はじめに
JANOG57(大阪)で行われたNETCONの現地問題2の解説です。
現地問題2では、スペクトラムアナライザを使ってSFPが出している波長を観測してみるというものでした。
問題文
先輩:SW01とSW02をSFPを挿して光ファイバで接続しといて
わたし:了解です。ん?よく見るとこの光のSFP、全部1口しかないなー。光ファイバ1本で接続すればいいのかな?
どれも同じかな?適当なSFP挿しとけ・・・。
うーん、リンクアップしない・・・。
先輩接続したんですが、リンクアップしません。
先輩:適当にSFPを挿したのか・・・。
一度、波長を見てみ
解説
通常、10G-LRのSFPであれば1310nmの波長を使って通信をしています。
(一部のモジュールには、どの波長を使っているか記載されています)

(写真の赤線部分)
通常は使用している波長についてあまり気にする必要はありませんが、BiDiのモジュールは送信波長と受信波長を異なるものを使用することによりシンプレックス(1芯)の光ファイバで通信をすることができます。
また、40G-LR4や100G-LR4などは、4レーンをそれぞれ別の波長を使うことによりデュプレックス(2芯)の光ファイバで4レーンの送受信を行っています。
(40G-SR4などは、MPO-8c等を使って4レーンを別々に送受信しています)
伝送装置やWDMでも多重波長の技術を使っています。このような場合、送信側と受信側で使用している波長を合わせないと通信ができません。
波長を測定するには、スペクトラムアナライザを使用します。
今回は光のタップを使って片側を分光して測定機に接続しました。
光タップは内部に分光器(プリズム)を持っていてTX/RXそれぞれ分けることができます。
ただ、アンプは内蔵していないため、分光した分だけ出力が弱くなります。ものによって違いますが今回使用したものは50:50でした。(60:40もおいてました)
スペクトラムアナライザで見ると横軸が波長(nm)、縦軸が強度(db)で結果がでます。
一番ピークになっている部分がこの場合だと、1310nm付近になっているので、このモジュールは1310nmを使用していることがわかります。
なお、BiDiで対向を接続した状態で観測すると、この山が2山観測できます。
また、40G-LR4や100G-LR4を観測すると、この山が4山観測できます。
おまけ

同じスペアナですが、これは電波を測定するスペアナで横軸が周波数(Hz)、縦軸が強度(㏈)でリアルタイム表示されています。
写真の状態はセンターの周波数が大体2.45GHzぐらいなので、2.4G帯のWiFi、Bluetooth、ワイヤレスマイクなどが使っている周波数帯のため、非常に混みあっているのがわかります。

