■本記事の目的
Snowflakeのトライアルおよびご契約後の初期設定を行うため
管理者ロールの段階を理解するため
■前回の記事
Snowflake 初期設定:⑦SYSADMIN編 データベース作成
■今回の作業
SYSADMINでスキーマを作成していきます。
スキーマを利用できるロールを割り当てます。
■スキーマを作成する。
以下のコマンドで作成していきます。
use role SYSADMIN ;
use database <データベース>;
create schema <スキーマ>;
例)
use role SYSADMIN ;
use database TEST_DB ;
create schema TEST_SC;
前回、行ったタイムトラベル設定ですが、スキーマレベルでも設定可能です。
下位オブジェクトのタイムトラベル設定が優先されるため、詳細に設定される場合は
仕様を理解しておきましょう。
■スキーマの使用権を割り当てる。
作成後は、所有者しかスキーマを使用できないので、
前段で作成したアクセスロールに使用権を割り当てます。
use role SYSADMIN ;
use database <データベース>;
grant USAGE on schema <スキーマ> to role <アクセスロール>;
例)
use role SYSADMIN ;
use database TEST_DB;
grant USAGE on schema TEST_SC to role TEST_ACCESS_SELECT_ROLE ;
grant USAGE on schema TEST_SC to role TEST_ACCESS_ALL_ROLE ;
■注意点
データベース、スキーマの使用権ですが、これをいずれも割り当てないと
スキーマ配下のオブジェクトを参照および操作・利用することはできません。
■あとがき
スキーマ作成までを初期設定として、ここで初期設定セクションは終わりです。