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DockerでRadicaleなうに使っていいよ。

Last updated at Posted at 2019-02-03

Radicaleとは何か?

それは、A Free and Open-Source CalDAV and CardDAV Serverです。
https://radicale.org

つまり、スマホやタブレットに登録しているカレンダーやリマインダー、そして連絡先などの情報を自分のサーバーに保管して管理できるということです。

自宅でDockerを実運用し始めている人にとっては、個人情報のセルフ管理は必ず検討する事のひとつでしょう。

その一例をRadicaleで示したいと思います。

以下、簡単なイメージの説明です。

docker pull takeyamajp/radicale

This container is really easy to use and works out-of-the-box.

docker run -d -e SSL=false -p 5232:80 -v ~/.var/lib/radicale/collections:/radicale takeyamajp/radicale

When your server is launched, you can check that everything's OK by going to http://localhost:5232/ with your browser!

If you want to use this container with the SSL connection, you have to run it behind a reverse proxy server including a valid SSL certificate.

FROM centos:centos7

...

ENV TIMEZONE Asia/Tokyo

ENV SSL true

ENV LOG true  
ENV LOG_LEVEL INFO

ENV USER user  
ENV PASSWORD password

VOLUME /radicale

EXPOSE 80  
EXPOSE 443

このイメージについて

CentOS 7 の公式イメージをベースに作成しています。
https://hub.docker.com/_/centos

変数の値はコンテナを再作成しなくても変更できます。
例えば、コンテナをstopしてログ出力レベルやパスワードを変更してから再startする事で新しい値が反映されます。

アクセスログ

アクセスログはDocker logsに出力されます。

アクセスログの出力レベルを変更したい場合はLOG_LEVELの値を変更してください。
DEBUGが最も細かく沢山の情報が出力されます。
それに対してCRITICALは最も緊急性が高い少量の情報だけが出力されます。

  • CRITICAL
  • ERROR
  • WARNING
  • INFO
  • DEBUG

あと、あまりお勧めしませんが、LOGの値をfalsetrue以外の値)に変更すると、ログ出力をストップする事ができます。

タイムゾーン

日本で使用する場合は気にしなくて大丈夫です。

もし、海外で使用する場合はTIMEZONEの値を変更してください。
CentOSで使用可能な値をそのまま設定できます。

wikipedia : List of tz database time zones
https://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_tz_database_time_zones

SSL通信

動作確認など、このコンテナを単体で使用する場合は、SSL通信は利用出来ないためSSLの値をfalsetrue以外の値)に変更してhttpでアクセスしてください。

Dockerを実運用しようとしている人なら、必ず独自ドメインを保有して、SSL証明書を設定したリバースプロキシをフロントエンドに設置している事でしょう。
このコンテナは、そのリバースプロキシのバックエンドとして動作する事を想定しています。

アカウント

アカウント情報をUSERPASSWORDに設定してください。

管理画面にログインするときに、このアカウント情報が必要になります。

スマホやタブレットに登録するときにも、このアカウント情報が必要になります。

データの永続化

全てのデーターはボリューム/radicaleに保存されます。
必ず永続化してDockerホスト側に保存してください。

データーは別の環境に移動させてもユーザー名を一致させれば読み込む事ができます。

以下、簡単な使い方です。

コンテナを起動したら、まず管理画面からカレンダーやリマインダー、そして連絡先などを作成します。

SSLtrueで起動した場合は、ブラウザーからhttps://コンテナにアクセス可能なホスト名にアクセスしてください。

SSLfalseで起動した場合は、ブラウザーからhttp://コンテナにアクセス可能なホスト名にアクセスしてください。

ログインに使用するアカウントはUSERPASSWORDの値になります。

これでスマホやタブレットに登録する準備ができました。

端末にCalDavやCardDavを登録する方法は、個別に調べてください。
登録に使用するURLは、上記の管理画面のURLと同じになります。


以上です。
それでは良いRadicaleライフを。

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