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Microsoft Fabric 始め方

Last updated at Posted at 2025-04-21

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■本記事の目的

MicrosoftFabricを開始するにあたっての要点を整理して、まとめます。
今回は、試用版でワークスペースを作成してみます。

■概要

概念を理解する。
ライセンスを理解する。
MicrosoftFabricの試用版容量について理解する。

■前提

廃止予定のライセンスである「Premium Per Capacity」については、
本記事では記載・言及しません。
Microsoft Entra IDでメンバーユーザーを作成している状態から開始します。
つまり、今回の説明は組織アカウントがあること前提です。

■Microsoft Fabric環境を作成するために必要なもの

・Microsoft Entra ID:テナントに紐づくため、ユーザー作成のため
・Microsoft Azure:Fabric容量の作成のため
・Power BI ライセンス:レポート、セマンティックモデル作成のため
・Fabric容量:Fabric項目の作成のため

■テナント

Microsoft Fabricは、Microsoft Entra IDに対して1つの環境を用意できます。
Microsoft Fabric内部では、ワークスペースという単位で場所を用意して、
レポートやFabric項目を運用を行います。

テナントおよびAzureとの関係図の例
※図は、単一のワークスペースですが、複数作成して構成できます。
image.png

■ライセンス

大きく分けて2種類のライセンスを目的に応じて、いずれかまたは両方を使用します。
ライセンスで、作成・操作・共有などのできる範囲が異なるため、注意してください。

・PowerBIライセンス
 レポートおよびセマンティックモデルを作成するために必要です。
 以下のライセンスがあります。
  Pro
  Premium Per User (PPU)
  Embedded (A SKU)

・Fabricライセンス
 Fabric項目を作成するために必要です。
 以下のライセンスがあります。
  Fabric容量 (F SKU)
  試用版

※Fabric項目とは、
 レイクハウス、ウェアハウス、データパイプラインなどの
 Fabric内で使用するリソースやコンポーネントのことを指す。

 
F64以上/未満を含めた操作範囲の参考ですが、以下に表を添付します。
※Proは他のPowerBIライセンスに置き換え可
image.png

■試用版で始めてみる

概念は理解できたので、始めてみましょう。

以下のURLへのアクセスから開始します。
https://app.fabric.microsoft.com/
 
 
組織アカウントのユーザーでサインインします。
image.png

 
サインイン後は以下のような画面が展開されます。
image.png

 
画面右上のプロファイルボタンをクリック > 無料試用版をクリックします。
image.png

 
既定のリージョンを選択 > アクティブ化をクリックします。
image.png

 
了解しましたをクリックします。
image.png

 
ワークスペース画面の左メニューのワークスペース > 新しいワークスペースをクリックします。
image.png

 
ワークスペース名を入力します。
image.png

 
ライセンスモードが試用版になっていることを確認 > 適用をクリックします。
image.png

 
ワークスペースが作成されたことを確認します。
image.png

 

■項目アイテムを作成

作成したワークスペースを展開 > 新しい項目をクリックします。
image.png

 
目的に応じて項目アイテムを作成します。 今回は、試しにレイクハウスを作成します。
image.png

 
レイクハウス名を入力 > チェックは任意 > 作成をクリックします。
※チェック事項を調べるとスキーマの有無を選べるそうです。
image.png

 
作成されました。
image.png

 
始め方の流れを掴むための内容のため、本記事は一旦ここまでとします。
Fabric容量の作成とワークスペースでの切り替え方を記事にしたいと思います。

■次の記事

容量の作成・設定と切替

 
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