本の情報
タイトル
頭の回転が速い人の言語化のコツ
著者
金山拓夢
本の内容
言語化することは、相手に自分の思いや考えを伝えること。
相手が内容を正しく理解できるように伝えられることが、言語化がうまいことと言える。
言語化は意識を向けないと上達していかない。
インプットとアウトプットの機会を作っていくことが上達への道となる。
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インプット
コツの1つとして、「多くの答えを知ること」が挙げられる。
自分以外の答えを知ることで、これまで自分になかった視点が加わり、言語化する手段が増えていく。
また、過去の経験を整理することも重要である。
何らかの経験から得られる気付きを整理しておくことで、他の要素に紐づけて言語化の助けとすることができる。
また、日々の当たり前 / なんとなく を見直す ことも、新たな答えを知って整理することにつながる。 -
アウトプット
アウトプットの回数を増やすこと自体が言語化上達につながる。
相手の反応により自分の言葉が伝わったか / どのような視点があるか のフィードバックが得られるほか、アウトプットして初めて自分の考え方に気付けることもある。
アウトプットを行えていない場合は、言葉のリミッターがかかっている / うまく伝えようとしすぎている といったことが考えられる。
→状況や伝え方に意識が向きすぎてしまうせいでどう伝えるかに比重を置いてしまい、自分の思ったことと実際に伝えたい内容が異なってしまう という状態
大事な状況では状況や伝え方に意識を払うことは重要なので、身近な人との会話などで思ったことを言う訓練をしてみると良い。
今後の時代では、いかに自分の経験や考えを基にして発信 / 行動できるかが求められる。
まずは、言語化への意識を変えて、自分が大事ではないと思っていることを疑ってみる好奇心を持って、言語化力の向上につなげていきたい。
ためになった点
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言語化の目的
言語化は、「相手に伝わる」ための技術であるという記載があった。
どうしても「自分が伝える」ことに意識が向きがちであるため、言語化の目的の一つとしてこの視点が得られたことは、これからアウトプットする際にも効果があると感じた。 -
言い切ることの価値
自分の意見を伝える際に言い切ることは、魅力を引き立てるとともに、自身や信念の表れである という記載があった。
この部分は感情に対する内容ではあるが、自分が言いきれないことも併せて納得の行く意見だった。
また、言い切れないのは確信がないからだ という記載もあり、自分の仕事の姿勢を振り返る視点にもなると感じた。
まとめ
言語化に関して、平易な内容 / 伝え方 で記載されている印象を受けた本でした。
そのおかげで、言語化力を磨くことへのハードルは少し下がったように感じています。
シチュエーションに応じたアウトプットを始めるためのコツ の記載などもありましたので、日々の日常に絡められるかというところからこの本の内容に取り組んでいきます。
ありがとうございました。