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今、”猫”で上位表示するためにサイト作る上で必要なこと late2019~自分の感想、とっかかり編~

Last updated at Posted at 2019-12-18

「完璧な検索エンジン最適化などといったものは存在しない、完璧な絶望が存在しないようにね」
村上春樹の処女作「風の歌を聞け」の始まりの一節を拝借して始まる。

書き初めに困ったらだいたいこの書き出し方をすれば良いとさえ思っている。
さて2019年も残すところ、わずかになり、世間の喧騒も賑わいと忙しなさにあふれていると思う今日この頃いかがお過ごしでしょうか。

私、プラコレのアドベントカレンダーに参加させていただいている高木と申します。
オッスンさんよりバトンを受け取り本日担当させていただきます!ありがとうございます。
サイト制作とか、検索エンジン周りのことを携わらせていただいた前職場、
現在は、フロントのエンジニアをメインに携わらせていただいております。
検索エンジン周りのことを少々書いていきたいと思います。

2019年、検索エンジン周りは久しく大きな変化を見せずともしっかり変わりつつも根本は変わってないだの言われていた。もちろん最終的には軸は変わらないと思う。

「ユーザーの利便性が何よりも第一」を考えたサイト作り情報提供、これに尽きる。
そして念のためGoogleが見つけやすい様にもしてくれよなってこと。(←これ結論なので、忙しい人はありがとうございます!)

それでも検索エンジン界隈でも、2019年は思ったより、大きな流れが目に見えて起きた年だったと言えるのではないだろうか。
私自身、検索エンジン周りのことから少し遠のいても聞こえてくる。まるでそれは風の歌の様に。

ちょっとオッと思った検索回りの出来事

・大体月に10日ごとに行われる中規模的変動(肌感覚)
・3ヶ月ごとのコアアップデート(肌感覚)
・AMPストーリー
・BERTの導入
・検索結果のスニペットを制御するための新しいrobots metaタグとHTML属性
・リンクに対しても属性の追加

などなど、書き出せばもっとあるのだがmeta関係に属性が追加されたのは非常に珍しいなとおもったのも
記憶にあたらしい。そろそろメインに入ろうか。

今回アドベントカレンダーというイベントに参加をすることをきっかけに、自分は昔運用していた猫のサイトを思い出した。
ご多分に漏れず、コンテンツSEOを意識したいわゆるアフィサイトで、もうすでに2年前に運用を頓挫したものを久しぶりに見たら少し面白いものが見えたので、再度奮起した時、これを猫で上位表示させるにはどうすればいいのかというのを、書いていきたいと思う。

ほぼ2年放置したサイトはどうなった?

恥ずかしさで身が焼ける思いですが、放置している自分のサイトというのはこちらのサイトである。
ねこと暮らす.com
image.png

いかにもいかにもな感じがぷんぷんするのはご愛敬で、頑張ってた期間はわずか
2ヶ月程度だったのではないかなと思います。

基本はよくある話で
まずは100記事目指しましょう!
というコンテンツSEOをもろに影響受けた記事でした。
キーワードの選出も当時としてはシナリオ的に描いていましたが、
記事は基本的に自分で書いていたため、必然的に書きやすい方へ。。。

そして、50記事行くか行かないかで頓挫したサイトがこちら!
結局書きやすい内容、少ない記事数、競合の多いジャンルでは、中途半端なサイトの
流入とはこんなものという感じに見ていただきたい。

image.png

そんなこんなでもここで、注目していただきたいのが、
とはいえ、とはいえ、もちろん1日の平均PVが少ないので、なんとも言えないのはありますが、
2017年〜2018年にかけては、更新していない割には減っているのが見えていても
比較的なだらかな現象の仕方なのですが、2019年の3月でのコアアルゴリズムアップデートから
極端に流入が減り、6月、9月のコアアルゴリズムでもさらに減るというのが目に見えたかなと思います。

ここでは、載せられないのですが、知人から共有してもらった3サイトのデータ。
3サイトの平均PV 30万PV/月 (そのうち2サイト1年〜1年半更新STOP)でも
顕著に下がっているのが見れたので、この辺は2019年のアルゴリズムでわかりやすく見れるようになったのかな思います。
これはもちろんいわゆるE-A-Tと言われる
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
の3つの概念の部分の点でのアルゴリズム評価もあると思いますが、正直データは少ないのですが、更新性、情報の新鮮度的な部分が大きく影響していると自分は感じた。

つまり2年間更新していないサイトは2019年3ヶ月ごとに着実に流入を減らしたということになる。
今では日に0ということもあるくらいだ。

ここからもう一度猫で上位を目指すために

正直『猫』単一での上位表示なんて、目指すのは馬鹿げている。
そもそもキーワードが大きすぎるし、そのキーワードから想像できる
ユーザーが求める内容の振り幅が大きすぎるから、、、。
そんな運用開始1年そこらで取れるキーワードではない。
この考えは、数年前からこの記事を書く際もそう思っていた。

そして自分の昨今の検索周りでの主観(感想)

先にも書いた通り
「人に届ける情報が正しく、わかりやすく満足度の高い情報が提供されていることが全てで
それを、検索エンジンにも見つけやすくするために、調整してあげるってこと」
だと思っている。

この2軸で思っていることをつらつらしていきたい。

サイトコンテンツ編


現在の上位の傾向を知る


名称未設定-1.jpg
検索意図と狙うべきターゲット

狙うべきキーワードがわかっているのであれば、
そのキーワードでどんなサイトが上位表示しているかというのを
調査することで、そこからメインとするターゲット、そしてターゲットが
求めている情報を収集できる

しかしもしそれを行うなら、今の敵を知ること、つまり上位のサイトの傾向をつかむ必要がある。
勘のいい読者なら確認していただいたと思うのだが、実はサイトの中でも同じテーマの内容を2016年に
書いている。

その時の上位結果は下記の通りだ


実際に現在(2016年9月10日現在)の上位1ページ目を見てみると
・wikipedia→猫という動物の事(ノイズ)
・猫の里親募集→ねこ飼いたい・飼い方系
・NAVERまとめ→まとめ系(ノイズ)
・うだまの日記→人気猫のブログ
・All about 猫の選び方 飼い方→ねこ飼いたい・飼い方系(ノイズ)
・猫 カテゴリーブログランキング→人気猫のブログ
・猫カテゴリーTOP Gooブログ→人気猫のブログ
・ニコニコ動画 猫タグ→猫の動画
・猫の動画 ねこわん→猫の動画

そして現在の(2019年12月15日現在)
・wikipedia→猫という動物の事(ノイズ)
・猫の飼い方・しつけ方 | Petio[ペティオ]→ねこ飼いたい・飼い方系
・保護猫一覧 | ペットショップCoo&RIKU→ 里親募集(飼いたい)
・人と動物の会 猫情報→里親募集(飼いたい)
・猫と、暮らす。 | ホームセンター通販→ ねこ飼いたい・飼い方系コンテンツ通販サイト
・イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか → コラム
・猫の通販 園芸ペット専門店 → ねこ飼いたい・飼い方 通販
・猫の鳴き声。種類別の猫の感情としつけなど → ねこ飼いたい・飼い方 ノウハウ
(カルーセルなどの検索結果ニュースは除く)

改めて3年経過した上位サイトを比較してなかなかの驚きを感じた。
1位はwikiなのは変わらないが、今はほとんどが「飼いたい・飼い方」の
内容が上位を占めているのである。(一番はじめに動画コンテンツがカルーセルで紹介してるので
そこで集約されたとも見れるが)

3年前は、人気の猫コンテンツ・動画・可愛い猫を集めたまとめなどが
半数程度を占めていたのに、、、。あまり多くは変化ないと思っていたが、
かなり傾向も変わったというか、ユーザーがテキストの情報として求めるものの
理解の傾向が高まったのかなと思う。

兎にも角にも、自分がはじめにこれを調べた頃よりも、『猫』で上位表示するために
作るべきサイトの傾向はつかめやすく、また作りやすくなったと思う。

正直3年前に、これを題材にしたときは『猫』単一であげることなんて半分冗談で
かなりのコンテンツを網羅する必要があると感じていた。
それが、今回調べた感想としては、
・猫の手に入れ方
・飼い方における知識(ノウハウ)
この2点に集中してコンテンツ作成をし提供を続けることで、
冗談ではなくなっているのではないかなと感じている。

キーワード構想

『猫』のようなビッグキーワードをあげるためには
しっかりとしたキーワード構想が必要となる。

やみくもに猫っぽいキーワードの記事を書き続けてもダメで
neko1.jpg

『猫』に関するカテゴリをしっかりと構想して作っていく。
そのカテゴリごとに特化した内容で情報を提供構築することが大事。
カテゴリを平均的に構築していくよりも、一つのカテゴリに特化することで
専門性、記事と記事の関連性などがついて良い。
その際に記事通しをリンクでつなげてあげることも忘れずに。

一つカテゴリを作り終えたら次のカテゴリを作成。
この積み重ねで、『猫』に関わること(特にユーザーが求める内容)を網羅できた時
単一で上位表示する可能性が見えてくる。

この辺あたりのことを、すごくわかりやす説明にしてくれている。
おおき/SEOコンサルタントさんの動画がよき。
SEOに強いサイト構造の作り方・サイト設計の例
https://www.youtube.com/watch?v=dC2k_f_PHTU

記事の書き方などに関しては、また次の機会に。

サイト構造最適編

さてサイトコンテンツ編でユーザーに対する情報提供ができていれば
最悪どうにでもなるという印象が強い昨今なイメージもあるが、
しっかりやっておくことに越したことはない。

ここでは、つい最近のGoogleさん事情で最近取り上げられたもので
積極的にサイトに施したほうがよいかなというものをピックアップしたいと思う。

SSL化について

これは言われるようになってかなりの時間が経過しているので、
だいぶ対応しているサイトも増えてきたと思うが、ここで気をつけて欲しいのが
混在コンテンツの存在だ。

https:// 対応しているから大丈夫として見逃していないだろうか。
download.jpg
画像引用元:https://nufufu.com/homepage/mixed-content-ssl/

案外やりがちなイージーミスで、結構ほったらかしにしがちだが、今回Googleが司る
chromeブラウザの方で、今後ブロックしていく方向でアナウンスがされたので、いまのうちに
チェックする必要しておいたほうがいいだろう。

詳細はGoogle セキュリティブログを読んでみよう。
No More Mixed Messages About HTTPS
https://security.googleblog.com/2019/10/no-more-mixed-messages-about-https_3.html

スピードについて

speed-report-20191107-2.png
画像引用:https://www.suzukikenichi.com/blog/speed-report-is-now-available-for-everyone-in-search-console/

これも昨今よく言われているスピードについても、今年の中頃からランキングに
影響してきたと言われているのですが、どうなんでしょうw
しかし、サーチコンソールに速度という項目が増えたりしていることから
今後より意識する必要がありそうだ。

まただいたいメディア運用するうえでWordpressを利用しているサイトも
多いと思う、その場合スピード改善をしようとしてもどうしても様々なファイルなどで
苦戦を強いられることが予想される。その場合はReactなどを利用した
Headless化を図るといのも今後一般化してくるような気がする。

Headless CMSとWordPressの囚人
https://qiita.com/teradonburi/items/fd2c34a52c0c4cfd0d22

AMP対応について

download-3.png
画像引用:https://www.seohacks.net/basic/terms/amp/

ニュースサイトなどの印象もあるが、AMPストーリーの発表とともに、
印象的に、どんなサイトでも使っていくことを検討したほうがいいかなと思う。

またユーザーはタップコンテンツが好きというデータも出ているようなので
その辺も意識すると今後は意識すると良いかもしれない。
まぁ実際この辺とかも自分自身理解していく必要があるが。

参考したい記事はこちら
AMP(アンプ・Accelerated Mobile Pages)とは?アンプ化によるSEO効果
https://www.seohacks.net/basic/terms/amp/

まだまだやれることはあるだろうが、最近ピックアップされた中で
対応すべきところで気になったところをあげさせていただいた。

結局は、どうだこうだと長々書いてきたところで、
ここで紹介したことが全てではないではないし、いろんな要素が相まって
検索順位は成り立っている。
もはやSEOという枠だけでなく広告や、SNSを利用したマーケティング要素も
掛け合わせていく必要も重要だと思う。

がなんども書いてきている通り
ユーザーのためにわかりやすいサイト作りとわかりやすい情報の発信を
し続けることが、いつか『猫』単一で、上位表示させるために大切ってこと
そのためにGoogleさんの推奨することにもしっかり対応もしましょうというのが
まずとっかかりの部分の最適化の道になる。

それでも、これからも順位の上下に一喜一憂するんだろう。
「完璧な検索エンジン最適化などといったものは存在しない、完璧な絶望が存在しないようにね」

ありがとうございました。そして最後に

長々とここまで読んでくだっさった皆様ありがとうございます。

さて明日は、プラコレのほとんどのデザインを手掛ける
唯一無二のデザイナー、づか先生の登場です。
是非是非お楽しみに!

プラコレではエンジニア、デザイナーも幅広く募集しています!!
プラコレプラコレWedding以外にもウェディングのメディアDressyfarnyなども運営しています。ぜひ見ていってもらえると嬉しいです!

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