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Azure Functions Core Tool の複数バージョンを切り替える

Last updated at Posted at 2022-06-23

答え:Azure Functions Core Tool Version Manager (funcvm) を使います。

Azure Functions Core Tool はほとんど Ver.4 に対応済みになってきているので、当分バージョンを切り替えて使う必要ないかもしれませんが、将来またこのツールのお世話になる可能性があるかもしれないので残しておきます。

事前準備

まず、このツールをインストールする前に既に Azure Functions Core Tool をインストールしている場合は全てアンインストールする必要があります。

インストール

funcvm というツールを使います。当時 Azure Functions の開発チームの中の人だった人が作ったものです。
ただ、このツールは Node.js で動くので、環境に Node.js がインストールされていない場合は先に Node.js のインストールが必要です。

Node.js 公式ページ

Node をインストールしたら、次のコマンドでインストールします。

npm install -g @anthonychu/funcvm

使い方

Azure Functions Core Tool インストール

まずは funcvm を使って Azure Functions Core Tool をインストールする必要があります。

funcvm install <version>

Azure Functions Core Tool のバージョン番号はこちらで確認します。
Azure Functions Core Tool Releases

例えば、バージョン4.0.4590をインストールする場合はこうなります。

funcvm install 4.0.4590

インストールされた Azure Functions Core Tool の一覧

$ funcvm list
3.0.3904
3.0.4425
4.0.3971
4.0.4426
4.0.4590 (global)

バージョンの切り替え

$ funcvm use 3.0.4425
Using 3.0.4425

特定ディレクトリでの実行時にバージョンを指定する

.func-version という名前のファイルを作り、ファイルにバージョン番号を書いておくだけで、そのディレクトリでの func コマンド実行は指定したバージョンになります。
@horihiroさん、ご指摘ありがとうございます)

.func-version
3.0.4425

Azure Functions Core Tool のアンインストール

funvm remove <version>

funvm 自体のバージョンを確認

funvm は npm のツールとしてグローバルインストールされていますので、次のコマンドで確認します。

$ npm list -g

どこにインストールされたの?

IDEなどのツールによっては、Azure Functions Core Tool の場所をピンポイントで指定しなければならないことがあります。
funcvm は Windows の場合は ユーザーのホームディレクトリに .funcvm\Download というディレクトリを作成し、そこに各バージョンの Azure Functions Core Toolを保持します。
image.png

必要な場合は各ディレクトリ内部にある func.exe を 指定すればOKです。

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