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ドメインをAWSに移管した

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そもそも

ドメインの管理はムームードメインで行っていました。
ネームサーバなどもムームードメインにあり、自分のサイトのホスティングはEC2でウェブサーバをたてて運営していました。
ですが、IPを固定しているとEC2の値段が高い(月2000円超)のと、EC2を始めた動機も

  1. クラウドサーバってカッコイイ
  2. Linux勉強したい
  3. WEBサーバたててみたい
  4. ソースコード管理サーバたててみたい

等の勉強のモチベーションもあったからでした。
ですが運用期間も長くなり必要な知識も得られ、ウェブサーバをS3に移動して安く済ませたくなりました。
そこで表題とはちょっと違う「EC2で公開しているサイトをS3で公開しなおしてみたい」という動機で始めました。

実際に必要だったこと

先にまとめると、

  1. Route53 にドメインの移管をする
  2. ネームサーバ切り替え
  3. S3にデータのアップロード
  4. S3とRoute53の連携設定
  5. 独自ドメインでメール送受信するためにRoute53とSES(WorkMail)の連携設定

でした。
誤算は、ドメインを移管せざるを得なくなり、メール関連も引っ越す必要が出たことでした。
終わってみての感想は、「うーん、いまいち。WorkMailが微妙」でした。

まずは

Amazon S3
Amazon Route53
Amazon Simple Email Serviece(SES)
これらをいつでも開ける準備をしましょう。
特にSESはメール送受信でサンプルを試すのに死ぬほど見ます。

次に参考になるサイトですが、

  1. ドメイン移管に関しては 更新間近なドメインをRoute53へ移管する(serverworks)
  2. ネームサーバ設定に関しては はじめてのAmazon Route 53(Qiita)
  3. 独自ドメインを使ってAmazon S3で静的Webサイトをホストする(Qiita)

以下はそこにたどりつくまでの変遷とやり方になります。
番号は上の数字とは関係ありません。

1. Route53の利用に至るまで

私のサイトは http://xhift.com/ というアドレスで、サブドメインがない状態で運営していました。
どうもこういうルートドメインを公開するためにはRoute53にドメインを移管する必要があるらしく
http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/dev/WebsiteHosting.html
ドメインの移管の予定はなかったのですが移管することになりました。
ドメインは1度移管すると60日後にしか次の移管が出来ないので、やっぱり戻そうが許されない点に注意が必要です。
移管の手順的には難しいところはないので各自頑張ってください。

2. ネームサーバ設定について

最初のはまりポイントでした。
ネームサーバの設定はRoute53の方でやりましょう。
ムームードメインの方で設定項目がうっかり見えてしまっていたのでドハマリしました。
Route53の方でnsの項目を4つ埋めましょう。(私の時は4つでした)
やり方は割愛します。

3. EC2のウェブサーバを止めましょう

S3のバケットとRoute53の連携がうまくいっているかわからなくなります。

4. WorkMailを使うならSESの設定はギリギリまでタッチしないようにしましょう

おそらくWorkMailの方で設定してくれるはずです。
自分でいじるとちゃんと理解していないと設定しなおせなくなりかねません。

5. SESの設定を行うのなら、ルールセットをちゃんと設定すること

受信が出来ないor送信者にエラーが返る場合、ルールセットが上手くいってなさそうです。
私の場合はS3への保存も失敗するしWorkMail側も受信出来ていない絶望的な状況でしたが、ルールセット見直しで修正できました。
それぞれ受信時のActionで

  1. S3への書込みの失敗はObject key prefixを空にしたこと(どっかでそうしてみようと見た気がした...)
  2. WorkMailへの連携失敗はそもそもActionを追加していないかったこと。

という状況でした。
WorkMailの設定の仕方ですが、Organization ARN が何なのか見つけるまで時間がかかりました...疲れていたのです。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ses/latest/DeveloperGuide/receiving-email-action-workmail.html

6. 任意のアドレスにメールが送信できない場合は

Amazonさんにちゃんとサンドボックスから出してもらっているか確認してみましょう。
プログラムで大量送信するわけでもない、と放っておくと、verifyが済んだアドレスにしか送信できなくなります。
ちゃんと申請しましょう。
申請の文章もちゃんとすると許可が下りる可能性が高いと書かれていますが、余程のことがない限りは常識的な範囲は許可が下りるのではないでしょうか。
Amazon SESの送信制限を解除する(SandBoxの外へ移動する)(infoscoop)

まとめ

  1. やりたかったことは全部出来た
  2. メールも移行しなくてはいけなくなったのが誤算だった
  3. ドメインは60日間移動出来なくなるのでそもそも取組むのかよく検討すること
  4. WorkMailはインターフェースは良い
  5. だが高い(1人400円/月)し、機能少なくちょいちょいバグる
  6. Gmailに転送できなそう

結論

びみょう...
メールは今までのままで良かった。

お仕事募集しております
http://xhift.com/
北千住でコワーキングスペースも運営しております
http://xhift.com/bonopri/

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