この記事は PICマイコン Advent Calendar 2025 3日目の記事です。
今回の記事では、PICマイコンの開発で一番よく使われる開発環境である MPLAB X IDE のインストール方法を解説します。
説明はmacOSでインストールしますが、どのOSでも基本変わらないと思います。
使用した環境
$ sw_vers
ProductName: macOS
ProductVersion: 14.6.1
BuildVersion: 23G93
STEP1 : インストーラーをダウンロード
次のページからインストーラーをダウンロードできます。
macOS/Windows/Linuxを選択できます。
私は、2025/3/4にリリースされたmacOS版v6.25のインストーラーを選択します。
それ以前のインストーラーは、アーカイブページからダウンロードできます。
STEP2 : MPLAB X IDEのインストール
インストーラーを起動させると、ユーザー認証ののちに次のような画面が出てきます。
ここでは Next を押します。

するとライセンスへの同意が求められるので、「I accept the agreement」を選択したのちに、Nextを押します。

次に、インストール先を選択します。変更する必要がなければ、デフォルトのままNextを押します。

何をインストールするか聞かれます。
基本デフォルトのままでいいと思います。
Nextを押します。

インストール一歩手前の画面が出てくるのでNextを押して、インストールを始めます。

MPLAB X IDEのインストールが終わったら次のような画面が出てきます。
Nextを押すとXCコンパイラのインストールに進みます。
STEP3 : XCコンパイラのインストール
先ほどの画面からNextを押すと、XCコンパイラのインストーラーのダウンロードが始まります。終わったらユーザー認証が出てきます。
古いバージョンをインストールする際は、MPLAB X IDEのインストーラーからXCコンパイラのインストーラーをダウンロードしてくれない場合があります。
その場合は、次のページからダウンロードできます。
絶対に使わないのであれば別に構いませんが、基本的にXC-8,XC-16,XC-DSC,XC-32のすべてのインストーラーをダウンロードしておくといいでしょう。
私の場合、XC8コンパイラからでした。
インストーラーが起動したら次のような画面が出てくるので、Nextを押します。

ライセンスの同意が求められるので、「I accept the agreement」を選択してNextを押します。

DFPsについての注意書きのようなものが出てきましたが、そのままNextを押します。

コンパイラのタイプを選びます。今回はデフォルトになっている無料のものを選択したままNextを押します。

インストール先を選択します。今回はデフォルトのまま、Nextを押します。
ここでオプションが選択できますが、今回は特に変えずにNextを押します。
そしたら、インストール一歩手前まで来たので、Nextを押してインストールをします。

完了したら、Licenceの情報が出てきます。Host IDをいじれるそうです。
そのままNextを押します。
そしたら次のような画面が出てくるので、Finishをして終了します。

あとは、これの繰り返しです。
XC-8,XC-16,XC-DSC,XC-32のすべてがインストールできると思います。
ちなみにコンパイラが複数種類あるのは、PICマイコンは8bit/16bit/32bit/dsPICという違いで分類ができるためです。
また、実はDSCのコンパイラを使わなくてもXC-8やXC-16でdsPICのマイコンの開発はできるのですが、DSCの方がそれむけに最適化されているようです。
インストール終了
全てのインストールが終了したら、エディタが開き、次のような画面になると思います。
ちゃんと起動したのを確認できたらインストール終了です。


