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Google Cloud認定資格を全て取得したので学習方法等をまとめる

Last updated at Posted at 2025-12-22

はじめに

3年連続で弊社のアドベントカレンダーに参加することになりました福島です。
2025年12月21日にGoogle Cloud Certified Professional Security Operations Engineerに合格し、Google Cloud認定資格を全て取得できたので、これから資格取得を目指す人向けに学習方法等をまとめていければと思います。

取得したGoogle Cloud認定資格一覧

取得した資格と取得順は以下の通りです。

# 資格名 取得日
1 Cloud Digital Leader (CDL) 2025年3月29日
2 Associate Cloud Engineer (ACE) 2025年4月19日
3 Professional Cloud Architect (PCA) 2025年5月17日
4 Professional Data Engineer (PDE) 2025年6月7日
5 Professional Cloud Developer (PCD) 2025年6月29日
6 Professional Cloud DevOps Engineer (PCDOE) 2025年7月21日
7 Professional Cloud Security Engineer (PCSE) 2025年8月2日
8 Professional Cloud Network Engineer (PCNE) 2025年8月17日
9 Professional Cloud Database Engineer ※英語試験(PCDBE) 2025年8月30日
10 Professional Machine Learning Engineer (PMLE) 2025年9月27日
11 Generative AI Leader (GAIL) 2025年10月11日
12 Associate Google Workspace Administrator (AGWA) 2025年10月18日
13 Associate Data Practitioner (ADP) 2025年11月1日
14 Professional Security Operations Engineer ※英語試験(PSOE) 2025年12月21日

基礎レベルが2つ、Associateレベルが3つ、Professionalレベルが9つとなり、全て取得するまで大体9ヶ月くらいかかりました。

Google Cloud認定資格取得へのモチベーション

まず弊社がGoogle CloudのパートナーとしてGoogle Cloudに力を入れていくとの方針が示され、それに合わせて大きな勉強会が開催され、エンジニアとして貢献できる一歩に資格取得が挙げられたからです。
当初はProfessionalの資格1つを目標にと言われていましたが、どうせなら全部取ってみようという感じです。
あとは、Google Cloudの全体像を把握して自分のスキルアップに繋げていきたいというところです。
資格取得の勉強だけでは基本的なスキルは上がりませんが、今まで興味のなかった分野へ視野を広げることができたり、周囲からの評価を上げることで新たな案件への参画チャンスが増えるだろう考えがモチベーションになっていました、、、あとは福利厚生のスキルアップ報奨金も:smile:

Google Cloud Partner All Certification Holdersについて

Google Cloud Japanでは「Google Cloud Partner All Certification Holders」というプログラムを実施しています。

指定された期日に対象の資格を取得していることが条件になります。
2025年は応募期間の9月30日までにProfessional Security Operations Engineer以外の有効期限が切れていない資格を取得していることが条件でした。
私は11月1日にその条件を満たしていたので、ちょっと遅かったですね〜残念。
全ての資格を取得した上で、Google Cloud Japanから認められるので、色々と期限に注意してAll Certification Holdersを目指すのも有りです。

私は2026年度のAll Certification Holdersとして選ばれたら嬉しいですね。

資格取得の順番と全体戦略

実際の資格の取得順は上記の表通りになりますが、そこで最初のとっかかりとしてオススメの資格取得順としては、下記の通りとなります。

  1. Cloud Digital Leader
  2. Associate Cloud Engineer
  3. Professional Cloud Architect

この順番にした理由としては、まず「Cloud Digital Leader」でクラウドの基本やGoogle Cloudの全体像を押さえ、「Associate Cloud Engineer」でGoogle Cloudのサービスの基礎を理解し、「Professional Cloud Architect」でProfessionalのレベル感を押さえ、より深く全体のサービスを理解することができるからです。

基本的に次はどの試験を受験しても問題はないと思います。
ただGoogle Cloudの試験観に慣れるまで英語試験は置いておいた方が良いでしょう。
私は英語が苦手なため、できるだけ最後に回しています。
ただ「Associate Google Workspace Administrator」や「Associate Data Practitioner」ように後回しにしているうちに日本語版がリリースされることがあります、、、「Professional Cloud Database Engineer」はリリースから3年くらい経つけど、まだ日本語版がリリースされないので、英語で受けることを覚悟しましょう。

次は下記の2点を受験することをオススメします。

  • Professional Data Engineer
  • Professional Cloud Security Engineer

「Professional Data Engineer」では、大規模なデータ処理の設計、構築、運用について学習することができ、これは他の試験でも応用できるため、このタイミングで取っておきたいです。
今なら「Associate Data Practitioner」を受けてからでも良いです。
同様の理由で、「Professional Cloud Security Engineer」を受験し、安全なシステムを設計・構築・運用について学習しておきましょう。

上記2つの資格の内容は、他の試験のデータ処理とセキュリティ関連の問題と重複したりするため、この段階で取得しておくことをオススメします。

次は下記の試験の受験をオススメします。

  • Professional Cloud Developer
  • Professional Cloud DevOps Engineer
  • Professional Cloud Database Engineer

おそらく「Professional Data Engineer」と「Professional Cloud Security Engineer」を取得した後では、上記3つの試験は割と易しく感じるかと思います。

Professionalレベルの最後に下記の試験を受験しましょう。

  • Professional Cloud Network Engineer
  • Professional Machine Learning Engineer
  • Professional Security Operations Engineer

「Professional Cloud Network Engineer」はオンプレとのネットワーク連携に関する問題が多く、専門用語も出てきて、学習に時間がかかります。ネットワークに関する問題も出てくるので、少し難易度が上がります。
「Professional Machine Learning Engineer」も同様に機械学習の知識が前提となっているため「Generative AI Leader」を事前に受けておいた方が良いかも知れませんが、それでも難しいかと思っています。
「Professional Security Operations Engineer」は英語であることと、新しくリリースされた試験で、まだ情報や学習方法が少ないため、難易度は上がります。

そのため上記の3試験は、Google Cloud試験に慣れた後半に持ってきた方が良いです。

残りの「Associate Google Workspace Administrator」はどのタイミングで受験しても良いですが、Google CloudというよりGoogle Workspace関連も問題で他の試験と毛色が違うので、しっかりと準備しておきましょう。

再現性のある学習方法

これからGoogle Cloudの試験を受けるにあたり、オススメする学習方法は下記の通りとなります。

  • サンプル試験問題を完璧に解けるようにする
  • Udemyの模擬試験を理解して解けるようにする
  • 関連する範囲のGoogle Cloud公式ドキュメントを読む
  • 合格者のG-genさんなどブログを読む

サンプル問題や模擬試験を解いて、理解できずに間違えたりした問題は、説明や公式ドキュメント等で確認していき、弱点をなくしていくという感じです。
コツとかなくて、コツを探すより、コツコツとやっていくのが近道になりそうです。

試験プロバイダーについて

2025年12月23日現在、試験プロバイダーは「Kryterion」という会社になっています。
Professional Security Operations Engineerだけですが、私は「スマホを2台目のカメラ」として横から試験風景を監視するデュアルカメラ方式で試験をしました。
事前に弊社のメンバーから情報を聞いていたので準備ができていましたが、知らなかったらかなり焦っていたでしょう。
ただ、Kryterionは2026年2月22日までで、それ以降はAWS試験と同じPearsonが試験を実施していくようです。おそらく、このデュアルカメラ方式はなくなりそうですが、、、どうなんでしょうかね。
情報を待ちたいと思います。

最後に

Google Cloud認定資格を全て取得し体系的に学習することができましたが、ここがゴールではなく通過点として、引き続きクラウドやネットワーク等の基礎を勉強していきたいと思います。
Google Cloud認定資格を全て取得することは、戦略と継続で誰でも到達できるものだと感じています。
この記事が、これから挑戦する方の参考になれば幸いです。

私自身は、AWS認定資格をAssosiate1つとSpecialty2つで全て取得できますので、一旦、Kubernetes&Google Cloud&AWSの3つ制覇を目指していきたいと思います。

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