はじめに
前回の記事「GoogleCloudでTerraria鯖を構築する話 -その2 構築編-」に引き続き、今回は作成したサーバーのスペックが適切なものであっか、つまり評価を進めていきます。
評価には1時間ほどプレイすることで得られた実際のプレイデータを使用していきます。
インスタンススペック
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| リージョン | asia-northeast1 |
| マシンタイプ | e2-small |
| プロビジョニングモデル | 標準 |
| OS | Debian 12 (Bookworm) |
| ディスク | バランス標準ディスク (13GB) |
| ネットワーク | プレミアムティア |
| ネットワークタグ | 任意の値 |
利用環境
- 必要十分なスペックのPCを持つ社会人3人で利用
- 週15時間(月60時間)の利用を想定
- Modの導入はせずバニラ状態でプレイ
- 評価実施時はストーリー終盤まで進行(ムーンロードの少し前くらい)
- ワールド設定はデフォルトから特に変更なし
結論
先に結論を書いておきます。
- 終盤の敵モブが多く発生するような状況では e2ファミリーのCPUだと能力不足気味
- 快適にプレイするには総コア数が同じ
n2ファミリーのCPUが最低ライン(※n2-highcpu-2とか) - 3人でのプレイなら2GBメモリで十分に動作する
- ディスク容量も13GBで十分
評価結果
1. CPU
Terrariaではモブの挙動やアイテムのドロップの処理をシングルコアで負担しています。1コアあたりの負荷が限界を超えると敵や味方の描画がカクカクするいわゆるラバーバンド現象が発生してしまいます。そのためTerrariaではCPUの全体負荷よりもプロセスあたりのコア消費量を重視してCPUを選択する必要があります。
メトリクスを確認してみるとCPU使用率は全体を通して使用率は60~80%を推移しており、プロセスのコア消費量も1.5を超えていることが分かります。実際に3人でゲームをプレイすると敵の数が多く発生するタイミングでたまにラバーバンド現象が発生していました。
そこでe2-smallと同じ2 vCPUで1ランクCPU性能が高いn2-highcpu-2に切り替え、プレイを再開したところプロセスのコア消費量を0.7つまり1コア未満に抑えることができました。
CPU性能としてはどうやらn2シリーズが最低ラインのようです...。


2. メモリ
メモリ使用率は全体を通して60~70%を維持しています。3人でバラバラに行動しワールドの端から端に移動してみましたが、異常なメモリー上昇は確認できなかったので現状のe2-small(2 vCPU, 2GBメモリ)というスペックでも問題は無さそうです。
4人以上の同時プレイを想定している場合はもう少し容量を増やして4GBメモリを選択した方が安心できると思います。

3. メモリ
ディスク使用率は20%前後で安定しています。実質2~3GB程度の容量でTerrariaが動作していることが驚きです...。
OS(Debian)が安定動作するための容量として10GBを最低限確保したとしても、現状の13GBからもう少し減らしても良いかもしれません、

結論
今回の記事では構築したTerraria鯖のスペック評価を行いました。
最後に今回の評価結果をもとにしたおすすめ構成を載せておきます。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| リージョン | asia-northeast1 |
| マシンタイプ |
n2-highcpu-2(2vCPU, 2GBメモリ)
|
| プロビジョニングモデル | 標準 |
| OS | Debian 12 (Bookworm) |
| ディスク | バランス標準ディスク (12GB) |
| ネットワーク | プレミアムティア |
| ネットワークタグ | 任意の値 |