この記事では、Homebridgeのインストール方法と、Apple HomeだけではできないことをHomebridgeで実現するメリット、さらにおすすめスマートホーム製品を解説します。
なぜApple Homeだけでは不十分なのか
Apple Home は完成度が高いものの、次のような制約があります
- HomeKit対応デバイスが少ない
- 会社側のHomeKit認証のハードルが高く、価格も高め
- 赤外線家電（エアコン・TV・照明など）がほぼ対応していない
- Homekitに対応してる家電でないと登録できない
Homebridge を使うことで、HomeKit 非対応製品を
ほぼ全て Apple Home で操作できる”ようになります。
例えば：
- SwitchBot（カーテン、ハブ、温湿度）
- Nature Remo（エアコン、TV、照明）
- TP-Link Kasa/Tapo（スマートプラグ、ライト）
- IKEA TRÅDFRI（スマート照明）
- IRリモコン（Broadlink など）
Homebridgeの良い使い方！
家中のデバイスを Apple Home に統合
メーカーごとにバラバラだったアプリが不要になり、すべてHomeアプリに集約できます。
非HomeKitの家電でも高度なオートメーションが使える
Apple Home の強力なオートメーション（位置情報、時間、人が帰宅した時など）が、非HomeKit製品でも使えます。
例：
- 家に近づいたら SwitchBot カーテンが自動で開く
- 起きたら Nature Remo 経由でエアコンON
- 就寝時に TP-Link のプラグを全部OFF
HomeKit経由で通知・センサー連携が強化される
- 開閉センサー → iPhone へ即通知
- ドアベル → HomePodが鳴る
- 温度や湿度をHomeアプリから確認
Homebridgeのインストール手順
以下は Ubuntu / Debian（推奨） の例 です。
1. APT リポジトリを追加
curl -sSfL https://repo.homebridge.io/KEY.gpg | sudo gpg --dearmor | sudo tee /usr/share/keyrings/homebridge.gpg > /dev/null
echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/homebridge.gpg] https://repo.homebridge.io stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/homebridge.list > /dev/null
sudo apt-get update
2. Homebridge をインストール
sudo apt-get install homebridge
3. Web UI にアクセス
ブラウザで以下へ：
http://<サーバーのIP>:8581
初期セットアップを進めれば完了です。
相性の良いおすすめスマートホーム機器
SwitchBotシリーズ
- カーテン
- ボット
- 温湿度計
- ハブ2
安定性が高く、Homebridgeプラグインの出来が良いのが強みです。
追加方法
Nature Remo
日本の家電に最適。エアコン・照明・TVなど赤外線家電すべてをHomeKit化できます。
TP-Link Kasa / Tapo
- スマートプラグ
- LEDライト
- カメラ
HomebridgeでHomeKit統合が可能。
IKEA TRÅDFRI
価格が手頃で、Homebridgeを介せばHomeKit運用できる。
Broadlink / eRemote
格安でIR家電をまとめられる。HomebridgeでHomeKit化するのに最適。
まとめ
Homebridge を使うと、Apple Home の弱点（対応デバイスの少なさ）を一気に解決できます。「すべてのスマート家電をHomeアプリに統合したい」なら、Homebridge は最強の選択肢です。
次はプラグインの選び方や、具体的なオートメーション例も追加できます。必要なら続きを書きます！