザクション処理」=日々の取引や更新をリアルタイムに処理すること
- 特徴:
- 即時性が重要(銀行振込・ECサイト購入など)
- データ更新が頻繁に発生
- 少量データを素早く確実に処理する
● OLAP(Online Analytical Processing)
- 「分析処理」=大量データを集計・分析すること
- 特徴:
- リアルタイム性より分析精度重視
- 履歴データやログなど大量データをまとめて処理
- BIレポートやマーケティング分析に利用
✅ 具体例で比較
項目 | OLTP | OLAP |
---|---|---|
目的 | 日々の取引処理 | データ分析・意思決定支援 |
主な操作 | 登録・更新・削除 | 集計・検索・分析 |
データ量 | 小さいデータを頻繁に処理 | 大量データをまとめて処理 |
即時性 | 必須 | そこまで重要でない |
代表サービス | RDS / Aurora | Redshift |
例 | ECサイト購入、銀行振込 | 売上トレンド分析、アクセスログ解析 |
✅ AWSサービスでの役割分担
● OLTP向き(トランザクション処理)
- Amazon RDS(MySQL、PostgreSQL、MariaDBなど)
- Amazon Aurora(高可用性なリレーショナルDB)
● OLAP向き(分析処理)
- Amazon Redshift(データウェアハウス)
- S3(データレイク)+Glue(ETL)と組み合わせると強力
✅ たとえ話で整理
- OLTP(RDSなど):レストランでの注文処理(お客さんの注文をリアルタイムで確実に記録)
- OLAP(Redshiftなど):1か月分の注文履歴を集計して「一番売れたメニュー」を分析
✅ 結論
- OLTP → リアルタイム処理に最適(RDS・Aurora)
- OLAP → 大量データ分析に最適(Redshift)
-
両方を組み合わせるケースが多い
- 例:
- RDSに日々の取引データを保存
- 定期的にS3にデータを蓄積(データレイク)
- Redshiftで分析し、BIツール(QuickSightなど)で可視化
- 例:
✅ あわせて読みたい
- AWS学習メモ:データベースとS3の違いと使い分け
- AWS学習メモ #02:S3・Redshift・データレイクの違いと使い分け
- AWS学習メモ #03:スキーマとは何か?Railsのマイグレーションとの関係
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AWS学習メモとして、初学者の方の理解に役立つように書いています。
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