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AWS Ambassador秘伝!がんばる人のためのAWSの調べ方

Last updated at Posted at 2021-12-18

こんにちは
某SIerで働いており、主にクラウドの導入について支援させて頂いているたくまです。

日本のAWS Ambassador(旧APN Ambassador)によるJapan APN Ambassador Advent Calendar 2021の19日目の記事となります。

AWSを使っていると

  • これから初めて使うサービスがある
  • 構築や設定方法が分からなくて詰まる
  • 考えてるアーキテクチャに実現性に疑問がある
  • エラーやトラブルでシステムがうまく動かない

などなど、困る事って無いでしょうか? 自分の場合は、何度もあります。

そんな時

  • もっと日頃から勉強していれば良かった。
  • 周りにもっと詳しい人がいて聞ければ良かった。
  • 毎日サービスアップデートチェックしていれば良かった。
  • もっと実戦経験をつめていれば良かった。

と思って後悔しまう事があるかもしれません。

私自身は、SAP Basisという領域を10年ぐらいやっていました。
SAP公式のナレッジサイト(SAP Note)はあるのですが、それ以外では、Googleで調べてもあまりヒットしない、基本英語かドイツ語なのでエイゴワカラナイ、書籍もほぼない・・・という感じで困った時や情報を探すのに非常に苦労してた経験があり、かなり鍛えられました。

そんな中SAPシステムをAWSに移行するPJをきっかけにAWSに初めて触れることになりました。2016年当時の時点でもAWSは、なんて情報が充実しているのだう、自力でも非常に調べやすいなと思った記憶があります。 今回の記事では、自分が日頃使っている、情報サイト、参考サイトや困った時のAWSの調べ方をまとめてみました。

1.AWS Ambassadorとは

タイトルにもありますが、私は2020年,2021年にAWSさんよりAWS Ambassadorに選出頂いております。(最近APN AmbassadorからAWS Ambassador名前が変わった様で、いくつか過去の名残があります。)
何ですかそれ?という方はAPN Ambassadorsってなんだ?2021年度版を見て頂ければと思います。こちらの記事によると

世界中のAWS Partnerから卓越した技術力を持ち、社外への情報発信(セミナーでの発信、Blogや書籍での発信)をしているメンバーが、日本のみならず世界中のAWS Partnerの中から選出されるProgramです。そのProgramにより選出されたエンジニアの皆様がAPN Ambassadorとなります。

との事です。こんな風に書かれると、APN Ambassadorは、AWSの事ならなんでも知ってるんじゃないか?と思われるかも知れませんが、意外とそうでもないです。ハイ
AWSには、何百ものサービスがあり、全部熟知してるかと言われると・・・物理的に勉強の時間がいくらあっても足りないぐらいで、結構難しいのかなと思います。

ただ、Ambassadorというと何でも知っていると思われてるので色々質問されます。知ってる事も知らない事も。
知ってる事は答えますし、知らなかったことも・・・・だいだい答えます。
えっ?!と思いました?そうなんです、知らなかった事も・・・・実はだいたいの事は割と答えられます。

AWSの情報サイトや調べ方(こっちの方が大事かも)が分かっていれば、大体の事は答えられたりします。
これから紹介する参考にしているサイトや調べ方を少しでも参考にして頂ければと思い記事にしました。

2.参考にしているサイト

日頃参考にしているサイトを紹介します。

2.1.サービスについて調べる時

AWS のドキュメント

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/
利用度 ★★★★★
AWSの公式ドキュメントです。公式情報なので、一番正しい情報なので一番利用頻度が高いです。

DevelopersIO(クラメソブログ)

https://dev.classmethod.jp/
利用度 ★★★★★
クラスメソッドさんのブログです。説明は不要ですかね? サービスのアップデートやAWSを触ってみた記事など日々情報が増えて情報が充実しています。

AWS サービス別資料

https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-service-cut/
利用度 ★★★★
サービスの概要をまず知りたい時に一番最初にみます。AWSドキュメントと違ってPDFや動画でイメージを使いながら説明されているので一番とっかかりにいいと思います。
こちらで概要をつかんだ後に、ドキュメントもしくは、実際に触ってみるという使い方をしています。

AWS公式 よくある質問

https://aws.amazon.com/faqs/
利用度 ★★★★
サービスごとによくある質問がまとめられています。サービスを利用する際に、知っておく必要がある事が書かれています。使うサービスについては一通り見ておいた方が良いと思います。
「このサービスの〇〇って〜〜できますか?」など質問を受ける事があるのですが、よくある質問見たら割と解決する事が多いです。「質問の件ですが、ここに載ってます。」と紹介するのは、AWS公式のよくある質問のリンクが多いです。
まさによくある質問・・・

AWS Japan slideshare

https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/
利用度 ★★★
上で紹介したAWS サービス別資料ですが、一度リニュアルされて過去の資料が結構無くなっています。昔はソリューション・テーマカット(データレイク、DDOS対策など)の資料が豊富にあったのですが、現在見れなくなっています。
過去のBlackbeltやソリューションカットの資料はAWS公式のslideshareには残っているのでこちらを見ています。1000近く資料があるので検索方法は「3.3.サイト検索」を参考にしてみて下さい。

AWSブログ

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/
利用度 ★★★
AWS公式のブログです。サービスのアップデートや最新動向を知る事ができます。

2.2.アーキテクチャを考える時

AWS アーキテクチャセンター

https://aws.amazon.com/jp/architecture/
利用度 ★★★
リファレンスとなるアーキテクチャを知りたい時に利用します。固有の事情はあると思いますが、まずこちらから一番近いアーキテクチャをベースにアーキテクチャを考えるのが良いのでは無いでしょうか。

AWS ホワイトペーパーとガイド

https://aws.amazon.com/jp/whitepapers/
テーマごとにまとまって、技術情報やアーキテクチャ、参考資料がまとめられています。体系的なドキュメント化されているのでどう考えれば良いか?といった事も参考になります。

2.3.サービスを触ってみる時

AWS ハンズオン資料

利用度 ★★★
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-hands-on/
AWSジャパン公式のハンズオン資料が掲載されています。初めて使うサービスなど、実際にこのハンズオン通りに触ってみると感覚がつかめると思います。

AWS workshops

https://workshops.aws/
利用度 ★★★
グローバルのハンズオン資料です。英語ですが、数はこっちの方が多いです。

AWSサンプルコード

https://github.com/aws-samples
利用度 ★★★
サンプルコードが掲載されています。何か作る時は、まずこちらのコードを参考にすると立ち上がりが早いと思います。

2.4.トラブルシューティングする時

ナレッジセンター

https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/
利用度 ★★★
よくある質問とは違いおそらくサポートの問い合わせをベースになっている様な気がします。トラブル対応ような内容が多くトラブルシューティングの時に参考になります。
「カスタム AMI から起動された EC2 Windows インスタンスに接続できないのはなぜですか?」
のような感じでタイトルを眺めていると一度は遭遇して困ったトラブルもいくつかある気がします。トラブった時は、まず該当サービスの情報をざっと見てみて同じ様な内容が無いか確認するといいと思います。

AWSフォーラム

https://forums.aws.amazon.com/
利用度 ★★
英語ですが、色々QAやディスカッションが行われているので同じような状況になっている人の情報は参考になります。

AWS re:Post

利用度 これから
https://repost.aws/
Re:Invent2021で発表されたナレッジサイトです。AWSフォーラムからこちらに集約していくとの事でした。これからは、こちらを参考にしていく事になりそうです。

3.参考サイトの使い方、調べ方のコツ

ここまでで参考サイトを紹介しましたが、情報が多すぎる!と思ったのでは無いでしょうか?すべての情報を網羅的に把握するのは不可能で、どんな風に調べたりサイトを参照したりしているかを紹介します。

3.1.サービスのアップデートを知りたい

AWSブログやアップデートのニュースを追うのもいいと思いますが、日頃使っていないサービスのアップデートも多く混在するので全てに目を通すのは結構大変です。自分はこんな感じでサービスの情報をアップデートしています。

AWSドキュメントのドキュメント履歴にサービスのアップデートが集約されているのでこちらを見ています。
スライド1.PNG
ただ、上記の様に日本語だと古いので、英語版を見る様にしています。(が英語版をブラウザの機能で日本語化しています 笑)スライド2.PNG

上で紹介したサービス別資料集やslideshareの情報は、すごく資料としてはわかりやすいのですが、掲載された時点の情報で古くなっている可能性があります。
そんな時は、資料の掲載日を確認し、その時点の日付からドキュメント履歴を見ていくと最新状況まで追いつく事ができます。
スライド4.PNG

3.2.画像検索で調べる

アーキテクチャや構成を調べる時、結構この方法は多用します。例えばマルチアカウントのDirectConnectについて調べたい時、Googleで検索すると思います。
普通に調べるとこんな感じで必要な情報やイメージしている情報にたどり着くまでに、結構なサイトを見たり文章を読む必要があったりします↓
スライド5.PNG

そんな時は、画像検索で調べると構成図が画像で出てくるの自分のイメージしている構成の情報にすぐにたどり着く事ができます。こんな感じです。↓
スライド6.PNG

3.3.サイト検索

情報を検索していると個人が書いた様な正確かどうか分からない情報にたどり着くこともあるかと思います。
情報が正しいか公式情報を改めて確認することも多いのですが、そんな時に公式サイトや特定サイトに絞って検索する事が多いです。
流れとしては、
1.普通にGoogle検索
2.ヒットしたサイトで内容確認
3.ヒットしたサイトのキーワードを参考に裏どりの為、公式サイトなどに絞って再検索
という様な3.のタイミングなどに使っています。(もちろん最初の検索で絞ることもあります。)
スライド7-2.png

よく使うサイト検索はこの辺りです。
公式サイトなど、頻度が多いものはOSのIMEに辞書登録しています。

公式サイト検索

キーワード site:docs.aws.amazon.com
キーワード site:aws.amazon.com

AWS Blackbelt検索

キーワード site:slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/

クラメソブログ検索

キーワード site:dev.classmethod.jp

Qiita検索

キーワード site:qiita.com

ナレッジセンター検索

キーワード site:aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/

3.4最新の情報だけ検索

過去はこんなやり方しかできなかったけど、今はアップデートがありもっといい別の方法があるという事が多々あります。
例えばCloudfrontのレスポンスヘッダーを設定する方法は、過去何度かアップデートがあり、つい最近新しい方法で設定できる様になりました。
最新の方法に絞って調べたい時など、期間を指定して検索すると過去のやり方は出てこなくなります。

スライド8.PNG

4.最後に

ここまで読んで頂いてありがとうございます。既に知っているサイトや情報もたくさんあったかも知れませんが、これを読んで頂いているあなたにとって一つでも参考になる情報があれば幸いです。
もし参考になったらLGTMしてもらえたら励みになります。

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