8
14

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Laravelのインストール、初期設定、GitHubの使用

Last updated at Posted at 2020-08-10

Laravelのインストールには専用インストーラを使用する方法とComposerを利用する方法の2つがありますが、今回はComposerでのインストールを行います。
DBはMySQLを使います。
PHPとphpmyadminが使える環境を前提に進めます。

Composer

Composerのインストール

ComposerはPHPのパッケージ管理ツールです。
下記のサイトからインストールできます。
Composer

Composerのインストール確認

下記のコマンドを実行してバージョンが表示されればインストールできています。

terminal
 composer --version
 //composer -vでも可

Composerのパッケージインストール時間の短縮

packagist.jpの使用

海外に向いているリポジトリを、日本の有志の方が運用をおこなっているリポジトリ( https://packagist.jp/ )に向ける事でインストールにかかる時間が短縮できます。

リポジトリの追加
terminal
composer config -g repos.packagist composer https://packagist.jp
composer update
リポジトリの削除
terminal
composer config -g --unset repos.packagist

Prestissimoの使用

Prestissimoを導入してダウンロードを並列処理する
Prestissimo

terminal
composer global require hirak/prestissimo

Laravelのインストール

terminal
  //最新版をインストールする場合
  composer create-project laravel/laravel [プロジェクト名] --prefer-dist
  
  //バージョンを指定してインストールする場合(x.0の部分がバージョン指定)
  composer create-project laravel/laravel [プロジェクト名] --prefer-dist "x.0.*"

※ --prefer-distはファイル圧縮版を使用するというオプションです。

Laravelの動作確認(簡易サーバー)

プロジェクトのルートに移動して下記コマンドを実行します。

terminal
 php artisan serve

http://localhost:8000/ もしくは http://127.0.0.1:8000 にアクセスして、Laravelのデフォルトの画面が表示されればOKです。
Ctrl+Cで簡易サーバーを終了します。

##初期設定

タイムゾーン、言語を日本にする

config/app.php
'timezone' => 'UTC',
//↓
'timezone' => 'Asia/Tokyo',
     
'locale' => 'en',
//↓
'locale' => 'ja',

DBの文字コードをutf8にする

config/database.php
'mysql' => [
  'charset' => 'utf8mb4',
  //↓
  'charset' => 'utf8',
             
  'collation' => 'utf8mb4_unicode_ci',
  //↓
  'collation' => 'utf8_unicode_ci',            
]

デバッグバーの使用

インストール

簡易サーバーを立ち上げると下部にデバッグ情報が表示されるようになります。

terminal
composer require barryvdh/laravel-debugbar

非表示

本番環境など表示したくない環境では下記のように値を変更します。

.env
APP_DEBUG=true
//↓
APP_DEBUG=false

DB(MySQL)の設定

phpMyAdminを使ってDB(DB名)とユーザー(ユーザー名、パスワード)を作成して、下記を編集します。

.env
 DB_CONNECTION=mysql
 DB_HOST=127.0.0.1
 DB_PORT=3306
 DB_DATABASE=DB名
 DB_USERNAME=ユーザー名
 DB_PASSWORD=パスワード

Laravel-ui、認証

terminal
//バージョン指定しない場合
composer require laravel/ui --dev

//バージョン指定する場合
composer require laravel/ui:^1.0 --dev

スカフォールド生成

terminal
//ユーザー認証不要時
php artisan ui bootstrap
php artisan ui vue
php artisan ui react
 
//ユーザー認証
php artisan ui bootstrap --auth
php artisan ui vue --auth
php artisan ui react --auth

npm

Please run "npm install && npm run dev" to compile your fresh scaffolding.と表示されるので従います。

Node.jsのインストール

npmがインストールされていない場合、Node.jsをインストールします。
(Node.jsがインストールされていればnpmも使えるようになります。)
Node.js

Node.js、npmのインストール確認

バージョンが表示されればインストールできています。

terminal
node -v
npm –v

npmによるパッケージインストール

package.jsonの内容に従ってパッケージがインストールされます。

terminal
npm install

CSSとJavaScriptのビルド

terminal
//一回だけビルド(開発用)
npm run dev

//一回だけビルド(本番用)
npm run prod

//ファイルの変更を感知してビルド
npm run watch

ビルド対象のファイル、ビルドして生成されるファイルはwebpack.mix.jsで確認、変更できます。

種類 ビルドの対象ファイル
JavaScript resources/js/app.js
SCSS resources/sass/app.scss
種類 ビルドで生成されるファイルが格納されるフォルダ
JavaScript public/js
CSS public/css

migration

3つのテーブルが作成されます。
(上でユーザー認証機能を追加している場合はusersテーブルを加えた4つのテーブルが作成されます。)

terminal
php artisan migrate

作成されるテーブル

  • failed_jobs
  • migrations
  • password_resets
  • (users)

Laravelの動作確認(簡易サーバー)

プロジェクトのルートに移動して下記コマンドを実行します。

terminal
 php artisan serve

http://localhost:8000/ もしくは http://127.0.0.1:8000 にアクセスして、Laravelのデフォルトの画面の右上にLOGINとREGISTERが追加されていればOKです。
Ctrl+Cで簡易サーバーを終了します。

エラーメッセージの日本語化

resources/lang/に下記のjaフォルダをenフォルダと同じ階層に配置します。
https://github.com/minoryorg/laravel-resources-lang-ja

※jaフォルダ内のファイルの編集でさらにメッセージのカスタマイズができます。

resources\lang\ja\validation.php
'attributes' => [],
//↓
'attributes' => ['email'=>'メールアドレス',
'name'=>'名前'
],

GitHubの使用

GitHubへpushする

GitHubにPushするまでの手順です。

GitHubでリポジトリ作成

GitHubのマイページにあるRepositoriesタブを開き、Newボタンを押します。
リポジトリ名を入力して、空っぽの新規レポジトリを作成しておきます。

ローカルでのGitのリポジトリ作成

プロジェクトルートに移動してGitのリポジトリを作成します。

terminal
git init

.gitignore

Laravelでは、gitを使う前提で.gitignoreがディレクトリ直下に用意されています。

無視ファイル/フォルダ(一部抜粋) 内容
.env 接続情報などが保存されているので、誤ってGitHubに上がらないように設定されている
/vender composerでインストールしたファイル (laravel自体もここに入っている)
/node_modules npmでインストールしたファイルが入っている

push

terminal
git add .
git commit -m "メッセージ"
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
git push -u origin master

GitHubからcloneする

今度はGitHubからファイルを取ってきて使えるようにしていきます。

terminal
git clone https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git

cloneしただけでは、Laravelの動作に必要なファイルが足りないので、.gitignoreで無視していたファイルを作成します。

.envファイルの作成

DBの接続情報

.env.exampleをコピーして.envにリネームして、接続情報などを記入します。
DBがなければ作成が必要になります。

デバッグバーの使用

使用する場合のみ変更します。

.env
APP_DEBUG=false
//↓
APP_DEBUG=true
アプリケーションキーの作成
terminal
php artisan key:generate

.envのAPP_KEYに値が書き込まれます。

/vender配下のファイル (Composerでのパッケージインストール)

cloneした環境にComposerがインストールがされていない場合はインストールします。
下記コマンドでcomposer.jsonの内容に従ってパッケージがインストールされます。

terminal
composer install

/node_modules配下のファイル (npmでのパッケージインストール)

cloneした環境にnpmがインストールがされていない場合はインストールします。
下記コマンドでpackage.jsonの内容に従ってパッケージがインストールされます。

terminal
npm install

migration

テーブルを作成します。

terminal
php artisan migrate

Laravelの動作確認(簡易サーバー)

プロジェクトのルートに移動して下記コマンドを実行します。

terminal
 php artisan serve

http://localhost:8000/ もしくは http://127.0.0.1:8000 にアクセスして、Laravelのデフォルトの画面が表示されればOKです。
Ctrl+Cで簡易サーバーを終了します。

設定変更が反映されない場合

キャッシュやコンフィグのクリアを試してみてください。

terminal
php artisan cache:clear
php artisan config:clear
8
14
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
14

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?