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[8.16.1] Google Cloud Vertex AI Integrationを使用してGemini for Google Cloudの使用状況を可視化する

Last updated at Posted at 2024-12-13

はじめに

先日、AWS Bedrockの利用状況の可視化ということで以下の記事を書きました。
https://qiita.com/takeo-furukubo/items/a19152a669732d8d4784
8.16では同様にVertex AIにもIntegrationsが出ていますのでそちらの解説となります。
正式なドキュメントはこちらです。
https://www.elastic.co/guide/en/integrations/current/gcp_vertexai.html
現状ではprompt/response情報が出ていないので、メトリクスだけとなります。

本記事は8.16.1をベースにしています。本機能は2024/12/10現在テクニカルプレビューです。

手順

  1. メトリクスにアクセスできるサービスアカウントを作成
  2. JSON Credentialsを作成してダウンロード
  3. Vertex AI Integrationsを設定
  4. Elastic Agentを展開

サービスアカウント

サービスアカウントに与えるロールですが、正式なドキュメントには
There isn’t a single, specific role required to view metrics for Vertex AI. Access depends on how the models are deployed and the permissions granted to your Google Cloud project and user account.
という記載があります。
今回の記事ではあまりよろしくはないですがVertex AI 管理者のロールを複製して、それに以下の2つを追加しています。
monitoring.metricDescriptors.list
monitoring.timeSeries.list

JSON Credentials

サービスアカウントを作成したら、鍵を新規作成します。
スクリーンショット 2024-12-10 15.06.59.png
キーを追加をクリックして、JSON形式で保存します。
スクリーンショット 2024-12-10 15.03.52.png

Vertex AI Integrationsの設定

Integrationはログを自動的に整形して可視化のダッシュボードを作成するものです。
Ingest PipelineとKibana Lensが主な構成要素です。

まず3本線メニューからManagementの下にあるIntegrationsをクリックします。
スクリーンショット 2024-11-27 17.23.02.png

検索バーがあるのでvertexと入力すると以下のようにフィルタされるので、表示されているVertex AIをクリックします。表示されない場合は、左下にあるDisplay beta integrationsをチェックしてください。
スクリーンショット 2024-12-10 15.14.32.png

右上のAdd GCP Vertex AIをクリックします。
スクリーンショット 2024-12-10 15.17.31.png

次の画面はクラスタ作成後に初めてIntegrationsを追加する人だけ表示されます

この画面が表示されたら、一番下のAdd integration only (skip agent installation)をクリックします。
スクリーンショット 2024-11-27 17.28.34.png

次の部分に入力して、最後に一番下にあるSave and continueをクリックして保存します。

  • Project id
  • Credentials JSON
    • 先ほどダウンロードしたJSONをそのままコピー&ペーストします

スクリーンショット 2024-12-10 15.24.23.png

次にAdd Elastic Agent to your hostsをクリックしてElastic Agentをインストールします。
スクリーンショット 2024-12-10 15.26.20.png

少しスクロールダウンすると各環境におけるインストールコマンドが表示されていますので、これをコピー&ペーストしてインストールします。
スクリーンショット 2024-11-27 17.47.17.png

問題なくインストールができて設定に問題がなければ以下のようになります。
スクリーンショット 2024-11-27 18.00.47.png

Vertex AIを使っておく

Playgroundなどで使っておきましょう

ダッシュボード

データが来たところで、ダッシュボードで確認してみましょう。データが来るまでに少し時間がかかるようです。
3本線メニューからDashboardをクリックします。
スクリーンショット 2024-12-10 15.38.44.png

[Google Cloud Vertex AI] Overviewをクリックします。他にもダッシュボードがいっぱいあって見つからない場合は検索窓にvertexと入れてください。
スクリーンショット 2024-12-10 15.53.04.png

デフォルトでは直近15分のデータしか表示しません。Vertex AIを触ったのはだいぶ前だと思いますので、右上のLast 15 minutesの横のカレンダーアイコンをクリックして、Playgroundを操作した時間が範囲に入るように時間範囲を選びます。
スクリーンショット 2024-12-10 15.56.15.png

全体画面

-Google-Cloud-Vertex-AI-Overview-Elastic.png

Discoverで確認

Discoverに移ってmetrics-*を表示し、フィールドをgcpでフィルタします。Vertex AI関係のフィールドが表示されるので、興味のあるフィールドをクリックしてみましょう。
gcp.labels.metrics.deployed_model_idはすべてのメトリクスに入っているので、これが存在することを条件とするフィルタを掛けると、Vertex AI関係のメトリクスのみ表示できます。
スクリーンショット 2024-12-10 16.31.58.png

まとめ

Elasticでは生成AIと連携するツールを数多く出してきました。
本記事の機能を利用することにより、生成AIにかかるコストの把握や、プロンプトエンジニアリングがやりやすくなります。
また誰が使用しているかも一目瞭然ですので、セキュリティチェックにも有用です。

検索/O11y/Security全てできるElasticは生成AIを利用するのに最適なプラットフォームです。
是非お試し下さい。

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