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Claude Code時代の自作キーボードが面白すぎる。これはネタじゃなくて、AI駆動開発の入口かもしれない

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まず、このポストは何が面白いのか

正直、こういう投稿は好きです。

「Claude Codeで最強になれる自作キーボード作った」という一言だけで、やっていることのバカバカしさと、妙な本気度が同時に伝わってくるからです。実際、その投稿はX上で公開されていて、話題の中心はClaude Codeの操作を、自分専用の物理デバイスに落とし込んだところにあるんだと思います。 X (formerly Twitter)

「Claude Codeで最強になれる自作キーボード作った」
X (formerly Twitter)

ここでいうClaude Codeは、Anthropicのコーディング支援ツールです。コードベースを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行し、ターミナルやIDE、ブラウザなどと連携して開発を進めるタイプの、いわゆる agentic coding tool です。要するに、ただ補完するだけじゃなく、ある程度まとまった作業をAIに任せる前提の道具ですね。 Claude+1

だからこのポストの肝は、「面白い自作キーボードを作った」だけではありません。

AIと開発者の接点を、自分で作り変えているところが面白い。キーボードは単なる入力装置じゃなくて、AIに仕事を渡すための操作盤になってきた、という話でもあります。


背景にあるのは、Claude Codeの操作そのもの

Claude Codeには、作業の進め方を切り替えるモードがあります。公式ドキュメントでは、Shift+Tab で permission mode を切り替えられ、通常モードから accept edits on、さらに plan mode on へ移れると案内されています。つまり、AIにどこまで任せるかを、操作ひとつで調整できるわけです。 Claude+2Claude+2

Shift+Tab で mode を切り替える。
Claude
+1

この仕様を知っていると、今回のポストの見え方が変わります。

単に変わった入力機器を作ったのではなく、Claude Codeで頻繁に触る操作を、押しやすい形に最適化した可能性が高い。ここがかなり重要です。AI駆動開発では、自然言語の指示そのもの以上に、「承認する」「切り替える」「流れを止めない」という細かい操作の気持ちよさが効いてきます。

しかも、自作キーボード界隈では、QMKやVialのような仕組みを使って、1つのキーに複数のキーストロークや一連の動作を割り当てるのが普通です。公式ドキュメントでも、QMKはマクロで複数キー送信ができ、Vialでも事前設定したアクション列を実行できるとされています。つまり、AIツール専用のショートカット装置を作る土台は、もう十分そろっているんです。 docs.qmk.fm+2Vial+2


なぜ重要なのか。笑い話で終わらないから

個人的には、この手の投稿って未来のUIの断片だと思っています。

これまでの開発環境は、エディタ中心でした。VS Codeを開いて、キーボードでコードを書いて、たまにマウスを使う。主役は人間の手でした。

でもClaude CodeやCursorみたいな道具が広がると、主役は少し変わります。

人間は全部を書く人ではなくなって、AIの提案を採用する人、方向を修正する人、任せ方を設計する人になっていく。そのとき、操作系も変わって当然です。

だから「AI専用の自作キーボード」は、ネタっぽく見えてかなり本質的です。

たとえば、よく使う承認、モード切替、定型プロンプト送信、テスト実行、ログ確認を専用キーに寄せるだけで、開発のリズムはかなり変わるはずです。マウス移動や複雑なショートカット記憶を減らして、AIと会話するテンポを身体に馴染ませる方向ですね。

正直なところ、ここには少し「自作キーボード文化っぽい過剰さ」もあります。

でも、その過剰さが新しいワークフローを先に試してしまう。そこが強い。大企業の正式機能追加より先に、個人が先回りしてUIを作ってしまうのは、テックの面白いところです。


AI駆動開発の視点で見ると、かなり示唆がある

AI駆動開発では、モデルの性能だけ見ていても足りません。

実際の生産性を左右するのは、プロンプトの質だけじゃなくて、どれだけ摩擦なくAIを回せるかです。Claude Codeのようなツールは、コードを読んで、編集して、コマンドも叩ける。だから1回の指示が重い。そのぶん、承認やモード切替のたびに手が止まると、地味に集中が切れます。 Claude+1

ここで専用デバイスが効いてくる。

別に全員が自作キーボードを作る必要はありません。でも、フットペダルでも、Stream Deckでも、マクロパッドでもいい。AIツールを前提にした操作系を自分で持つという発想は、これからかなり広がるんじゃないかなと思います。

技術スタック選定にも少し影響があります。

これからは「どのモデルを使うか」だけでなく、「そのツールは外部入力機器やショートカットでどれだけ拡張しやすいか」も選定ポイントになります。CLIベースで操作が明快なツールは、こういう拡張と相性がいい。逆に、全部GUIの奥に閉じているツールは、カスタムしにくい。ここは地味だけど、長く使うと差が出ます。


個人開発者やスタートアップにとって大事なこと

このポストを見ていて思うのは、個人開発者の強みって、やっぱり道具の使い方ごと発明できることなんですよね。

既製品を待たずに、自分の仕事の癖に合わせて環境を変えられる。これ、AI時代はかなり価値が高いです。

スタートアップでも同じで、全員が同じテンプレの開発環境を使う必要はないと思います。

むしろ、よく回る人はどう回しているのかを観察して、ショートカット、権限設計、マクロ、プロンプト、周辺デバイスまで含めて最適化したほうがいい。AI活用の差は、モデル性能の差より運用の差で開く場面が増えてきました。

今回の投稿は、そのことをかなり軽やかに見せてくれています。

笑えるし、ちょっと真似したくなる。そして真似しようとした瞬間に、「自分はClaude Codeで何を一番よく叩いているんだろう」と考え始める。それだけでも十分価値がある投稿です。

僕ならまず、承認、Plan Mode切替、テスト実行、定型レビュー依頼の4つを物理キーに寄せます。

たぶんその時点で、もう少しだけ開発は気持ちよくなる。こういう小さな差分の積み重ねが、結局いちばん効くんだと思います。

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