グループを用いることで、複数のユーザーをまとめて管理することが可能となり、グループ単位でアクセス権限を付与することができるようになります。
注意
ワークスペースを作成した時点で、以下の2つのグループがデフォルトで作成されています
-
users
: ワークスペースのすべてのユーザー、サービスプリンシパルが自動で追加されます。全ユーザーに対してアクセスを許可する場合などに使用します。 -
admins
: ワークスペース管理者は自動でこのグループに追加されます。このグループにユーザーを追加すると、追加されたユーザーはワークスペース管理者になります。
グループを作成する
- ワークスペース管理者としてDatabricksワークスペースにログインします。
- サイドメニューから設定 > 管理コンソールを選択します。
-
Groupsタブをクリックします。
-
+ グループを作成ボタンをクリックします。
- ここではグループ名を
A Team
とします。Createをクリックします。
- これでグループが作成されました。
グループにユーザーを追加する
上のステップを踏むことで、グループTeam A
の画面が表示されます。
- + ユーザー、グループまたはService Principalを追加をクリックします。
- ユーザー、グループの選択ダイアログが表示されます。
- ドロップダウンリスト右端の下向き矢印をクリックします。追加したいユーザー、グループを選択します。複数選択する場合には選択を繰り返します。
- 確定をクリックします。
- これでグループにユーザーが登録されました。
グループに資格情報を割り当てる
グループの全ユーザーに特定の資格を割り当てる、あるいは剥奪したい場合には、Entitlementsタブを表示し、資格情報のオンオフを行います。
グループにアクセス権を設定する
ここでは、クラスターのアクセス権をグループに割り当てます。
- あるユーザーはこの時点ではアクセスできるクラスターはありません。
- このユーザーが属しているグループ
A Team
に対してクラスターのアクセス権限を付与します。
- 管理者ユーザーとしてワークスペースにログインし、サイドメニューのクラスターにアクセスします。
- グループのアクセスを許可したいクラスターを選択します。ここでは
共用クラスター
を選択します。 - 右上のその他 > 権限を選択します。
- アクセス権設定ダイアログが表示されます。
-
NAMEを展開し、グループの下にある
A Team
を選択します。PERMISSION*を展開し、付与したい権限を選択します。ここでは再起動が可能
を選択し、+追加**をクリックします。
-
Saveをクリックします。
これでグループに対して権限が設定されました。
グループのメンバーでクラスター一覧にアクセスすると、権限が付与されたクラスターが表示されます。
再起動が可能
権限が付与されているので、クラスターを起動することもできます。
上の例では、グループには1人のメンバーしかいませんでしたが、たとえばこれを部署のグループとして管理することで部署全体のメンバーのアクセス権を一括で管理できるようになりますので、管理の負荷が削減できます。
参考資料