Google Cloud Professional Cloud Architectのケーススタディ「EHR Healthcare」の私なりの整理。
(あくまで私なりの整理です)
■会社概要
医療業界に電子カルテSWを提供する会社。
多国籍の医療機関、病院、保険会社にSaaSソリューションを提供。
※コンプライアンス、セキュリティ、可用性などかなりシビアな会社
■経営陣のメッセージ
・システムを停止させない
・スケーラブルで耐障害性に優れたプラットフォーム
・複数の環境をシームレスにつなぐ
■開発環境
新しい継続的デプロイ機能を導入して、ソフトウェアを頻繁に更新する必要がある。
→保険会社のオンボーディングを迅速化したい 【CI/CDまわり】
→新しい保険会社からデータを取り込んで処理するためのインターフェース【DataFlow】
■インフラ環境
顧客向けアプリはWebベース。最近はコンテナ化。
→コンテナベースのアプリを一貫した方法で管理 【GKE、Anthos】
■データ活用
データの保存はRDBとNoSQLが混在
→医療動向の知見の提供能力向上
保険会社からのデータに基づいた業界動向を予測してレポート生成 【BigQuery】
■シームレス
オンプレ→Google Cloudへ置き換え。
オンプレ環境にファイルベース、APIベースのレガシーなシステムがある。
→オンプレとGoogle Cloud間の安全、安心な接続 【Direct Interconnect】
■ユーザ管理
ユーザ管理はMicrosoft Active Directory 【Google Cloud Directory Sync】
■その他要件
・環境をスケール。
スケーリングとプロビジョニングを動的に行う 【オートスケーリング】
・レイテンシー低減 【CDN】【グローバルLB】
・障害復旧計画。顧客向けシステムの可用率99.9%以上
・コスト削減
■運用
・モニタリングはオープンソースツールを活用。ただし、アラートが度々無視される。
→システムのパフォーマンスと使用状況を一元的に可視化。プロアクティブな対応を可能とする。
→一貫性のあるロギング、ログ保持、モニタリング、アラートの機能の提供
【Stackdriver】【Cloud Storage】
■法令遵守
・機密情報の保持【IAM】【リソースマネジメント】【VPCサービスコントロール】
・鍵管理【KMS】
・コンプライアンス監査→Google Cloud Platform での HIPAA コンプライアンス