はじめに
Qiita Advent Calendar 2020 の記事の1つとして執筆しています。
受験した資格
- AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
- 主催: Amazon Web Services, Inc.
- 費用: 33,000円(税込)
内容
公式サイトに以下のように書かれています。
認定によって検証される能力
・AWS で、動的なスケーラビリティ、高可用性、耐障害性、信頼性を備えたアプリケーションを設計し、デプロイする
・提示された要件に基づくアプリケーションの設計とデプロイに適した AWS のサービスを選択する
・AWS で複雑な多層アプリケーションを移行する
・AWS でエンタープライズ規模のスケーラブルな運用を設計し、デプロイする
・コストコントロール戦略を導入する
以上のような内容ですが、一言で言うとユースケースや目的に合わせてAWSのサービスや機能を組み合わせて最適な構成にできるか(最適なアーキテクチャにできるか)が問われる試験だと思います。
受験方法
- 試験時間 180分
- 多肢選択方式
- オンラインまたはオンサイト(テストセンターでの受験) ※ 私はピアソンVUEのテストセンターで受験しました
- 日本語で受験可能
テストセンターはPSIまたはピアソンVUEという会社(から委託を受けた会社)のテストセンターになります。
その他の詳細は公式サイトをご確認ください。
受験のきっかけ・目的
パブリッククラウドサービスが普及してきており、今ではパブリッククラウドサービス上で自社のシステムやサービスを構築することが当たり前の時代になったと思います。もちろん、さまざまな事情により、そうできないシステムもあると思いますが、「クラウド・ファースト」で考えるようになったと思います。AWSはパブリッククラウドサービスの中で、トップシェアを誇り、世界で幅広く使用されているパブリッククラウドです。そのスキルを身に付けることは、今後の自分自身のキャリアを築くうえで、重要になると考えたため受験することにしました。当初はソリューションアーキテクトでもアソシエイトのほうを受験しようと考えましたが、あまり難しくなさそうだったので、いきなりプロフェッショナルのほうに挑戦することにしました。
学習方法
学習期間は3ヶ月半程度。
もともとAWSはプライベートで使用していましたが、EC2(+EBS)、S3ぐらいしか使用したことがなかったので、あらためて「AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト」の試験範囲を学習することにしました。
以下の書籍を一通り読みました。
また、Linux Academy(U.S.の会社。linuxacademy.com)の以下のオンライン教材を使用しました(言語は英語です)。このコースの良かったところは実際にAWSの環境で操作を行なうハンズオントレーニングがあったところです(AWSの環境が用意されていた)。ただし、有料(月49ドル(USD))でした。
上記のリンクを辿ろうとするとログイン画面が出て、登録していない人はページを見れないかもしれません。現在はLinux AcademyはACG(a cloud guru)というサイトに統合されたようなので、以下のコースが後継コースとなります。引き続き有料のようですが(Free Trialあり)、詳細はACGのサイトでご確認ください。
問題集は以下の2つを解きました(どちらも有料です)。
- 公式サイトの模擬試験
- AWS WEB問題集で学習しよう
後者の「AWS WEB問題集」については、SAA(AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト)の問題集を一通り、SAP(AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル)を2周(2回)解きました。
ちなみに以下の本が気になりましたが、出版された時期が私の受験時期の直前だったため購入・利用はしませんでした。そのため、私からは良し悪しは申し上げられませんが、皆さんの受験時の選択肢に入れて検討しても良いのではないかと思います。
結果
合格
所感
非常に歯ごたえがあり、CBTのテストのなかでは最も難しいレベルにだったと感じました。難しい理由ですが、やはりAWSのサービスの数が多く、幅広い範囲から出題されるためだと思います。時間は180分(3時間)で長いように見えますが、問題を解いていると短く感じます。認定期間(有効期間)は3年なので、1度合格すると3年間は資格保持者としてアピールできるので、そこは良いと思いました。合格の特典としては、次回のAWS認定試験受験時の50%OFFの割引や模擬試験が無料になるバウチャーなどがもらえるので、そこも良い点だと思います。
なお、次は「AWS 認定 機械学習 - 専門知識」に挑戦したいと思います。
※ 2020年12月現在の情報に基づいて記載しております。受験の際は必ず公式サイト等で最新の情報をご確認ください。