■概略
オープンソースエンジニア歴30年超の筆者が2023年からIBMiを学びだした学習記録です
IFSをオープンソースエンジニアが慣れ親しんだUNIX環境にするために、yumでパッケージをインストールします
■yumコマンドのインストール(オフライン)
筆者がASCからインストールしたところ安定しなかったのでACSなしでオフラインインストールする方法が下記
参考URL : https://bitbucket.org/ibmi/opensource/src/3e06f584c88b39f1964d2a58aa094a234a8f77d2/docs/yum/
Offline Install Instructions (without ACS)を実行する
1. Download bootstrap.sh and bootstrap.tar.Z to your PC
2. IBMiの/tmpに転送
PC $ scp bootstrap.sh IBMi:/tmp
PC $ scp bootstrap.tar.Z IBMi:/tmp
3. 5250で以下コマンドを実行
> QSH CMD('touch -C 819 /tmp/bootstrap.log; /QOpenSys/usr/bin/ksh
/tmp/bootstrap.sh > /tmp/bootstrap.log 2>&1')
コマンドは終了状況0で正常に終了しました。
■標準パッケージ
◯bash
標準のqshではなくbashが使えると、シェルスクリプトでsystemコマンドを使ってIBMiのコマンドを呼び出せるので便利(後述のサービス・プログラムのコンパイルなど)
yumには標準でbashは入っている
◯grep
IFSにあるソース・ファイルを横断で検索が可能
RPG3のコードをIFSにCPYTOSTMFでコピーしてgrep検索すると横断的なソースコード分析が可能
更にUNIXシェルのパイプでsed(置換)、awk(テキスト加工)を組み合わせるとより高度な分析ができる
■yumパッケージのインストール
IBMiにsshログインし以下コマンド実行する
gitはIFS上のソースコードをgit管理するために必須
vim+tmuxはvimで開発している人ならVSCodeがなくてもsshだけで便利に開発できる
IBMi $ bash
IBMi $ export PATH=/QOpenSys/pkgs/bin:$PATH:$HOME:
IBMi $ yum update
IBMi $ yum install -y git
IBMi $ yum install -y vim
IBMi $ yum install -y tmux
IBMi $ yum install -y lftp
IFSでbashを標準で使う
IBMiにsshすると標準でbashが起動すると普段遣いのUNIX環境として使用できる
*Ubuntu等自分の好きな.bashrcをIFSのホームディレクトリにコピーする
yumやgitは/QOpenSys/pkgs/binにあるのでパスを通しておく
~/.bashrc に下記を追加する
# for vim
export TERM=xterm
# for packages(git)
export PATH=/QOpenSys/pkgs/bin:$PATH:$HOME:
*IFSのホームディレクトリの.profileに以下bashを起動するよう記載する
bash
この2点を実行すればIBMiにsshするとbashになっている