配列の繰り返し処理についてメソッドごとの違いを調べたので備忘録としてメモ。

each

配列の要素数だけブロックを繰り返し実行する。戻り値はレシーバー自身を返す。

[1, 2, 3, 4].each { |i| puts i }
# 1
# 2
# 3
# 4
# =>[1, 2, 3, 4]

こうも書ける

[1, 2, 3, 4].each(&method(:puts))
# 上と同じ

また、配列の最後から処理するreverse_eachもある。

[1, 2, 3, 4].reverse_each(&method(:puts))
# 4
# 3
# 2
# 1
# =>[1, 2, 3, 4]

each_with_index

ブロックに要素とインデックスを渡し、繰り返し実行する。返り値はレシーバー自身を返す。

["野球", "サッカー", "テニス"].each_with_index do |sport, i|
  puts "#{i}番目のスポーツは#{sport}です。"
end
# ０番目のスポーツは野球です。
# １番目のスポーツはサッカーです。
# ２番目のスポーツはテニスです。
# =>["野球", "サッカー", "テニス"]

なお、指定した数字からインデックスを始めたい場合each.with_index()を使う。

["野球", "サッカー", "テニス"].each.with_index(1) do |sport, i|
  puts "#{i}番目のスポーツは#{sport}です。"
end
# 1番目のスポーツは野球です。
# 2番目のスポーツはサッカーです。
# 3番目のスポーツはテニスです。
# =>["野球", "サッカー", "テニス"]

cycle

配列の要素をブロックで繰り返し実行し、その繰り返し回数を引数で指定する。

[1, 2, 3, 4].cycle(2) { |i| puts i }
# 1
# 2
# 3
# 4
# 1
# 2
# 3
# 4
# =>[1, 2, 3, 4]

map

配列の要素数だけブロックを繰り返し実行し、ブロックの戻り値の配列を返す。

["a", "b", "c", "d"].map { |s| s.upcase }
# => ["A", "B, "C", "D"]

こうも書ける

["a", "b", "c", "d"].map(&:upcase)
# 　上と同じ

select

配列の要素を条件で繰り返し、返り値が真を返した要素を集めて新しい配列にして返す。

[1, 2, 3, 4, 5, 6].select { |num| num % 2 == 0 }
# => [2, 4, 6]

reject

逆に偽を返した要素を集めるのはreject

[1, 2, 3, 4, 5, 6].reject { |num| num % 2 == 0 }
# => [1, 3, 5]

参考

class Array (Ruby 2.6.0)
[初心者向け] RubyやRailsでリファクタリングに使えそうなイディオムとか便利メソッドとか - Qiita