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BigQuery GIS Alpha program を試してみた ~ 登録からGeoVizの地図表示まで ~

Last updated at Posted at 2018-09-08

はじめに

 Googleが提供する強力なデータ分析環境であるBigQueryが、空間情報処理(GIS)関数のアルファテストが開始されましたので試してみました。

Betaに移行されました!

2018年9月10日にBeta版に移行されたようです。
BigQueryを利用可能な人は誰でもGIS関数が利用可能です

ドキュメントも公開されました
https://cloud.google.com/bigquery/docs/gis-intro?hl=JA

Alpha版の利用までの流れ(現在は必要ありません!)

  1. Googleのクラウド環境(Google Cloud Platform)に利用登録する
  2. ブログ記事にあるテスト登録リンクを探す

BigQuery GIS and BigQuery Geo Viz are in public alpha now. To request access to both, please fill out this form.

  1. フォームに必要事項を記入する
  2. 登録完了待つ(私は4日かかった)

登録メールが来たら

 「BigQuery GIS Alpha program」というタイトルのメールが、google.comの個人アカウントから送られて来ました。

  • bq-gis-feedback グループに参加しましょう(必要に応じて職場の同僚も)
    • GIS関数とGeoVizのクイックスタートガイドがあるよ
    • 困ったことを調べたり、要望を書き込んだりしましょう
  • BigQuery のGIS関数と GUIツールのGeo Viz の利用登録も完了

動作チェック

実際に空間関数が動くことを試してみましょう。

Geo Vis で地物を表示

1. Geo Vis にアクセス

https://bigquerygeoviz.appspot.com/

2. アカウントの登録

ログオンするGoogleアカウントを選択します。GCPの登録したアカウントを選んでください。

3. SQLの実行

3.1 設定

SQLを実行するには、SQLの記述の他に、クラウド環境の設定が2つ必要です。

  • Project ID
    GCPのプロジェクトを選択します。
    (GCPは1アカウントで複数のプロジェクトに登録可能なため)

  • Prosessing location
    クラウドの場所の選択 ( US・UK・asia-notheast など)
    AWSのリージョンの選択と同じです。

3.2 SQLの作成

 BigQueryのGIS関数で処理可能な型は、GEOGRAPHY型。対応している測地系は世界測地系(WGS84:SRID=4326)です。

tsuzuki_mamoru.sql
SELECT 
 '都筑まもる君' AS point_name 
, st_geogfromtext( 'POINT(139.57899 35.549542)') AS geog;

SQLがかけたら「Run」ボタンを押下します。

4.実行結果の地図表示

 地図に表示したい地物が出力されている列名(カラム名)を指定すると。実行結果が地図表示されます。

 Define columnsをクリックしたあとに、プルダウンメニューから列名を選択してください。例では「geog」がGeometry columnに該当します。

まとめ

 BigQueryのGIS関数の利用申請から、Geo Visを用いた動作検証を行いました。
 はまった箇所としては、どこから登録申請をすればいいのか分からなかったこところです。alphaテストが終了しGeneral Availabilityになれば一切必要無い手続きです。
 あと半年もすれば、数兆行のGISデータを誰もが簡単に取り扱える時代が到来します。

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