これは嬉しい。こちらのアップデートです。
グループに計算リソースを割り当て (パブリック プレビュー)
新しい 専用 アクセスモード (以前の シングル ユーザー) により、汎用コンピュートをユーザー グループまたは単一のユーザーに割り当てることができます。詳しくは、ユーザー グループにコンピュート リソースを割り当てる を参照してください。
なぜ嬉しいのか
これまでは、Databricks(汎用/ジョブ)クラスターでは以下のアクセスモードが提供されていました。
複数ユーザーでクラスターを共有する場合は共有一択だったのですが、機械学習ランタイムが使えないなど、こちらにあるような制限がありました。なので、Databricksのフル機能を使おうとするとシングルユーザーモードを使うのですが、名前の通り一人のユーザーしか使えないモードなのです。痛し痒しです。
それが、今回導入される新たな 専用(Dedicated) アクセスモードによって、シングルユーザーモードのクラスターの機能を複数ユーザーで活用できるようになります。かつてのシングルユーザーアクセスモードが拡張され、グループも割り当てられるようになって専用アクセスモードになったという流れです。
なお、共有アクセスモードは標準(Standard)アクセスモードに名称変更されています。
マニュアルはこちら(翻訳は修正中なので明日には直っているはずです)。
ウォークスルー
機能の有効化
ワークスペース管理者がメニューのプレビューにアクセスします。
Compute: Dedicated group clustersがありますので、こちらをオンにします。画面をリロードします。
クラスターの作成
クラスター作成画面がシンプルフォームにリニューアルされています。前の画面に戻すには上にあるシンプルなフォームをオフにします。表示される項目自体は変わっていません。個人的には最初に機械学習を選べるようになったのが嬉しいです。結構ありがちなのはMLランタイムを選ぶのを忘れる
でしたので。あと、デフォルトはマルチノードですが、シングルノードをチェックすることで、シングルノードクラスターに切り替えることができます。
基本設定はこんな感じで。
画面を下にスクロールしてAdvancedを展開します。ここでアクセスモードを指定します。デフォルトではコンピュート構成に基づいて自動でアクセスモードが決定されています。今回は専用のままで問題ないので、作成済みのグループDS
を選択します。
これで、グループメンバーがアクセスできて、かつてのシングルユーザークラスターで利用できたフル機能を活用できるようになります!制限事項にご留意の上ご活用ください!