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ParquetやIcebergからDelta Lakeへのインクリメンタルなクローン

Last updated at Posted at 2022-11-24

Incrementally clone Parquet and Iceberg tables to Delta Lake | Databricks on AWS [2022/10/5時点]の翻訳です。

本書は抄訳であり内容の正確性を保証するものではありません。正確な内容に関しては原文を参照ください。

ParquetやIcebergのデータソースからのデータを、マネージドあるいは外部Deltaテーブルにインクリメンタルに変換するためにDatabricksのクローン機能を活用することができます。

ParquetやIcebergに対するDatabricksのクローンは、DeltaテーブルのクローンDelta Lakeへのテーブル変換の機能を組み合わせます。本書では、この機能のユースケースと制限、そしてサンプルを説明します。

プレビュー
本機能はパブリックプレビューです。

注意
この機能はDatabricksランタイム11.3以降が必要です。

ParquetやIcebergデータのインクリメンタルな取り込みのためにいつクローンを使うべきか

Databricksでは、レイクハウスにデータを取り込むための数多くのオプションを提供しています。以下のシチュエーションにおいてParquetやIcebergを取り込む際にクローンを使用することをお勧めします。

注意
ソーステーブルという用語は、クローンされるテーブルとデータファイルを指し、ターゲットテーブルはオペレーションによって作成、更新されるDeltaテーブルを指します。

  • ParquetやIcebergからDelta Lakeへのマイグレーションを実施しているが、ソーステーブルを使い続ける必要がある。
  • 追加、更新、削除がなされるプロダクションソーステーブルとターゲットテーブル間の取り込みのみ動機を維持する必要がある。
  • レポーティング、機械学習、バッチETLにおけるソースデータのACID準拠のスナップショットを作成したいと考えている。

クローンの構文はどのようなものか?

ParquetやIcebergに対するクローンは、Deltaテーブルのクローンに使うものと同じ基本構文を使用し、シャロークローンとディープクローンをサポートしています。詳細に関してはクローンのタイプをご覧ください。

多くのワークロードにおいてインクリメンタルなクローンを用いることをお勧めします。ParquetやIcebergに対するクローンではSQL構文を使用します。

注意
ParquetやIcebergに対するクローンでは、Deltaのクローンや変換とは異なる要件、保証となります。ParquetやIcebergテーブルのクローンの要件と制限をご覧ください。

ファイルパスを用いてParquetやIcebergのディープクローンを作成するには以下の構文を使います。

SQL
CREATE OR REPLACE TABLE <target_table_name> CLONE parquet.`/path/to/data`;

CREATE OR REPLACE TABLE <target_table_name> CLONE iceberg.`/path/to/data`;

ファイルパスを用いてParquetやIcebergのシャロークローンを作成するには以下の構文を使います。

SQL
CREATE OR REPLACE TABLE <target_table_name> SHALLOW CLONE parquet.`/path/to/data`;

CREATE OR REPLACE TABLE <target_table_name> SHALLOW CLONE iceberg.`/path/to/data`;

また、以下のサンプルのように、メタストアに登録されたParquetテーブルのディープクローンやシャロークローンを作成することもできます。

SQL
CREATE OR REPLACE TABLE <target_table_name> CLONE <source_table_name>;

CREATE OR REPLACE TABLE <target_table_name> SHALLOW CLONE <source_table_name>;

ParquetやIcebergテーブルのクローンの要件と制限

ディープクローンにしてもシャロークローンにしても、クローンが実行された後にターゲットテーブルに適用された変更は、ソーステーブルに同期されません。クローンによるインクリメンタルな同期は一方向であり、ソーステーブルに対する変更は自動でターゲットのDeltaテーブルに適用されます。

ParquetやIcebergテーブルに対するクローンを使用する際には、以下の制限も適用されます。

  • このオペレーションでは、ファイルレベルの統計情報は収集しません。このため、ターゲットテーブルではDelta Lakeのデータスキッピングのメリットを享受することができません。
  • クローンする前に、パーティションを持つParquetテーブルをHiveメタストアのようなカタログに登録し、ソーステーブルと同じテーブル名を使用しなくてはなりません。パーティションを持つParquetテーブルに対してパスベースのクローン構文を使用することはできません。
  • パーティション進化をおこなったIcebergテーブルをクローンすることはできません。
  • Icebergテーブルにはパスのみを用いてアクセスすることができます。テーブル名はサポートされていません。
  • Unity Catalogではシャロークローンをサポートしていません。

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