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こちらの新機能です。

AI/BI Genieとは

AI/BI Genie は、ビジネスチームが自然言語でデータと対話するための会話型エクスペリエンスです。Genie は、組織特有のビジネス用語やデータに合わせた生成 AI を活用し、ユーザーからのフィードバックから継続的に学習します。これにより、経験豊富な同僚に質問するのと同じように質問し、企業のデータから直接的で関連性のある正確な回答を取得できます。

要は、Genieでは生成AIを活用することで日本語でデータ分析を行えるようになります。

信頼できるアセットとは

背後では生成AI(LLM)が動いているので、プロンプトが重要です。Ginieに指示(instruction)という形でシステムプロンプトを定義することができますが、これ以外にも以下のようなオプションがあります。

マニュアルの日本語が微妙(後で直しておきます)ですが、以下のような説明となっています。

信頼できるアセット(trusted assets)は、予想されるユーザーからの特定の質問に回答するために作成できるユーザー定義のテーブル関数です。これを活用することで、一般的な質問に答えるためのれしぽとして機能する、検証済みのパラメーター化されたSQL関数を定義できます。ユーザーによって信頼できるアセットが呼び出されるような質問をすると、レスポンスにはその旨が表示され、結果の正確性をさらに保証することができます。

信頼できるアセットとSQLサンプルの違い

この機能を見た時には、自分もこちらの疑問を持ちました。こちらに書いてありますが、自分は以下のように理解しました。

信頼できるアセット SQLサンプル
  • 該当する質問が来た際には定義されたテーブル関数を実行
  • 頻繁に繰り返される質問に対して実行されることで、レスポンスの信頼性を向上
  • Genieに文脈を与えるために指定(このような質問の際にはこのようなSQLを生成してね)
  • 必ずしも指定されたSQLが実行されるわけではない

ウォークスルー

こちらでも使った日本のCOVID-19感染者数のデータでGenieスペースを作ります。

Instructionsにアクセスすると、一番下にTrusted Assetsが追加されています。
Screenshot 2024-07-08 at 14.54.48.png

よくある質問として都道府県の数は?と聞かれることを想定します。そのまま聞いてもSQLを実行してはくれるのですが、自明な質問なのでここで使ってみます。

関数を作成します。

CREATE
OR REPLACE FUNCTION takaakiyayoi_catalog.japan_covid_analysis.total_prefectures (
) RETURNS TABLE
COMMENT '都道府県の数に関する質問に対応
 質問例: "日本の都道府県の数は?", "都道府県は何個"'
RETURN
  SELECT 47 AS total_prefectures;

もっと複雑な関数もかけますが、今回は初めてということで。
Screenshot 2024-07-08 at 14.57.33.png

この関数を信頼できるアセットとして登録します。
Screenshot 2024-07-08 at 14.57.59.png
Screenshot 2024-07-08 at 14.58.07.png

以下のような質問をします。

都道府県の数は?

期待した通り関数が呼び出されます。
Screenshot 2024-07-08 at 14.59.13.png

ご活用ください!

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