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Databricksのシークレットのスコープ

Last updated at Posted at 2021-05-05

Databricksにおけるシークレットの管理のコンテンツです。

Secret scopes | Databricks on AWS [2021/4/12時点]の翻訳です。

シークレットの管理はスコープの作成からスタートします。シークレットのスコープは、名前で識別されるシークレットのコレクションです。一つのワークスペースにおいては、最大100のシークレットスコープを定義できます。

概要

Databricks管理のシークレットスコープは、Databricksで管理される暗号化されたデータベースに格納されます。シークレットスコープの名前は、

  • ワークスペースで一意である必要があります。
  • アルファベット、数字、ダッシュ(-)、アンダースコア、ピリオドから構成され、128文字以内である必要があります。

スコープ名には機密情報を含めるべきではなく、ワークスペースのユーザーに理解できるものである必要があります。

Databricks管理のシークレットスコープは、Databricks CLI(バージョン0.7.1以降)あるいは、Secrets APIで作成することができます。

スコープのアクセス権

スコープはACLによって管理されるアクセス権を伴って作成されます。デフォルトでは、スコープを作成したユーザー(作成者)に対して、作成者がシークレットの読み取り、スコープへのシークレットの書き込み、スコープのACLの変更ができるように、MANAGE権限が付与されます。Premium planを契約しているのであれば、スコープに対してより詳細なアクセス権を設定できます。詳細は、Secret access controlを参照ください。

スコープを作成した際に、明示的に全てのユーザーにMANAGE権限を設定することも可能です。実際のところ、Premium planを契約していないのであれば、全てのユーザーにMANAGE権限を与えるべきです。

Databricks管理のシークレットスコープの作成

シークレット名は大文字小文字を区別しません。

Databricks CLIでスコープを作成するには以下を実行します。

databricks secrets create-scope --scope <scope-name>

デフォルトでは、スコープ作成者にMANAGE権限が付与されます。Premium planを契約していないのであれば、スコープ作成時に"users"(全てのユーザー)にMANAGE権限を与えるべきです。

databricks secrets create-scope --scope <scope-name> --initial-manage-principal users

Secret APIのPut secret操作でも、Databricks管理のシークレットスコープを作成することができます。

Premium planを契約しているのであれば、あとでアクセス権を変更することが可能です。詳細は、Secret access controlを参照ください。

シークレットのスコープを作成すれば、シークレットを追加できるようになります。

シークレットスコープの一覧

CLIを用いて既存のスコープの一覧を表示するには、以下を実行します。

databricks secrets list-scopes

Secret APIのList secrets操作でも一覧を取得できます。

シークレットスコープの削除

シークレットのスコープを削除すると、スコープに適用されているすべてのシークレットとACLも削除されます。

databricks secrets delete-scope --scope <scope-name>

Secret APIのDelete secret scope操作でも削除することが可能です。

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