Linuxファイルシステムとは
ファイルシステムとは、ハードディスクやUSBメモリ、CD、DVDなどのデータにアクセスするための仕組みです。
Linuxの主なファイルシステム
ext2(second extended filesystem)
初期のLinuxのファイルシステムを拡張したもの。
ext3(third extended filesystem)
Linuxの主流のファイルシステム。
ext4(fourth extended filesystem)
ext3の後継ファイルシステム。
拡張機能を使っていない場合に限り、ext3としてマウント可能。
tmpfs
メモリ上に保存する、一時ファイルのための仕組み。
/tmp配下は、ハードディスクで永続的に保存してあるのではなく、メモリ上に保存されているだけである。
したがって、サーバーの再起動をするとデータは消える。
UnionFS
複数のディレクトリを重ねて、1つのディレクトリとして扱うことができるファイルシステム。
書き込み可能なディレクトリを、読み取り専用のディレクトリに重ねることで、仮想的にディレクトリの内容を変更することも可能。
ISO-9660
ISOで標準化されたCD-ROMのファイルシステム。
Linux以外のOSもCD-ROMを読み込むことが可能。
NFS
UNIXで利用される分散ファイルシステム及びそのプロトコル。
XFS
Linuxで広く用いられているファイルシステムであるext2ファイルシステムの欠点とも言われる巨大なファイルの扱いや障害対策を補うことのできるファイルシステム。
ジャーナリング機能(更新履歴、通信記録等の情報を記録する)を持つファイルシステム。
上記機能を持つことで、ファイルシステムが破損した際に高速に修復可能。
64ビットファイルシステムを採用し、最大1800TB(テラバイト)のディスクスペース、最大900TBのファイルも扱うことができる。