(本記事はReact Native Advent Calendar 2020の7日目の記事です)
国内のReact Nativeで作られてるアプリをピックアップしました。
個人的に見聞きした+会社ウェブサイトなどで調査したもので、網羅されている訳ではないのでご了承下さい。
随時更新していきたいので、「これもReact Native製だよ!」とか、情報の誤りがあればコメントいただけると嬉しいです!
※ 以下50音順
アングラーズ
釣果の記録アプリ。
ホーム画面はタイムライン形式になっており、好きな釣りスポットや釣り人(ユーザー)をフォローしておくと釣果情報が随時流れてきます。
アプリ版とWeb版がありますが、釣果の投稿はアプリから行います。
釣果投稿時は魚の写真だけでなく、サイズ、ルアー、タックルなど釣り人が気になりそうな情報を付加できます。
タイムライン、画像投稿などSNSの基本的な機能が備わっており、SNS系のアプリを作る際は参考になりそうです。
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id581133214
air Closet
月額制ファッションレンタルサービス"air Closet"のアプリ。
黎明期からReact Nativeで開発されている印象があります。
アプリのUIもかなりきれいに作られている印象です。(会員登録前までしか見れませんでしたが..)
またReact Native関連の情報発信も積極的にされています。
Qiita技術記事: https://qiita.com/organizations/aircloset
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1127715286
Inkdrop
Markdownノートを様々なデバイスで書いて同期できるアプリです。
iOS/Androidはもちろんmac,windows,linux用のアプリもあります。
シンプルながらも拡張性が高く、世界中のハッカーに支持されています。
またこのアプリが個人で開発されているということにも驚きます。
iOS/Android版はReact Nativeを用いて開発されているとのことです。
https://blog.craftz.dog/react-native-tutorial-making-skeuomorphic-smooth-button-4ee9edf07e7b
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1211583988
ecbo cloak
荷物預かりサービスecbo cloak(エクボクローク)のアプリです。
Android版は「Google Play ベストオブ 2019」にも選ばれています。
https://ecbo.io/cloak-20191206-google_play_2019/
開発面では、Expoのmanaged workflowからejectされたようで、その貴重な実例にもなるかと思います。
残念ながら現在はコロナの影響でサービス停止されているようです。
コロナが収束しサービス再開されることを願っています。
CANARY(カナリー)
不動産物件を探すアプリです。賃貸、売買ともに対応しています。
素早く部屋を探すことがウリのようで、アプリのUI/UXが洗練されている印象です。
Expoのbare workflowで開発されているとのことです。
またjestによるテストも広く取り入れられているようです。
https://www.wantedly.com/projects/488743
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1436484080
キッチハイク
食のイベントに参加したり、こだわりの食をオンラインで取り寄せたりできるアプリです。
React Nativeの黎明期から使用されています。
特に初期はバージョンのアップデートが骨を折る作業でしたが、黎明期からしっかりバージョンに追従しながら運用されており頭が下がります。
React Native関連の情報発信も積極的にされており必見です。
https://tech.kitchhike.com/archive/category/ReactNative
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1254338458
Quipper
世界中で利用されているオンライン学習サービスです。
随分前からReact Nativeで開発されており、情報も多く発信されています。
少し前の記事になりますが、既存のスタディサプリのReact Nativeハイブリッドアプリの記事は、既存のiOS/Androidネイティブアプリに部分的にReact Nativeを導入していったとのことで興味深いです。
https://quipper.hatenablog.com/entry/2018/07/02/080000
スタディサプリのアプリは私も使ったことがありますが、React Nativeがどこで使われているのか気になります。
技術ブログ:
https://quipper.hatenablog.com/archive/category/Engineering-Native-React%20Native
CureApp
医療系のITサービスを展開されているCureAppさんでもReact Nativeを活用されています。
会社の技術スタックをJavaScriptに統一することで、開発効率を上げているとのことです。
エンジニア社風としても技術力が高そうな印象です。
stand.fm
podcastのような音声配信のアプリです。
録音の配信だけでなく、ライブ配信やネット経由でのコラボ配信もできます。
また配信をWebブラウザから聴くこともできますが、このWeb版はReact Native for Webを利用して作られているとのことです。
React Native for Webでここまでの体験が作れることに驚かされます。
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1407609776
SpoLive
スポーツの実況アプリです。主にサッカーやラグビーに対応しています。
Expoのbare workflowで開発されています。
バックエンドは主にFirebaseで作られており、そのFireStoreリアルタイム通信が活かされています。
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1465570606
NAVI TIMEのインバウンド向けアプリ
少し古い記事になりますが、インバウンド向けのアプリで部分的にReact Nativeを活用されているようです。
部分的に導入する方法として参考になります。
Nature Remo
IoT機器であるNature Remoの制御アプリです。
IoTデバイスとの接続もあるため、ネイティブ部分の実装も多いのかなと想像されます。
それでもUI部分をiOS, Android共通で開発できるのは、開発効率の点でメリットがあるのでしょう。
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/nature-remo/id1193531669
バンドルカード
Visaのプリペイドカードアプリ。
2015年からReact Nativeで開発されているようです。
当時としてはかなり攻めた技術選定だったと想定されます。採用決定する過程ではプロトタイプを作ってフィージビリティ調査したようです。
http://ideyuta.com/vandlecard
現在の開発状況もこちらでまとめられています。
https://speakerdeck.com/mururu/react-native-in-kanmu
PIAZZA
地域コミュニティアプリで、自分の住んでいる地域のイベント告知や不用品のお譲りができます。
こちらは少し古い記事ですが2016年頃からReact Nativeを採用されているとのこと。
https://medium.com/@takashiokusawa/reactnative%E3%81%A7%E5%9C%B0%E5%9F%9Fsns%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%92%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E8%A9%B1-c155075fa276
今回のアドベントカレンダー19日目では大幅アップデートの裏話が聞けるようで楽しみです。
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1056951931
BeatFit
フィットネス音声ガイドのアプリです。
ヨガ、筋トレ、ランニングをはじめ多彩なエクササイズが用意されていました。
コロナ禍でなかなかジムにも行けない状況にはピッタリですね。
ローディングゲージがトレッドミルだったり、細かなUIにもこだわりを感じました。
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1113352415
Progate
お馴染みのプログラミング学習サービスです。
そのアプリ版はReact Nativeで開発されているとのことです。
Web版を元々React.jsで作っていた経緯から、技術スタックの親和性からReact Nativeを採用されたとのことです。
https://flxy.jp/article/2415
menu
最近話題のフードデリバリーサービス、menuもReact Nativeで開発されています。
OTAっぽい挙動もありExpoで開発されているのかな?と推察。
フードデリバリー系でいうと、Uber Eatsも同じくReact Native製ということで有名ですね。
一時期、開発向けのエラー画面が露出していたことで界隈では話題になっていました。
https://blog.nkzn.info/entry/2020/01/16/211103
AppStore: https://apps.apple.com/jp/app/id1443466646
楽待
不動産投資の情報サービス「楽待」のアプリです。
Webエンジニア中心のチームでアプリ開発を行うに当たり、React Nativeを採用されたとのことです。
採用決定までは1ヶ月ほどの検証期間を設けたとのこと。
もともとWeb版があり、後からアプリをリリースしたとのことですが、アプリ版を作るに当たりUXなども再検討したようです。
https://www.rakumachi.jp/news/column/237067